ショピン結成から早7年。今年はこれまで以上に濃度の濃い1年になりそう!

野々歩

野々歩(ののほ)

東京都出身。幼少期から音楽家である父親の影響を受け、現在は音楽ユニット「ショピン」のメンバーとして、また他ユニット「ノノホとコーセイ」「チリンとドロン」、「ロバート・バーロー」としても活動中。音楽活動の他にもモノ作りを行う創作ユニットを組むなど活動の幅は多岐に渡る。2014年2月からNHK『みんなのうた』にてショピンの新曲「ビーフストロガノフ」が放送決定。


【LINK】

nononootoshimono

ショピン公式サイト

チリンとドロン

ノノホとコーセイ


【WORK】
野々歩

ショピン「猫のいる音楽」
2014年3月12日発売

今回お話を伺ってきたのは、つくりびと初の音楽家(!!)、ショピンの野々歩さん。昨年発売した「箱庭がつくる ほっこり雑貨手帖」への出演をキッカケに今回のインタビューが実現しました!今回インタビューを行ったのは野々歩さんのお父様がリーダーを務めるロバの音楽座の活動拠点、ロバハウス。ショピンとして以外にも様々なユニットやソロでの活動を行う彼女の”創作の原点”に迫りました。

箱庭(以下:h):まずは自己紹介をお願いします!

野々歩(以下:野):現在はショピンをはじめ、ノノホとコーセイ、チリンとドロン、ロバート・バーローの他に、ヤンカノイ、斎藤紘良とミラージュ楽団のサポートメンバーとしても活動しています。その中でメンバーが被っていたりもするんですけど、それぞれのコンセプトでそれぞれ独立して活動しています。その中でも「ショピン」は結成して早7年が経ちました。

h:ショピンは元々どんな形で結成されたんですか?

野:ショピンのリーダーで作詞作曲を手掛けるタカハシペチカさんの楽曲を聴いて、「この人の作る曲を歌ってみたい」と思ったのがキッカケです。当時はお互い別のユニットで活動していたんですが、ふとしたことから一緒にライブをやることになって。そしたら「今度一緒にライブやってみようか!」という話になって。そこへ田中馨が「僕も入れて!」って。そこから数年後もう1人メンバーが増えてどんどん活動の幅も広がっていきました。2月に新しいアルバムをリリースするんですが、今回は今まで以上にすごく内容の濃い1枚に仕上がりました。何よりサポートメンバーがすごく豪華で...とにかく早くみんなに聴いてほしいっていう気持ちでいっぱい!ショピンとして今年はさらに濃度の濃い1年になりそうで、今からワクワクしています。

h:それは楽しみですね!野々歩さんはショピン以外にも色んなユニットを掛け持っていますけど...
その切替えはどう行っているんですか?

野:一時期はユニットによって自分自身も色を変えなきゃと思っていた時期もあったんですが、今はお客さんの層や、コンセプトによって自然と出て来る自分でやってます。

h:なるほど。ちなみに「チリンとドロン」、「ノノホとコーセイ」は共にお子さんに向けた音楽を制作していますよね。具体的にはどういう活動を?

野:主に幼稚園や保育園や公民館やカフェなど色んなところでライブをやっています。共に”子ども”に向けた音楽という点では似ているように見えますが、楽曲やコンセプトが少し異なります。ノノホとコーセイは言葉が理解できる年齢のお子さんに、聴いてもらいたい歌や口ずさんでほしい歌を届けるユニット、一方でチリンとドロンは赤ちゃんとお母さんとお父さんに向けた音楽を制作しています。元々は、なかなかコンサートに行けないお母さんたちに、楽しくリラックスした空間を提供したいと思い、結成したユニットなんです。そしてもちろん赤ちゃんにも心地いい音、ふれあい遊びなんかも取り入れたコンサートをしています。

野々歩

h:野々歩さんは元々子ども好きなんですか?

野:好きというよりは、気付いたら一緒に遊んでいて気付けば友達になっていることが多くて。子どもたちからあまり”大人”として見られていないのかも。「野々歩、今日うち遊びにくるっしょ?」みたいな感じで同じ目線で言われたりします(笑)。でも、それはそれでいい。大人然としないほうが子どもたちと心地いい距離が作れるんです。大人ぶって世話を焼いたりすると逆に面倒くさそうな顔をしたりしますから(笑)。

h:確かに、「この人は自分たちと違う」って思うと子どもはちょっと壁を感じてしまいますもんね。同じ目線なら心も開きやすい。

野:子どもとの距離の取り方は、音楽活動にも影響しているかもしれません。私の父親は「ロバの音楽座」という合奏団で、35年近く子供たちに向けた音楽活動をしているんですね。でもこのロバの音楽座の音楽は、子ども向けなんですけど、決して子どもに媚びない。いわゆる”子ども向けの音楽”って子どもたちを飽きさせないようなワーってテンションが上がるものを想像しがちですけど、あえてそういう音楽をやらない。子どもは落ち着きがなくてじっとしていられないっていうのは大人の想像で、しっとりした音楽でもちゃんと子どもたちはちゃんと静かに聴いてくれるんですよ。

野々歩

h:確かにロバの音楽座のコンサートを観ている子どもたちは、じっと静かに聴き入っていますよね。

野:そうなんです。父親のそういう姿勢を見ていたら、私はまだまだ修行の身だなと感じさせられますね。同じ音楽に携わる身として、父親から学ぶべきところはたくさんあります。

h:お父さんの「ここがスゴい!」というところは他にもありますか?

野:はい。一番スゴいと思うのは、365日24時間ずっと音楽のことを考えているところ。ONとOFFが全然ないんです。コンサートが終わって家に帰ってきても作曲したり楽器を作ったり...本当にずーっと音楽にどっぷり浸かってる。私の場合は家に帰ったらぼーっとしたり、割とONとOFFを分けるタイプなんですけどね。

野々歩

h:スゴいお父さんですね!同じ音楽家同士、意見がぶつかることはないんでしょうか?

ありますよ。私も父親も似た部分ですごく頑固なんです。だから意見がぶつかっても、全然譲り合わない。もちろん相手の意見に同意できれば譲ることもあるし、どちらかが折れることもありますけど...とはいえ父親はめったに折れてくれませんけどね(笑)。でも、その頑固という部分も良く言うと「確固としたイメージがある」というか。父親の頭の中にはいつも明確な答えが存在しているんだろうなと思います。そこも父親の尊敬する部分のひとつですね。

つづく