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小屋って、たのしさでできてる。

こんにちは、ミユです。
みなさんは、どんなおうちに住んでいますか?
「あんなおうちに住みたいな〜」と、想像を膨らませるのって楽しいものですよね。
私はモッコウバラやライラックが咲き乱れつつもちょっと野性味のある庭の中に、
平屋の小さな家がちょこんとあるのが理想!
そんな平屋派の私に飛び込んで来た気になるイベント情報が・・・。
それが「小屋フェス」です。

しかも会場は長野県茅野市。以前住んでいたことがあるため、その緑あふれる気持ちの良いロケーションは想像がつきます。

暑い東京を抜け出して、霧ヶ峰から吹く風(エアコンではなく、本物の霧ヶ峰高原ですよ笑)を全身で受け止めたい!と思い、一路信州へ。小屋フェスに行って来たのでレポートします。

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会場となるのは、長野県茅野市にある尖石遺跡に隣接する緑の草原。

茅野市は「縄文のビーナス」という国宝の土偶(歴史の教科書で見たことある方もいるかも。)の発掘地でもあり、尖石遺跡の史跡公園には、縄文集落の復元住居があり竪穴式住居を見ることができます。

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そういえば茅野市には、「高過庵」や「空飛ぶ泥舟」といった藤森照信氏設計の茶室が自然に溶け込む形で建設されています。そうやって考えてみると茅野市には、尖石遺跡の竪穴式住居といい、小屋がたくさんあふれているんですよね。小屋フェスの開催は偶然ではないかも!

また、茅野市は八ヶ岳の麓にある街ですが、八ヶ岳山麓には蓼科や山梨県側の小淵沢など、別荘が多くある土地でもあります。そういった面でも、小屋が受け入れられやすい土壌があるのかもしれません。

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会場に入るとまず目に飛び込んできたのは、この光景!

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地元で間伐した生木を番線で結ぶ方法をベースに、古トタンや木材をつかって小屋を一棟建てるライブ小屋ビルディングというワークショップが行われていて、先週まっさらだったという広場は、いくつもの小屋やハンモックをつり下げる櫓でいっぱいに。

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この日は信州といえども暑かったので、日陰を求めてみなさんあちこちに建てられた小屋で休憩していました。ワークショップで小屋作りを経験したら、また作ってみたくなっちゃいますね!

会場をさらに進むと、建築家・工務店・クリエイターによる様々な小屋が並ぶスペースが。150803miyu_04こちらは1ユニット=6畳を最小単位として、縦や横に自由に組み合わせることで手軽に自分だけの空間を作れる「AzitO」。室内にはキッチン、トイレ、シャワールームがあり、ロフトで寝られるようになっていました。

150803miyu_08畳にこだわった小屋「じゃぱみのこや」は、風通しがよさそう。

150803miyu_22こちらの小屋は、トラックに乗せてどこへでも運搬可能な「KIBAKO」の限定デザインモデル。

森の中へ、海辺へ、ライフスタイルに合わせ移動できる上、ロフトをつけたり、2棟つなげたりカスタマイズできるんだそう!夢のような、わくわくした気分にしてくれる小屋ですね。

150803miyu_111階はリビングと、大きく開いた窓に面した広いウッドデッキがあり、
はしごを上った2階は、寝室になっていました。

150803miyu_07家族の最小単位は夫婦。子どもが生まれて、成長し、また夫婦ふたりの生活に戻る。「DRESSLODGE 壊せるハナレ」は、住まいや家族は変わるものという前提に立って、そういった変化に合わせて住まいを付け足したり壊したり、変えて行くことができる小屋。大きな家を受け継いで行く、という意識が薄くなってきている今の感覚にフィットしているのかもしれません。

150803miyu_09多拠点居住/モバイルハウス/スモールハウスを通じ暮らし方を変えるプロジェクト「YADOKARI」が発表したスモールハウス「INSPIRATION」150803miyu_10ミニキッチンに、トイレ、シャワースペース。都内での一人暮らしって、このくらいの大きさですよね。

150803miyu_18今回のイベント開催の経緯を、スタッフの方に伺いました。
(ちなみにこの可愛いTシャツは、小屋フェスオリジナル。会場でも販売されていました。)

小屋フェスを主催しているSuMiKaのテーマは「好きに暮らそう」。
最近は、シェアハウスや中古物件のリノベーションといった選択肢は増えているし、
2拠点居住やモバイルハウスなど、新しい住み方や家に対する考え方も出て来てはいるものの、
暮らしの中で重要な「住まい」について考える時、多くの人がどうしても現実的になってしまいがち。

小屋というのは、いろんなものを取っ払って究極にシンプルにした箱。
背伸びせず自分が心地いい暮らしを選びたいと考える人が増えて来た今だから、
小屋というミニマムな選択肢を見ることで、「できる範囲のことなんだ」と、
住宅について考えるきっかけになればと、今回のイベントを企画したのだそう。

確かに色々な選択肢があることを知ることは、住まいを考える上でいいヒントになりそうですね!
広い森の中に小屋があつまったシェアハウスやシェア別荘があったら楽しそう〜、なんて話で盛り上がりました。

会場内には小屋での生活がさらに豊かになりそうなナチュラルな雑貨や、おいしいもののお店も並んでいました。

中でも私が気になったのは、こちら。150803miyu_23QUPOのアウトドアグッズ一式を入れられる木箱です。とってもかっこいい!
大自然の中、これでごはんを作ったりコーヒーを淹れて飲んだらわくわくした気分になれそうですね。

カラフルなひもでハンモックを編むワークショップもありました(里山ハンモック150803miyu_20150803miyu_21小物用、子供用、大人用の3種類から選べて、色もとてもかわいいんです。
大人がブランコのように座ることができるハンモックが、自分でハンドメイドできるとは驚きです。150803miyu_12小屋とハンモックって相性抜群ですよね!
(小屋フェススタッフの方に撮影ご協力いただいちゃいました。ありがとうございます!)

ごはんやさんもたくさんありました。150803miyu_13旅する八百屋 青果ミコト屋のパッタイ。

150803miyu_14cafeたね (たねのこや)のイチゴジュースも飲みました!

150803miyu_15150803miyu_16アーティストの奏でる音楽が流れ、会場内どこにいても音を楽しむことができます。

150803miyu_19近くの小川では、足を水につけて涼んでいる人たちが。気持ち良さそう〜!

なんだか、とってもゆる〜くてリラックスした雰囲気。
木陰でワインを飲んでいる人、風船で遊ぶこども、広大な草原を走り回る犬、ハンモックでゆらゆら揺られている人。小屋の説明を熱心に聞いているひとも、新しい住まいの価値感を得て顔がぴかぴか輝いていて。会場全体がピースフルな空気に包まれていました。

大自然に似合う小屋は、こんな場所で見てイメージを膨らませると、夢もふくらんじゃいますね。
現実的になって妥協したり元々の理想から離れていってしまいまいがちな住まいだけど、
色々な選択肢が増えて来た今だから、作られた箱に生活を合わせるんじゃなくて、
ひとりひとりの生活にあった箱を作ったり選べるようになっていったらいいなあなんて思いました。

◆参照サイト:小屋フェス

◆箱庭キュレーター

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ミユ |LIFE- MIYUKI SHIMIZU

フォトグラファー/箱庭キュレーター
箱庭のガッコウ3期生。長野県と東京を中心に写真撮ってます。生活を感じる旅、暮らしのあれこれ、健やかな食&住が興味の対象。