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コンパスと、宝の地図を持って小さな冒険の旅へ。

こんにちは、沖縄からMOSAICKAFEです。
少し時間がたってしまいましたが、シルバーウィークは
「イチハナリアートプロジェクト+3」をフルコンプリートするべく、
3日間も島しょ地域へ通うというヘビーな日々を送っていました。

前回の記事でも紹介しましたが「イチハナリアートプロジェクト+3」とは、
沖縄本島東部から橋で繋がる平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島の
4つの離島をまるっと使った一大アートイベント。

古民家や空き地、廃校や公民館など1箇所に1アーティストの作品が展示されていて、
出発地の伊計小中学校でもらった地図を頼りに島を散策します。

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島しょ地域の一番奥にある伊計島にはこの小さな橋を渡っていきます。
午前中は比較的空いていましたが、お昼を過ぎると駐車エリアへと続く道は大渋滞!

この島にシルバーウィーク期間中は1日3000人以上もの来場者があったというのだから驚きです。

初めから1日では周りきれないだろうなと思っていましたが、
スタート地点の伊計小中学校で同時開催されていた手しごと直売所の充実っぷりに
まんまと足止めを喰らって、張り子のひーじゃー(ヤギ)をお買い上げ。

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ついでに津堅にんじんのクグロフとシークヮーサーのアイスティーも買い食い。
飲食スペースも用意されていましたが、満席のため立ち食いでした(笑)。

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小さく見えますが、けっこうずっしりと重量感があります。
生地にもアイシングにもにんじんが練りこまれているようで、
ふんわりにんじんの香り。
これ以外に黒糖クグロフも買いましたがどちらも美味しかったです。

各島に、駐車場が用意されているので車を置いて歩いて出発します。
作品はほぼ伊計島に集中しているため第三駐車場までありましたが、
私たちは第三駐車場の最後の3台くらいに辛うじて停められました。

スタンプラリーも相まって、全作品を制覇してきましたが
全ては紹介できないので特に印象に残った作品をご紹介します。

まずは伊計島から。このイベントの中心地で展示作品も一番たくさんありました。

アーティストFile04 三輪恭子さん

表から見ると「???トイレットペーパー?CD?」
なんだかよくわかりませんね。

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でも家の中に入って良いようなので、用意されていた座布団に座ってみると、、、

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!!!!!別世界!!!!!

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トイカメラみたいですね。
逆さまに映し出される風景にしばし見入ってしまいました。

アーティストFile06 KENG-SHINGさん「伊計レコーヂング研究所」

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敷地内に足を踏み入れると、突如始まる無機質な声の案内にビクッ!
どこにセンサーが!?

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音声案内に導かれてこの小窓から家の中を覗くと・・・

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薄暗い部屋の中に、私(後頭部)がいました。
音と、映像と、古さと新しさがごちゃまぜになった不思議な世界を
長いこと夢中で見てしまい、ふと振り返ると後ろに長蛇の列・・・!

待たせてしまった方々、ごめんなさい!!

次は宮城島。
長い長い階段を登った先の古民家には、このイベントの象徴ともなっている
子豚のオブジェがいっぱい!

この子豚さんは2013年の作品です。
昨年までに制作された作品は「IAC(イチハナリアートコレクション)」として展示されていました。
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家の中には囲炉裏があり、仏壇だったであろう場所にはアジアンなオブジェ。
お風呂は五右衛門風呂。
アート作品だけでなく、お家や屋根の上のシーサーをみているだけでも楽しめます。

そして宮城島でもうひとつ気に入ったのが日時計。

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この時、時刻は午後4時。鳥のくちばしがきっちり指していました。

あまりに気持ちよさそうに寝ているもんだから、便乗して私もごろん。
芝生に寝転ぶなんて何年ぶりだろう、すごく気持ちがよかったです。

そして浜比嘉島へ。

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スタート地点の駐車場にはPokke104さんのオブジェがありました。
よく見ると蝶々が立体的!!

1箇所目の公民館にいたおじさんに「御嶽のガジュマルを見ておいで」と言われ、
教えてもらった通りに行ってみると大きなガジュマルが複雑に絡み合いながら思いきり枝を広げていました。

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どこからどこまでが1本のガジュマルなのか、わかりません。
この奥は御嶽(うたき)と呼ばれる拝所なので、拝みの邪魔にならないよう静かに散策。
凄まじい数の蚊に一斉攻撃をされるので、長袖と虫よけスプレー必須です。

さて、コースに戻ります。

アーティストFile24 石垣克子さん「黄色い人々」

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家の周りをぐるっと、黄色い人が囲んでいました。

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ここには甘えん坊の猫もいました。
顔を見るなりまっすぐに駆け寄ってきて、頭を少し撫でると
「なでてー、もっとなでてー」とお腹をだしてすりすりクネクネ。
首輪をしているので、飼猫のようです。
きっと人間からは優しくしかされたことがないんだろうな〜と
ひとしきり撫でてバイバイ。

そしてこのアートプロジェクトの展示作品で私が一番気に入ったのが、
浜比嘉島の浜地域一帯をフルに使った宝さがしでした。

アーティストFile22 市原幹也さん「LOG BOOK」

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A 今日あるけろ明日ないもの
B 10年後もあってほしいもの
C 自分の思い出とつながったもの

8人の案内人がそれぞれに見つけた「A、B、C3つの宝」をさがすべく、手描きのイラストと、
方角のみが書かれた宝の地図を1枚選び、コンパスを借りて15分少々で完結できる小さな冒険に出ます。

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私は絵のインパクトからこれを選びました。

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コンパスの使い方に戸惑いつつ
指示された方角に進んでいくと、なんとも急な坂。
ふー。ふー。ふー。

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わぁ!!
坂を登りきったところでこんな風景が広がっていました。

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「下り坂のすべりどめは、おばあさんの家の前の坂と同じ。
その頃ぼくは小さくて、この丸にすぐ手が届いた」

そんなコメントに、田舎の祖母の家を思い出しちょっとノスタルジックな気持ちに。

今の私はこの丸には手が届きません。
だって一度しゃがんだら、もう立ち上がれないから(ぜえぜえ)。

そう言いながらも、2日に分けてあと3ルートチャレンジしました(笑)。

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海!

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古い朽ちた家。
Aの赤ピンクのスポーツカーもちゃんとありましたよ!

古民家も、漁船の灯りも、道端の古びた看板も。何もかもが美しくて珍しくて目が奪われます。

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だけど、島には島の暮らしがあります。
騒ぎすぎたり、展示のない家の敷地に勝手に入ったり、所定の場所以外の駐車は禁止。
節度を守って見学します。

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塀にはサングァーと呼ばれる魔除けのお守りがいっぱい置かれていました。
島の習慣が垣間見られるのも、このプロジェクトのいいところ。

このイベントは、ルートマップ通りに歩くと
「もしや運動不足の県民を歩かせるのが真の目的なんじゃ・・・」
と疑ってしまうくらい、急な階段やら坂道が多くてなかなかヘビーでした(笑)。
毎日暑いし汗だく。

でも、だからこそたっぷり汗をかいてへとへとで食べるかき氷は絶品でした。

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宮城島のかき氷専門店にて。
ふわふわミルクのかき氷に、別添えでついてくるほろ苦キャラメルソースをとろーり。
ああ、思い出しただけでたまらない。またすぐにでも食べたい。

こんな素敵な3日間でした。

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アーティストの皆様、うるま市観光物産協会の皆様、スタッフの皆様お疲れ様でした。
今から来年の開催が楽しみです。

イチハナリアートプロジェクト+3

フェイスブックページ
主  催:うるま市観光物産協会
開催場所:伊計島、宮城島、浜比嘉島、平安座島
開催期間:2015年9月12日〜27日(開催終了)

◆箱庭キュレーター
haconiwa-makino.jpg 牧野裕子| MOSAICKAFE
沖縄在住のカメライター。
ときどき編集、ときどきデザインもします。
最近バイクを購入して、暇を見つけてひとりツーリングに出かけています。
誰か一緒に走ってください。