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民芸好き必見!手しごとで彩られた、レトロな松本に触れる旅へ

こんにちは、ミユです!
松本案内、お楽しみいただけているでしょうか?
「雑貨編」、そして「おいしいもの編」と続いた松本案内も、今回で3回目!
旅先で、その土地の文化や風土に根ざした手仕事に出会うと、旅がより深いものになりますよね。
そこで今回は、松本の街のそこかしこに存在する「民芸」を取り上げたいと思います。

では早速、Book+Coffeeの栞日さんに教えてもらった松本の民芸スポットを巡りましょう〜!

松本民芸館

松本で民芸に触れるならまずここへ。
工芸店を営んでいた丸山太郎氏が、柳宗悦氏の民芸運動に共鳴して創館した民芸館です。
151001miyu_12門をくぐり、林の中の石畳を進むと建物が見えてきます。
151001miyu_01松本・中町の代名詞でもあるなまこ壁の蔵作りの建物ですが、この民芸館の建物もなまこ壁。
建物の一部は松本の老舗お菓子屋さん「開運堂」の土蔵を移築したものなんだそう。
土蔵は180年以上前のものとのことですから、歴史を感じますね〜。
151001miyu_02151001miyu_03ノッティングという手法で作られた椅子敷きが、素朴でとってもかわいい!
151001miyu_04丸山氏の言葉である「美しいものが美しい」。
誰かがそう言ったからだとか、ブランドだからとかそういうことに関係なく、美しいと思えるものが美しいんだということ。心に刻みたい、とても大切な姿勢ですよね。
151001miyu_07蒐集品は松本近郊の民芸品だけでなく、全国そして海外のものまで展示されています。
151001miyu_06宮城のこけしがちょこん。
151001miyu_10倉敷のガラスは、ころんとした形がユニークで色合いもきれい。
151001miyu_09丸山氏の著書「時にふれて」は、蒐集品38点を描き、自身が感じ取った美しさを文章で綴った豆本。
小さなものにも愛情を注ぎ、大切にしていたのが伝わります。
味のある筆のタッチが素敵!
151001miyu_05きりっとしていて格好いいしめ縄や、昔の看板も。
151001miyu_11昔の看板は凝っていて見応えがあり、長時間眺めてしまいました。
展示品は定期的に入れ替えがあるので、何度行っても新しい発見があります。
151001miyu_08151001miyu_13雑木林の庭に面しているので、館内にいても気持ちのいい風がそよそよ通り抜けます。

「2階西側の展示室から眺める北アルプスの山並みも見事。」と栞日さん。
確かに、椅子やベンチに座って外を眺めている方がいました。
ぶどう園や木々の葉っぱを見ながら、じっくりのんびり過ごすのもいいですね。
151001miyu_30一度途絶えてしまった「松本みすず細工」を再生しようというプロジェクトから生まれた竹細工(写真左)も、こちらで購入することが出来ますよ。

    松本民芸館

    住所:長野県松本市里山辺1313-1
    (JR松本駅前バスターミナルから美ヶ原温泉線「松本民芸館」下車徒歩3分)
    TEL:0263-33-1569
    営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
    休館日:毎週月曜日(休日の場合はその翌日) 12/29~1/3 
    入場料:300円(中学生以下・庭園のみ見学は無料)
    WEB:http://www.city.matsumoto.nagano.jp/sisetu/marugotohaku/mingeikan/profile.html

ちきりや工芸店

松本民芸館を創設した丸山太郎氏が営んでいた工芸店がこちら。
器・ガラス・かごなど、日常使いにちょうどいい民芸品の数々が並んでいます。

私にとって民芸と触れ合ったのは、このお店が初めてだったかもしれません。
今でこそ全国の窯元や工房を訪れて購入することが増えていますが、
ここで購入した品々は未だ愛着が薄れることなく、使う度嬉しい気持ちにしてくれます。
151001miyu_15「陶器とガラスの物量は圧巻。」と栞日さんが言う通り品数豊富なので、
所狭しと並べられた品々をじっくり見ていると、あっという間に長時間経ってしまいます。。
151001miyu_16窓に面した色とりどりのガラスの器たちが、光を受けてきらめきます。
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ちきりや工芸店

住所:長野県松本市中央3-4-18
TEL:0263-33-2522
営業時間:10:00~18:00 水曜定休

松本ホテル花月

明治時代に創業された、松本を代表するホテル。
栞日さん:
「館内全体が松本民芸家具で統一されていて、少しずつ趣の異なる客室も格式高いロビーも、どこを切り取っても絵になります。」
151001miyu_18松本民芸家具とは、欧米の家具のデザインを手本として、高度な和家具の技術を持つ松本の職人が作った洋家具のこと。和室にも洋室にも合う、レトロで温かみのある雰囲気が魅力です。
151001miyu_20こちらは併設の喫茶室。
宿泊客でなくても利用できるので、モーニングやコーヒーを飲みにどうぞ。
151001miyu_19ヨーロッパを舞台にした絵本の世界のようですね。

松本民芸家具はショールームで見ることが出来るほか、次にご紹介するデリーをはじめ、松本市内の様々なお店で使用されているので注目してみてくださいね。

カレーの店 デリー

黒い蔵の外観が目を引くこちらのお店は、老舗のカレー屋さん。
151001miyu_21栞日さん:
「創業以来変わらず守り続けている絶品カレーの味を堪能しながら、染色工芸家・三代澤本寿氏の作品を鑑賞できます。」
151001miyu_22店内のインテリアは素朴で温かみがあります。
151001miyu_23至る所に飾られているのが、三代澤本寿氏の作品です。
芹沢銈介氏や柳宗悦氏と交流があった三代澤本寿氏は、草木染料を用いた型染めの作品を多く残しています。
151001miyu_24「アザミ」は発色の良いアザミの色合いと、左右対称の図形のようなシンプルさが素敵!
151001miyu_25こちらはお店がある中町の蔵が立ち並ぶ様子を描いたもの。
ユーモラスで楽しげな作品ですね。

北アルプスを描いた手ぬぐいもとても可愛いので、お店でチェックしてみてくださいね。

    カレーの店 デリー

    住所:長野県松本市中央2-4-13
    TEL:0263-35-2408
    営業時間:11:00~15:00(売り切れ次第終了)水曜定休
    ※現在お休み中。
    11月以降再開予定とのことですので、詳しくはお店にお問い合わせください。

クラフトの街とも呼ばれる松本。
「松本 × クラフト」といえば、毎年5月に行われるクラフトフェアが有名ですが、
実は秋にもクラフトにまつわるイベントが開催されるんです。
それが今週末に開催されるクラフトピクニックです!

クラフトピクニック

クラフトフェアが、作家さんと話をしながら購入できるマーケットなのに対して、
こちらはクラフトマンの実演を見たり、ワークショップに参加することができます。
内容は、布・陶磁・木工・ガラス・革・和紙などから食品までと様々。
実際に手を動かして作ると、そのものがどうやって作られているのか垣間みることができるし、
なにより愛着がわきますよね!

    第14回 クラフトピクニック

    日時:2015年10月17日(土)・18日(日)
    10:00~16:00 雨天決行
    場所:松本 あがたの森公園 芝生の広場にて
    WEB:http://matsumoto-crafts.sakura.ne.jp/cfp/

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今回も題字とイラストでコラボしていただいたのは、山鳩舎さん。
毎回写真に合わせてレイアウトを変えてくださってるんです。
今回のも素敵ですよね!

下地になった写真、今回は松本城公園で撮影しました。
右奥に見える赤い色は、松本城のチャームポイントである赤い橋「埋橋」です。
松本城公園はベンチに座ると、松本城をお堀越しに眺められるのでおすすめですよ。

すっかり朝晩の冷え込みが激しくなった松本。
あたたかい服装で遊びに行ってくださいね〜!

◆案内役:栞日
◆バナー制作(題字&イラスト):山鳩舎

◆関連記事:
「Welcome to Matsumoto! -松本案内 雑貨編-」
「Welcome to Matsumoto! -松本案内 おいしいもの編-」

◆箱庭キュレーター
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ミユ |LIFE- MIYUKI SHIMIZU
フォトグラファー/箱庭キュレーター
箱庭のガッコウ3期生。長野県と東京を中心に写真撮ってます。生活を感じる旅、暮らしのあれこれ、健やかな食&住が興味の対象。