eatwell

フードスタイリストとフォトグラファーがはじめた沖縄での働き方

こんにちは!8月も終わり秋の風が吹きだした沖縄からMOSAICKAFEです。
朝晩のちょっと冷たい空気が心地よく、いっぱいお出かけしたくなります。

私が今回ご紹介するeatwellのお二人を知ったきっかけは、
勝連城跡の売店でたまたま購入したこちらのイロイロクッキーでした。

イロイロクッキー

卵、乳製品、白砂糖不使用のイロイロクッキー。
素朴な味わいながら、かわいくて5つ違う味で5つちゃんと美味しい。
なんだか妙に心惹かれて、パッケージの裏に書かれた住所をたどっていってみたら
外観も内観もピンク色のステキな外人住宅カフェ『オハナ食堂』がありました。

オハナ食堂
オハナ食堂

このカフェを営むのは、フードスタイリストの吉岡久美子さんとフォトグラファーの山崎均さん。
eatwellというユニットで食関係の撮影を中心に活動しています。

eatwell

恋人同士のふたりは、東京を拠点に活動していましたが吉岡さんの
「南の島でカフェをやりたい」という希望により移住が決定。
そしてインターネットで見つけた外観も内装もピンクの
外人住宅に一目惚れして即決!引っ越し!開店!

「うるま市?どこ?ってレベルだったんですが、
都内でのお引越しの感覚で沖縄に移住しちゃいました(笑)」

と言う吉岡さん。
ほんわかした雰囲気のおふたりからは想像できないスピードです。

カメラ

驚くことに、おふたりとも東京でのお仕事も続けていて、
食に関わるスタイリングや撮影のお仕事を手がけています。
フリーランスだからこその身軽さですね。

土・日・月の週3回だけ営業するカフェ?

箱庭(以下、箱):沖縄移住して、フードスタイリストやフォトグラファーなどそれぞれのお仕事もしつつ、土曜から月曜の週3日だけカフェを開けてという働き方は、なんだかゆったりしたイメージで沖縄で暮らしてみたいと思う人にとってかなり羨ましいシチュエーションだと思うのですが、実際はいかがですか?

オハナ食堂(以下、オ):いやいや大変ですよ。今では沖縄県内の仕事が割合的に多くなっていますが、移住当初は単に住むところを沖縄に移しただけだったので、仕事が入る度に東京に帰る生活でしたから行ったり来たり慌ただしくて。初めの4年間は週5日営業日としていたのですが、定休日に撮影を入れると休めないし、撮影の仕事が入る度に閉めていたらせっかく来てくれたお客さんに申し訳ないしで、今年の5月から思い切って営業日を週3回にしました。撮影は定休日に入れるようにして、撮影が入らなくても沖縄県内のデザイン事務所や広告代理店への営業活動を積極的にしているので、結局あまり休む暇はないですね(笑)。

フードスタイリストの仕事

箱:フードスタイリストとはどんなことをするんでしょうか?
また東京での仕事と、沖縄での仕事の違いはありますか?

オ:東京では雑誌の仕事が主で料理研究家の先生のページのスタイリングや撮影用の料理の調理などが多いですが、沖縄では広告のお仕事が主ですね。地域の特産品とか、ブライダルギフトとか。特産品に関しては、素材を渡されて季節ごとの美味しい食べ方(レシピ)を考案することもあります。東京では私たち2人はバラバラで活動していましたが(沖縄)県内の仕事は、私がスタイリングして彼が撮ることが多いです。キッチンスタジオもあるので、さくさくすすめられます。

eatwell

eatwell

箱:沖縄ならではの苦労はありますか?

オ:撮影に使う器や果物は東京だったら撮影用食器のレンタルショップがあったり「ここに行けば手に入る」というお店があるのですが、沖縄では必ずここなら手に入るというお店がないので材料集めに苦労します。今はインターネットで何でも手には入りますが、やはり時間がかかりますし実物を見ないと分からないですからね。あと、沖縄には東京みたいな総合出版社が無いんですよね。印刷会社に出版の部門があってローカル誌を発行しているというスタイルに驚きました。

カラバラごはん

箱:カラバラごはん、少しずつ色々食べられてとても美味しかったです。
オハナ食堂のメニューへのこだわりを教えてください。

オ:ありがとうございます。カラバラごはんは沖縄野菜や果物の色合いを活かした「カラフル」で「バランス」のとれたプレートごはんです。バランスと言っても栄養バランスにこだわっているというより、どちらかと言うと色合いとか盛り方や味わいのバランスを心がけています。ただ、沖縄の夏は日差しが強すぎて色合いの綺麗な葉野菜などが採れなくなるのが悩みどころです。調味料も身体に良いから、というより美味しいからちゃんと作られたものを使っています。お塩は浜比嘉島のもの、食材も県内のものを中心に使っています。

ピンクドラゴンスカッシュ
(ドラゴンフルーツを発酵させた酵素ジュースを炭酸水で割ったピンクドラゴンスカッシュ。天然の色とは思えない鮮やかさ)

箱:沖縄ぐらしの楽しみをお教えてください。

オ:地元の人達が利用する直売所に行くのが楽しいですね。販売しているもので地域性を感じられるし何より新鮮でおいしいんです。私は実家が奈良で農家をしているので、いつも当たり前に美味しいお米や旬の野菜が食卓にあったので美味しいものが大好きなんです。

箱:今後の展開はどのように考えていますか?

オ:先の事は特に・・・(笑)。でもこのまま食に関わる仕事を続けていけたらと思います。今日もこのあと夜の便で東京なんですよ。撮影は明後日で仕込みが間に合わないので、こっちから持っていくものもあって大変ですが頑張ってきます。

大学で栄養学を学び、食育アドバイザーや野菜ソムリエの資格も持つ吉岡さん。
フードコーディネートを手がけた人気グルメ漫画「花のズボラ飯」のレシピ本が12万部の大ヒットするなど
食に関わるいろいろなシーンで活躍しています。

私も沖縄移住組ですが、こんな移住の仕方もあるのかと感心してしまいました。
住む場所を限定しない働き方、やっぱり羨ましい!

    オハナ食堂

    住  所:沖縄県うるま市石川曙1-2-17
    電  話:098-989-5197
    営業時間:11:30〜20:00(L.O)
    おやすみ:火〜金曜日(臨時休業有り)
    H  P:http://carabara.com/
    eatwell:http://eatwell.jp/