キットと印刷物

切ったり破ったり、もっと自由に活版印刷を楽しめる印刷キットが登場!

こんにちは、そのかです。 先週末、活版印刷でカードを作るワークショップに参加してきました。
インクの香りや紙の手触り、機械の音まで、普段慣れ親しんでいる印刷とはまた違った独特の魅力を感じることができとても楽しかったです!色々と作りたくなってしまいました。
今日はそんな活版印刷や活字にまつわる新しいキット「Paper Parade Print Kit」をご紹介したいと思います。

Paper Parade Print Kit

紙で出来た文字「紙活字®」

みなさん、活字と聞いて思い浮かべるのは木や金属でできたものではないでしょうか?
今回ご紹介するキットで使われる文字は、「紙活字®」と言いその名の通り活字全てが紙で出来ています。

紙活字
一文字ずつ文字を拾って、組んで...という活版印刷の魅力はそのままに、素材が紙なので破ったり傷をつけることでオリジナルのテクスチャを付けたりと、新しい楽しみ方が可能になりました。また、活字そのものはレーザーカッターという機械で切り出されているので、従来の活字と違い大量生産が可能に。受け継がれてきた文化と現代の技術とが出会って生まれた、まさに活字の革命! 
今回のキットはそんな「紙活字®」を誰でも気軽に楽しめる内容になっています。

それでは早速、使ってみましょう!

紙でできた文字で印刷...!?実際に体験しながらキットの使用方法と今までの活字との違いをみてみましょう。

STEP:1 印刷したい言葉を考えて、活字を並べる

紙活字
活字はこのように、厚紙の土台の上に文字が貼られた状態になっています。紙といってもとても丈夫な紙なので、簡単に折れ曲がったりすることはありません。

レーザー切断中
文字はこんな風にレーザーカッターで一文字ずつ切り出されています。使用する紙もオリジナル。レーザーカッターの加工に最適になるよう1枚ずつ紙を張り合わせて作られているんだそう。

STEP:2 インクを付けて、印刷機にセット

紙活字レイアウト
バランスを見ながら文字の間隔やレイアウトを調整。ローラーを使って一文字ずつインクを付けたら、印刷機と呼ばれる台の上に配置します。

STEP:3 印刷機に紙を挟んでプレス!

印刷機プレス

STEP:4 印刷機を開けて、完成です!

印刷後
じゃーん!こんな風に、紙に印刷がされています。印刷機を開けて、紙を剥がしてみるとしっかりと文字が印刷されていました。初めてでもとっても簡単に、綺麗に印刷ができてびっくり!綺麗に並べてみたり、わざとばらばらにしてみたり。色々な組み方を試してみるのが楽しい。

STEP:5 文字にテクスチャを付けて楽しむ

道具たち
次は、色々な道具を使って活字の表面に傷を付けてみました。鉛筆や針などを使えば絵を描くこともできます。

テクスチャの付いた文字
このように、同じ文字でも全く違う印象になりますね!印刷してみるまでどんな仕上がりになるのかわからないので、毎回出来上がりを見るのが楽しみです。 こんな風に気軽に活字を扱えるのも「紙活字®」ならではの魅力ですね。

届いたらすぐに印刷ができる、こだわりが詰まったキット

Paper Parade Print Kit
今回発売される「Paper Parade Print Kit」には、印刷機(5色から選べます)、インキ(黒)、ローラー、インキ台、洗い油、活字10文字(自由に選べます)が含まれています。印刷に必要なものがキットに全て入っているので、届いたその日からすぐに楽しめるキットになっています。

印刷機カラーバリエーション
優しい色合いがかわいい印刷機はWOODWORKという家具屋さんとの共同開発で作られています。木の風合いが優しく、手になじむだけでなく家の中に置いても違和感なく溶け込みそうです。カラーバリエーションは5色から選べるのも嬉しい。

インク
また、インクもこのキットの為に開発されたオリジナルというこだわりが。通常、活版印刷のインクは複数枚印刷する間にインクが乾いてしまわないよう、粘度の高いものになっています。しかしそれでは印刷後数日乾かしておく必要があるため、今回のキットでは印材舎さんと一緒に粘度を少し低くしたものを開発されたそうです。そのため、キットで印刷したものは次の日には封筒に入れて送ることができます。素敵な印刷ができたら、すぐに送りたくなっちゃうのでこの気配りは嬉しいですね。

印刷を楽しみながら、文字に親しむ

紙活字Mint印刷
「Paper Parade Print Kit」は手でひとつずつ文字を並べて印刷を行います。同じ言葉を印刷するにしても、文字の並べ方やわずかな間隔の違いによって見え方に大きな変化が出ます。色んな並べ方をしながら、文字の特徴や気持ちの良い間隔に気付けるのが楽しい。ついもくもくと印刷してしまいます。

書体
使われている書体は「紙活字®」の開発者である和田由里子さんによるオリジナル書体「papertypes sans」。シンプルで、初めての人でも組みやすい文字になっているそうです。現在のキットでは大文字のみの取り扱いとなっていますが、今後は小文字やコンデンス体なども順次追加予定とのこと。

「紙活字®」の楽しみ方は色々

ワークショップ風景
今回はキットのご紹介でしたが、購入前にもう少し「紙活字®」について知りたい!、という人はまずはワークショップに参加してみるのもおすすめです。 また、和田さんは「紙活字®」を使って様々な作品も製作しているのでぜひそちらもご覧下さい。 ワークショップ情報、作品は公式サイトやinstagramからご覧頂けます。

紙活字カードケース

このキットでは印刷を楽しみながら、活版印刷や文字そのものについても学ぶことができます。
金属活字や木活字とはまた違う「紙活字®」ならではの楽しみ方を体験してみてはいかがでしょうか?
いつか教科書に、金属活字や木活字と同じように「紙活字®」が掲載される日が来るかも!?

印刷が好きな方にはもちろん、文字好きの方にもぜひおすすめしたいアイテムです。

(写真提供:FabCafe tokyo / Paper Parade Printing)

    ◆Paper Parade Print Kit
    価格:20,000円
    紙活字®キット内容:印刷機(5色から選べます)、インキ(黒)、ローラー、インキ台、洗い油、活字10文字自由選択(活字は144pt程度の大きさ)

    MAKUAKE URL:https://www.makuake.com/project/paperparadeprinting
    ※現在購入はこちらのクラウドファンディングキャンペーンからのみとなっております。