Bruno Munari
こんにちは、箱庭編集部 moです。
この冬のお出かけにオススメしたい展示が先月末からはじまりました!大人も子どもも幅広い年代が楽しめる展示ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ブルーノ・ムナーリの造形思考が詰まった約300点の展示

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今回ご紹介するのは、11月17日(土)から世田谷美術館で開催中の「ブルーノ・ムナーリ ― 役に立たない機械をつくった男」展です。

イタリアの画家にして、デザイナー、さらには絵本を多数制作し、子どものための造形教育にも力を注いだ、ブルーノ・ムナーリ。その作品は、どんなジャンルのものであってもシンプルな考え方から作られており、世代を問わず親しめるものとなっています。本展覧会では、そんなムナーリの活動を、約300点の作品を通じて楽しむことができます。

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会場に入ると、まず広がるのは本展のタイトルにもなっている「役に立たない機械」という作品。モビール状の作品で、“絵画を空間に解き放った”と評されるように平面と立体の境界を行き来するムナーリの表現が楽しめます。立体作品の隣には、制作のための素描やスケッチも並んでいるのでぜひ併せて見てみてください。

初期から晩年まで。今まであまり見ることのできなかったブルーノ・ムナーリの作品を楽しめる

これまで日本で開催されたブルーノ・ムナーリの展覧会は、子ども向けワークショップを含めた、子供のための作品を集めたものが多かったそうですが、本展では初期から晩年まで今まであまり見ることのできなかったムナーリの作品が、ていねいに振り返られています。
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例えばこちら。第二次世界大戦直前に手がけていた雑誌の表紙デザインや、

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1948年にミラノで結成された「具体芸術運動」での代表作である「陰と陽」など、様々なジャンル・媒体の作品がずらりと並びます。今までムナーリの展覧会に行ったことのある方でも新鮮な気持ちで楽しめますよ!これまでに見ることのなかったムナーリの作品をぜひじっくり時間をかけて見てみてくださいね。

子どものための作品群も一挙公開

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“ブルーノ・ムナーリといえば”、といった一般的に印象づけられている、子ども向けの本に関する作品も多く展示されています。
色彩と感触だけで物語を想像する「読めない本」や、「きいろずきんちゃん」など、ムナーリが長い時間をかけて制作してきた子どもの造形教育のための作品たち。原画や実際の絵本を見ながら楽しむことができる貴重な機会です。

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1965年に初めて日本でムナーリの個展が開催された時に展示されたペーパークラフトの彫刻シリーズ「旅行のための彫刻」や、表意文字である漢字に興味を持って作られた「木々」など、日本に関連する作品も楽しむことができます。
このほか、ライトボックスを使った体験できる作品や、実際に使って遊べる遊具のコーナーもあるので、訪れた際はぜひ試してみてくださいね。

いかがでしたか?わたしも数年前に別のブルーノ・ムナーリ展に行ったことがありましたが、その時とはまたガラッと異なる展示内容で様々なジャンルの作品を見ることができておもしろかったです!
アイデアとユーモアに溢れたムナーリの作品を見れば、インスピレーションや刺激を得られるはず。きっと子どもも大人も楽しめる展示だと思いました。
本展は2019年1月27日(日)までの開催となっていますので、冬のお出かけに、ぜひ足を運んでみてくださいね〜!

    ブルーノ・ムナーリ ― 役に立たない機械をつくった男

    会場:世田谷美術館
    会期:2018年11月17日(土)~2019年1月27日(日)
    開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
    休館日:毎週月曜日、12月29日(土)―1月3日(木)
    ※ただし2018年12月24日(月・振替休日)、2019年1月14日(月・祝)は開館、翌2018年12月25日(火)、2019年1月15日(火)は休館。
    URL: https://www.setagayaartmuseum.or.jp/