CREATOR クリエイティブなヒト
クリエイターインタビュー|『ものことスクラップ』河野さん 後編
インテリアのこだわり、休日の過ごし方、人生設計など…ライフスタイルについてのインタビュー
昨日に引き続き、『ものことスクラップ』というBlogとInstagramで発信をしている河野さんにお話を伺います。
家にあるモノは、すべて活躍させたい!
箱庭(以下、箱):Instagramで見ていた時から、ずっと思っていたんですが、おうち素敵ですよね。インテリアのこだわりってどんなところですか?
河野さん(以下、河):よく言われることは、持ちモノが少ないってことかな。普段持ち歩くモノも少ないし、家の中の収納だって結構余っていて…。きっとモノをあまり持たないほうが性に合ってるんです。気持ちが楽っていうのはありますね。だから、できるだけモノを増やさないように、買いものはすごく吟味して、本当に気に入ったモノだけを買うようにしています。この前もダイニングテーブルを見るために、車ではるばる岐阜まで行ったり(笑)。家具みたいな大きいモノだけではなく、小さいモノでも、買うときはすごく考えます。間に合わせでは買わないようにしていますね。案外モノがなくてもなんとかなるじゃないですか!はさみも家に1つ、ペンも2本とか。(笑)
箱:ペンが家に2本しかないのはすごい!!
河:家にあるモノ全て活躍させたい!みたいな(笑)。でも、昔からそうだったわけじゃなくて、だんだんそうなっていったんです。やっぱり雑貨が好きだったから、いろいろ買って、それで失敗したりして。処分しなきゃいけない時に、心が痛むんですよね。好きなテイストって年齢と共に変わったりするじゃないですか?前はほっこりガーリーが好きだった時代もあったけど、シンプルなものの方が飽きずに永く使えるってことにある時気がついて、いま買うものはやっぱりシンプルなものが多いかな。
※写真左:河野さん、写真右:箱庭 森
箱:分かりますね~。やっぱり30代になると、だんだんシンプルに行きつきますよね(笑)。
河:そうなんです。これから立ち上げるWEBショップでお買い物してくれるお客さまにも、じっくり選んでもらって、永く使ってほしいなと思っています。
箱:モノを作った人も、売ってくれる人がそう想いながら売ってるって知ると嬉しいですね。河野さんのおうちのモノ、みんな幸せそうですもんね!
河:そうかな(笑)。本当はシンプルなだけじゃなくて、一見雑多なのにカッコよくまとまってるインテリアも素敵だなと思ったりするんですよ。イメージですけど、パリのおうちみたいな雰囲気!
箱:そうなんですか!?このシンプルな感じ、素敵ですけど!
河:ありがとうございます!私はズボラな方なので、掃除しやすくしたいんです。片付けや掃除が億劫にならないように、あんまり飾ったりしないんです。ほこりまみれになる雑貨達をみて、せつない気持ちになっちゃうので。だからといって、あまりにもモノが何もないのも淋しいから、植物で楽しんでいますね。使えるモノだったらいいですけど、飾るだけのモノって、いまは少し勇気がいるな~と。
休日ゴロゴロ出来るように購入した、座面の大きなソファもお気に入り
箱:インテリア以外でも、日々の生活の中で、気を付けていることとかありますか?
河:疲れやすい体質だし、仕事も体が資本だから、健康には気を遣っていますね。大したことはやってないけど、小さい習慣は取り入れるようにしていて。冷え取り靴下とか、毎朝白湯を飲んで、ストレッチを朝晩5分くらいやったりとか。
箱:さすがです!素敵女子です!休日は、どんな風に過ごしているんですか?
河:休日は家のことをしている時間が多いかも!本当は平日もきちんと家事をやりたいんだけど、あれやんなきゃっていうストレスになるから、平日はあんまり出来ないし、やれない。それでも、一応平日も朝の15分は、家事の時間を確保するようにはしているんですけどね。毎朝白湯を沸かしている15分の間に出来る家事をばーっとやって、時間がきたらハイ終了!って感じ。ゲーム感覚ですよ(笑)。平日はそれくらいしかする余裕がないので、休日の午前中は掃除・洗濯をがっつりしてから、午後は友達とお茶したり、家で撮りためたドラマとかみて、ソファでゴロゴロしてます。ゴロゴロできるように、座面の大きなソファにしたくらいですから(笑)。
箱:私もゴロゴロしてるから、なんか安心しました。
仕事とプライベートは切り離せない。でも今はそれでいい。
箱:仕事とプライベートの切り替えとかって、うまく出来ますか?
河:あまり切り離せていませんね。忙しい時は、土日も仕事したりしています。クラシコムにいた時は、平日もほぼきっかり18時までだったけど、今は遅くまで仕事をしていることも多いですね。仕事とプライベートをやっぱり切り離せない。仕事が溜まっているとソワソワしちゃうから、いっそのこと仕事をした方が気持ちがラクなんです。それはあんまりよくないなと思いながらも、仕事が楽しいし、それでいいのかなとも思います。少なくとも今は!
箱:人生の転換期っていうと、やはりクラシコムに入ったことなんですかね?
河:そうですね。クラシコムの経営者の二人と出会えたことが、今の自分をつくってくれたと思うし、一番影響を与えた人だと思います。二人の人柄かな~。その出会いが私にとって人生の転換期と言えるでしょうね。それに、クラシコムに入ってからは、人生の中で「仕事」のプライオリティがぐんと上がりましたね。それまでは、すごくフワフワしてた(笑)。
箱:それだけ影響を与えた人が人生の中でいるって凄い素敵なことだと思います!これからの人生はどうしていきたいとか考えていたりします?
河:実はそれほど考えていないんです!かっちりと考えたところでその通りに行かないし、いろいろあるし、いろいろあったし人生!(笑)だから私の場合、人生設計するというより、「いま」したいこと、感じてることを大切にするようにしています。自分の直感を信じて、まずエイっと勇気を出して飛び込んでみる。そのあとはタイミングとか巡り合わせとか、ある程度、流れに身を任せてみてもいいんじゃないかなと思ってるんです。だって、どんな選択をしたって、それで失敗したって、死ぬわけじゃないし、どうやったって生きていけるじゃないですか!そういう面では、きっとものすごくポジティブなんでしょうね。そうやってした決断は、よく周りに驚かれます(笑)。これからも「考えるよりまず行動!」でやっていきたいですね。
こうあるべきと決めずに、肩の力を抜いて、巡りあうタイミングを大切に過ごしているという河野さんの素敵なお話でした。
みなさんも、初夏のWEBショップを楽しみにしていてくださいね~。
河野さん、ありがとうございました!
『ものことスクラップ』河野恵美(こうの めぐみ)さん
暮らしの中で出合った「もの」や「こと」にまつわるあれこれを、スクラップするようにゆるりと綴る『ものことスクラップ』をBlogとInstagramで発信中。
前職では、WEBショップ『北欧、暮らしの道具店』(運営:株式会社クラシコム)でバイヤー安田としてインテリア雑貨のバイイングを担当。
現在は、フリーランスの雑貨バイヤーとして活動中。2016年初夏にはWEBショップを立ち上げ予定。
Web site:http://monocoto-scrap.com/
Instagram:https://www.instagram.com/monocoto_scrap/
Twitter:https://twitter.com/monocoto_scrap
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