ガラス作家 池谷三奈美
アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信している箱庭編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT?」のコーナー。

今回は、編集部のシオリが気になった、ガラス作家・池谷三奈美さんをご紹介します。

池谷三奈美さんの作品

ガラス作家 池谷三奈美

ガラス作家 池谷三奈美

ガラス作家 池谷三奈美

ガラス作家 池谷三奈美

ガラス作家 池谷三奈美

    ある時、Instagramを何気なく見ていたときに池谷さんのガラス作品を発見し、「これは好みだ!」とその後もアカウントを密かにチェックしていたんです。

    シンプルだけど可愛らしさがあるデザインに、ちょっとレトロさを感じる色味も素敵で。お皿や箸置きなどの食器類のほか、アクセサリーも作られているんですが、どれも日常に取り入れたら心が躍りそうなものばかりなんです。
    私は、特に「れんげ」や「マドラー」にグッときてしまい、GETするべく昨年、西荻窪・FALLで開催された展示に足を運んだのですが、人気のあまり訪れた時にはもう品切れしており手に取ることができず。今年は機会があったら、購入したいなと思っているところです。

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    ちなみに、その時の展示では絶妙な色が素敵なお皿を購入して、日々愛用しています。(編集部:シオリ)

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●プロフィール
池谷三奈美 / ガラス作家
東京都出身、武蔵美でガラスを学び、今は自宅のアトリエで制作しています。

●どんな活動・作品づくりされていますか?
ガラスの器や、アクセサリーなどを作っています。
キルンワークという、電気炉を使ってガラスを熱して加工する技法で制作していて、石膏で作った型に、カットした板ガラスをのせて昇温し、ガラスを型に沿わせて曲げるんです。
吹きガラスとは全く異なる技法です。

作品は、主に展示会で販売しています。また、一部作品を、様々な作家ものを取り扱うオンラインショップ、IBE (https://www.ibetokyo.com/) にて販売しています。

●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。
日常的に使ってもらいたいなと思って作っているので、強くはっきりしたこだわりは敢えてあまり持たないようにしていますが、
例えば、あのケーキに合う器を作りたいなとか、ガラスでこういうものがほしいとか。。
あとは古いものが好きで、骨董市で見た食器などで気に入ったデザインを参考にしたりします。

自分がほしいと思うものをそのまま形にしていることが多いです。

●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。
3/14(金)〜24(日) まで、長野県の諏訪にあるRebuilding center japanにて、個展があります。

リビセンは、解体されてしまう古民家から、まだ使える建具や古道具を回収し、販売したり、新しく作る建物の一部に再利用したり、古材を生かし物資を循環させている会社なのですが、回収されているものの中には古い型板ガラスもあって、それをなにか使えるものにできないかな、という話になったのです。

今回の展示で、その型板ガラスを使った作品たちを中心に発表予定で、今まさに制作中です。

リビセンに来たことがない方も、ぜひこの機会に遊びにいらしてほしいです!

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
国内外問わず各地に、展示や、作品を扱っていただける場所を増やして行けたらいいですね。
旅行をするのも好きなんですけど、各地に会いにいける人々が増えたら楽しいだろうなって。
作品を通じて関われる人とのすてきなご縁を、これからも大事につなげて行きたいです。

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池谷さん、ありがとうございました!今後の活動も楽しみにしています。