アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。
今回は、編集部 森が気になった、グラフィックデザイナー・アートディレクター/野田 久美子さんをご紹介します。

野田 久美子さんのお仕事と作品

susuri / DM 2019 S&S
graphic design

susuri / Lookbook 2019 S&S
editorial design

susuri / Lookbook 2018 A&W
editorial design

susuri / DM 2017 A&W
graphic design

LEO IEIRI Memorial Calendar
graphic design, editorial design

釧路湿原紀行
package design

YUUKES
package design

uneclef × miyatachika calender 2018
graphic design

Wedding invitation Jiro & Aiko
graphic design

O-PUB｜ROMANCE CARD
graphic design, package design

野田さんとの出会いはInstagram。まだ野田さんが独立される前なので、もう4年くらい前でしょうか。Instagramの投稿写真の視点や切り取り方がとても素敵だなぁ〜と思ってフォローさせていただきました。
野田さんのデザインは、すごく誠実だな〜と思います。細部までとてもこだわってつくられていて、割とシンプルなデザインが多いですが、その中にしっかりとしたコンセプトや想いが詰まっていて、考え抜かれたデザインだなーって思うんです。まだ一緒にお仕事できたことがないのですが、どこかで絶対ご一緒したいなぁ〜と思っています。（森）

● プロフィールを教えてください。
1988年愛知県名古屋市生まれ。愛知県立芸術大学 美術学部デザイン・工芸科 デザイン専攻卒業。
都内の広告制作会社、デザイン事務所を経て、2018年に独立しました。
2019年8月からは、カメラマンをしている主人と株式会社枘(ほぞ)という会社を設立し、グラフィックデザイナー・アートディレクターとして、主に印刷媒体の分野のデザインを手掛けています。

● どんな活動・作品づくりされていますか？
会社の名前である「 枘 (ほぞ)」は、木材や石など、異なる部材を接合する「継手」と言われる技術の基本的な形から名前を取ったのですが、この技術は数千年の昔から物作りを支えながら、今もなお使われる技術でもあります。
制作を担当する媒体は、DMや名刺の小型グラフィック物、ルックブックや写真集などの書籍冊子、パッケージデザインなど様々ですが、私たちの作るモノが、誰かと誰か、何かと何かを、硬く・永く繋ぎとめる役割となることを目指して、日々制作を行っています。

● 創作活動の作品に対するこだわり、お仕事でのこだわりを教えてください。
作った作品が一時的なものでなく、お客さんが手に取った時の感動が長く続くもの、できるだけ長く、大切にしていただける様なものになるよう、紙の匂いや、インクの手触り、モノとしての佇まいや存在感などを演出する、素材の選定・印刷や加工などを工夫しています。

● 展示やイベント、お仕事など、これからの活動予定を教えてください。
2018年9月に北海道胆振東部で発生した地震によって、落ち込んでしまった道内の消費を回復、増加させていくことを目的に掲げた「HOKKAIDO TO GO」というプロジェクトの一環で、北海道の釧路・阿寒町にある、菓子処松屋さんの「釧路湿原紀行」のパッケージリデザインをお手伝いさせて頂いたのですが、いよいよこちらが9月頃発売を予定しています。
携わった沢山の人達の熱い想いの詰まったパッケージになったので、是非釧路に遊びに行かれた際は手に取っていただきたいです。
詳細: https://hokkaidotogo.com/project/585/

また、お仕事を含めた近況報告などはinstagramで定期的に発信しておりますので、ご覧いただけたら嬉しいです。
instagram @nodakumi

● 今後やってみたいことがあれば、教えてください。
日本だけでなく、海外とのお仕事の機会が増えるといいなと思っています。
今まで培ってきた美意識やモノづくりへのこだわりが、国境を越えて沢山の人に伝えられる様な活動がしてみたいです。

ありがとうございました！今後の活動も楽しみにしています。

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