CREATOR クリエイティブなヒト
海外でも活躍できる自分になるために。イラストレーター・辰巳菜穂さんインタビュー。

こんにちは、haconiwa編集部です。
「好きなことにもっと近づく」をテーマに、オンライン決済サービス ペイパルとお届けしているクリエイターインタビュー連載 第六回です。
過去記事はこちら
第一回:イラストレーター そで山かほ子さん「アンティーク雑貨は、アイデアの源!海外通販のハードルをグッと下げてくれたのは?」
第二回:絵はんこ作家 あまのさくやさん「チェコ好きが高じて、チェコ親善アンバサダーに!海外旅行や作家活動を便利にしてくれたのは、ペイパルでした。」
第三回:書家・アクセサリーデザイナー 國廣沙織さん「海外の方に自分のつくったアクセサリーを広めたい!書家・アクセサリーデザイナー 國廣沙織さんが行った活動とは。」
第四回:アーティスト 平野直美さん「椅子好きが高じて、趣味で椅子制作をはじめたアーティスト平野直美さんインタビュー。好きなことにもっと近づくための秘訣。」
第五回:カセットテープ専門店waltz店主 角田太郎さん「コレクターから専門店店主へ転身。世界的に有名なカセットテープ専門店waltz店主・角田太郎インタビュー。」
旅や写真、映画、ファッションなど、“好きなこと”は日々を彩り豊かなものにしてくれる、大切なエネルギーのひとつ。ペイパルでは、私たちが“好きなこと”に今よりもっと近づき、暮らしがより楽しめるようなお手伝いができるように、お金のやりとりを自由で安全なものにするサービスを提供しており、世界中で2億5000万人以上のユーザーが利用しています。

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連載では、ペイパルをプライベートやお仕事で活用しているクリエイターさんに、好きなことやペイパルの活用方法についてインタビューしています。ペイパルの活用は、“好きなこと”への距離をどう縮めてくれるのでしょうか!?この連載が、インタビュイーと同じような趣味や活動をしている方、想いを抱く方々の“好きなこと”に近づくヒントになれたら嬉しいです。
第六回は、haconiwaで連載記事「辰巳菜穂のストリートビュージャーニー in haconiwa」も掲載中のイラストレーター辰巳菜穂さん。辰巳さんは、Googleストリートビューで世界中を旅し、風景を切り取って絵を描いているイラストレーターです。

世界中の風景を描いていることから、世界からの反応も多く、ご本人も世界で活躍できる自分になりたいと考えているそうです。辰巳さんが、なりたい自分に近づくためにしていることを伺いました。
Googleストリートビューで世界中を旅し、風景を切り取って描く
――Google ストリートビューで世界中を旅して見つけた、何か良い風景を描いていますが、はじめられたきっかけを教えてください。
辰巳菜穂さん(以下、辰巳さん):私はもともと建築を学んでいたこともあって、風景や建物の絵を描くのが好きだなということに気付いたんです。だけど、海外の風景を描きたいなと思ったときに、モチーフを探すのが結構大変なんですよね。自分が旅行先で撮影した写真とか、友人などが撮影した写真をモチーフにするしかなくて、そうするとなかなか難しいんです。そういう時に、Googleのストリートビューでいろいろなとこ探しにいけば良いんじゃないかっていうことに気が付いて、作品づくりの一環としてはじめたんですけど、それを寺子屋というイラストレーターの交流会でプレゼンをしたときに、講師の人に「面白いね」って仰っていただけたことが嬉しくて。
それをきっかけに、100日間100ヶ所に行くっていうのを自分の自己鍛錬としてやってみてはどうだろうと思い、描いた絵を毎日SNSにアップしていたんです。その投稿が、結構色々な人に見てもらえて、個展にもつながったりしたので、シリーズとしてずっとやってきたという感じですね。

――辰巳さんの描く海外の風景、色合いもとても素敵ですよね。
辰巳さん:わりと暑くて乾燥しているような地域を選ぶことが多いですね。

辰巳さん:これはメキシコのイラストで、今回の個展も「テキーラ」っていうタイトルにしているんですけど。テキーラのお酒に合いそうな土地がわりと好きです。(※個展は終了しました。)
――小さい頃から海外は身近な存在だったんですか?
辰巳さん:住んでいたことはないんですけど、子どもの頃から時々ではありますが、家族で旅行に行くこともありました。あとは、実家もそんなに和風な感じの雰囲気の家ではなかったかもしれないです。外国のものが多かったり、洋画を小さい頃からよく観ていたり、そういう影響もあるかもしれないです。
SNSに届く海外からのメッセージが、海外で活躍したいと想うきっかけに。
――今回、辰巳さんの「好きなこと」「近づきたい自分」が、「海外でも活躍できる自分になりたい」ということなんですけど、そういう想いに至ったのは、Google ストリートビューで世界中を旅して絵を描いていることが影響していたりしますか?

辰巳さん:そうですね。7〜8年前くらいに英語に対する危機感を覚えたんですけど、本格的に意識したのは本当に最近です。SNSで毎日絵を投稿していたときに、海外の人からも反応をいただいて。「すごい絵が好きです。」とか「絵が欲しいんだけど。」っていうメッセージもらって。そういう反応を海外の方からもらえるんだったら、もうちょっと海外に向けた活動もしていきたいなっていうのがきっかけですね。
――海外で活躍する自分になるためにやっていることを教えてください。
辰巳さん:最初は、オンライン英会話をやっていましたね。それはペイパルでアカウントをつくってやっていました。今は本を読んだり、海外ドラマを観たり、インプットを中心にやっているんですけど、最近もう一度オンライン英会話をやり始めようかなと思っているところです。もう少しアウトプットというか、自分の口を動かす訓練をしたいなと思ったので。
――ペイパルでオンライン英会話を学んだということだったんですけど、ペイパルの使用感ってどうでした?
辰巳さん:あまりネット上のサービスを使ったことがない頃で、ペイパルをやってみたらすごく簡単だったので、こんなに簡単にできるんだなっていうのが印象に残っていますね。
――実際に英会話を勉強して、好きな自分に近づけたという実感はありますか?
辰巳さん:そうですね、やっぱり個展をやっていても海外の方が見に来てくれたりとかもするので、コミュニケーションをとれるって嬉しいですよね。少し前に、台湾で展示をしたんですけど、台湾の方って結構英語を話せるので、英語で話しかけるとちゃんと会話してくれて、早め早めに英語を勉強していて良かったなと思いますね。
SNSで海外の方とも英語でコミュニケーションをとる。英語が大丈夫というアピールになっている。
――英会話の勉強のほかに、海外で活躍できるようになる自分になるためにやっていることはありますか?
辰巳さん:SNSの投稿を海外の人が見ているという前提で、意識するようにしています。実際に海外の絵を投稿していると、海外からのコメントが多いんですよ。「ここ知ってる!」とか「僕の街だ!」みたいなことがあって。
――そういうコメントは嬉しいですね!海外と簡単に繋がれるのはSNSならではですよね。
辰巳さん:そうなんです。英語でコメントが来ると、Thank you.とか、ハートをつけるだけとかになりがちですけど、なるべくコミュニケーションをとろうと思っているので、ちゃんとメッセージをくれたら、メッセージで返すっていうのは気を付けてやっています。あとは投稿のテキストもやっている時とやっていない時がありますけど、英語でちゃんと書くとか、海外の人が見たときにわかってもらえるように気を付けています。
――英語で文章を書くことも勉強しているんですね。
辰巳さん:そうですね。テキスト買って、文法をちゃんと学んでいると、そういうことをやりやすくなるので。そういう勉強もしたりしています。
実は来年の秋冬くらいに、スペインのバルセロナで個展をすることも決まったんです。それもSNSを見て連絡が来たのだと思います。
――スペインから急に連絡が来たんですか?
辰巳さん:そうなんです。来年の個展をやってくれるアーティストを公募していて、それに応募してみないか?っていう連絡をギャラリーからメールでいただいて。そこから審査があって、それに通った感じですね。
――やっぱりそういうお声がけがあるのは、SNSで英語を使って発信していたからってことですよね?
辰巳さん:英語での発信やメッセージ返信をしていると、この人ちゃんと英語しゃべれる人だなってわかってくれると思うんです。そうすると、向こうから安心して英語でメールを送ってくるっていうのがあるのかなと思うので、自分もちゃんと英語大丈夫だよっていう態度をとっておくことが大事かなと思っています。
海外ではペイパルが便利!Skypeと連携することで電話も手軽にかけられる。
――今年は台湾で展示をして、来年はスペイン。どんどん海外に活躍の場を広げていますね。個展の時には、実際に足を運んでいるんですよね?
辰巳さん:はい、行きます。海外に行った時もペイパルって便利だなぁ〜と思うんです。
――海外ではどんなペイパルの使い方をされているんですか?
辰巳さん:旅先でタクシーを呼んだり、店舗に予約の電話をしたり、ってあるじゃないですか。そういう時に、Skype電話にお金をチャージしとくと、WifiとSkypeを使って電話ができるんですよ。それをペイパルでチャージしています。ペイパルと紐付けしておくことで、チャージ額が少なくなると自動的にチャージされる設定もできるので、とっても便利です。
――それはすごく良い使い方ですね。
辰巳さん:海外でチケットを買いたいときに、オンラインでチケット購入とかやるじゃないですか。海外サイトでのチケット購入って、クレジットカードの情報を入力するのはちょっとためらう時もありますが、そういう時にもペイパルだったらクレジットカードの情報を入力しないので、安心だなと思います。
――確かに!海外に行った時にも活躍しますね。来年は個展があって、今後こういうふうな絵も描いてみたいとか考えていたりしますか?
辰巳さん:来年ぐらいまでは、「Street View Journey」で、風景を描いていきたいと思いますが、それ以降は、もうちょっといろんな絵を描いてみようかなとは思っています。先日、油絵を習いに行ったんですけど、そこで油絵で女性のヌードモデルを描いたんです。肌の質感とかを、ガチガチペインティングしてくみたいなことも、ちょっと面白いなと思って、人物画とかもやってみようかなって思っています。

――楽しみですね。辰巳さん、どうもありがとうございました!
海外で活躍する自分になるために、少しずつやれることをやり続けることで、次につながっていくのだなあと感じました。海外旅行時のペイパルの使い方も、とても参考になりましたね!こちらのサイトで詳細をチェックし、ぜひ利用してみてくださいね。
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辰巳菜穂 プロフィール
筑波大学芸術専門学群建築デザイン卒業。文化服装学院で服飾デザインを学び、青山塾・HB塾でイラストレーションを学ぶ。
2017年よりGoogleストリートビューで世界中を旅して“何か良い風景”を描くシリーズ「Street View Journey」を展開。東京を拠点に活動し、台湾や韓国での展示にも参加。
2020年にはバルセロナにて個展を開催予定。伊勢丹新宿店やルミネなどの広告、書籍、アパレルなどのイラストレーションも多数手がけている。
WEB:http://naotatsumi.net/
Instagram:https://www.instagram.com/nao_tatsumi/
第一回:イラストレーター そで山かほ子さん
「アンティーク雑貨は、アイデアの源!海外通販のハードルをグッと下げてくれたのは?」
第二回:絵はんこ作家 あまのさくやさん
「チェコ好きが高じて、チェコ親善アンバサダーに!海外旅行や作家活動を便利にしてくれたのは、ペイパルでした。」
第三回:書家・アクセサリーデザイナー 國廣沙織さん
「海外の方に自分のつくったアクセサリーを広めたい!書家・アクセサリーデザイナー 國廣沙織さんが行った活動とは。」
第四回:アーティスト 平野直美さん
「椅子好きが高じて、趣味で椅子制作をはじめたアーティスト平野直美さんインタビュー。好きなことにもっと近づくための秘訣。」
第五回:カセットテープ専門店waltz店主 角田太郎さん
「コレクターから専門店店主へ転身。世界的に有名なカセットテープ専門店waltz店主・角田太郎インタビュー。」
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