アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。
今回は、編集部の森が気になった、彫刻家の佐野美里さんをご紹介します。

佐野美里さんの作品

All photos by Kohei Shikama

先月開催していた、てらおかなつみさんと佐野美里さんの二人展で、はじめて佐野さんの作品を拝見しました。それは、それは、もうキュート！とにかく愛らしい作品たちが並んでいて、ひと目で虜になっちゃったわけです。作り手である佐野さんの優しさやユーモアがそのまま宿っていて、どの作品もヨシヨシと撫でたくなります。みなさんにもぜひ一度直に見ていただきたいなぁ〜。絶対虜になるはず。ちなみにWEBサイトも素敵なので、こちらもチェックしてくださいね。（編集部 森）

●プロフィールを教えてください。
1987年生まれ。東北芸術工科大学院芸術工学研究科専攻彫刻領域修了。
現在、宮城県在住です。

●どんな活動・作品づくりされていますか？
楠（くすのき）の丸太を素材に木彫作品を制作しています。人と関わることで変化していく自分自身や、敬愛する人の肖像などを犬の姿で表現しています。

●創作活動の作品に対するこだわり、お仕事でのこだわりを教えてください。
楠（くすのき）の木目を活かすよう手彫りで丁寧に彫り進め、思わず触りたくなるようなフォルムを目指しています。可愛らしさだけではなく、どんな時も側で支えてくれそうな逞しくて頼りになる感じも表現できたらと思っています。犬の、骨格がしっかりしたところやムチムチした筋肉、ふわふわの毛並みと湿った鼻先に魅力を感じているので、大胆にデフォルメすることもあります。立体作品は見る角度や光の当たり具合（自然光がオススメ）で印象がガラリと変わるのが特徴です。どこから見ても愛おしいかたちになるように時間をかけて仕上げています。

●展示やイベント、お仕事など、これからの活動予定を教えてください。
2020年は２・6・10月に展示会を予定しています。詳細はWEBやSNSでお知らせします。彫刻たちを間近で見ていただけたらとても嬉しいです。

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
表現の幅を広げて、挑戦し、成長していけるよう、国内・外での作品発表を積極的に行っていきたいと思います。

ありがとうございました！今後の活動も楽しみにしています。