アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。
今回は、編集部の森が気になった、グラフィックアーティストの沼田摩耶さんをご紹介します。

沼田摩耶さんの作品

沼田摩耶さんのお仕事

New Jewelry 2019でhaconiwa creatorsのYURI MIYATAさんに教えていただいた、グラフィックデザイナーでアクセサリーも制作する沼田さんでした。
セラミックでつくられたアクセサリーが可愛いのですが、沼田さんのすごさはそれだけじゃありません。グラフィックをベースに、様々なデザイン、イラストなど、幅広く手がけられていて、とても多才な方なのです！沼田さんのWEBサイトも可愛いので、ぜひ訪れてみてください。（編集部 森）

●プロフィールを教えてください。
1990年 東京都生まれ。2012年 桑沢デザイン研究所卒業。
セミトランスペアレント・デザインを経て、2013年に株式会社日本デザインセンターに入社。その後、独立。
2019年より Maya Numata Graphic として、デザイン・イラストレーション・セラミック作品など活動領域を広げている。
第82回毎日広告デザイン賞にて優秀賞を受賞。

●どんな活動・作品づくりされていますか？
「グラフィック」という言葉の持つ領域を広くとらえて、デザイン、イラストレーション、セラミック作品などの制作をおこなっています。

デザインとしては、企業や教育研究機関のロゴやウェブデザインなどのブランディングに関わらせていただくことが多いです。
イラストレーションでは、雑誌やウェブ媒体の挿絵や、自主制作の作品などです。

最近は、特にセラミック制作に情熱を注いでいます！
Maya Numata Graphic のセラミックアクセサリーは、「身につけるグラフィック」という意識をもって作っています。自分が「グラフィック」だと感じるものづくりをすべて詰め込んだ場所にしたいと思っていて、アクセサリーそのものの制作はもちろん、コンセプトからパッケージデザインまで一貫して手掛けています。

●創作活動の作品に対するこだわり、お仕事でのこだわりを教えてください。
私はデザイナーとして活動をしてきたので、グラフィックアーティストとしても、よいデザインを作りたいと考えています。
デザインは作り手のエゴだけでは成り立たないので、クライアントに寄り添って、一緒に作る気持ちを大切にしています。

アクセサリーづくりにおいても、お客さんのことを考えてどんな服やどんなシチュエーションにあうか、とか、気に入って身につけてくれる人と自分の作品がどうやって共にいられるかを考えています。
私が普段感じている「色や形の心地よさ」をたくさんの人と共有したいのですが、一見かっこいいけど使いづらい…というふうに、一方通行にならないよう、作りたい形と心地よさの両立を心がけています。

●展示やイベント、お仕事など、これからの活動予定を教えてください。
これからの話になりますが、 2020年2月26日から新宿伊勢丹の2階にあるTOKYO解放区での企画でアクセサリーなどのセラミック作品の展示・販売を予定しています。
グラフィックデザインの仕事は、ロゴデザインやポスターデザインが進行中です。
WEBサイトをご覧いただければ嬉しいです。

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
花瓶やアクセサリーのように機能や目的があるものではなく、ただ存在しているだけの、まったく役には立たないけどなぜか一緒にいたくなるようなオブジェに近いものを作ってみたいと思っています！

ありがとうございました！今後の活動も楽しみにしています。