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matsuoikuko「季節ノ日本画」其ノ一

matsuoikuko「季節ノ日本画」其ノ一

初めまして。
matsuoikukoの松尾郁子と申します。
日本画を学んだことを生かしながら、ジュエリーやアクセサリー制作、ワークショップなど、様々に展開しています。

今回からhaconiwaにて、matsuoikukoの連載「季節ノ日本画」がはじまります。この連載では、傍にいてくれたらちょっと嬉しい季節のあれこれを日本画で描いていきたいと思います。
読者のみなさまにとって、日々の箸休めになれば幸いです。

今回は、桃の節句に向けてお雛様を描きました。

いかり肩?なで肩?どちらかわからないお内裏様と、あんころ餅のようなお雛様。このぼんぼり頬っぺのお二人です。

この絵は、鉱物の粒で描いています。

こちらはアマゾナイトの小さな粒。
お雛様の裾に使用しています。

matsuoikuko_kisetsu_01

他にも8種類の鉱物を使っています。
同じ「ジャスパー」という石でも、粒の大きさで色の濃さが違ってきます。
アマゾナイトもジャスパーも古代から装飾品に用いられてきた石です。

季節の日本画岩絵の具記名

粒が大きい方のジャスパーはお雛様の着物の柄に、細かい方のジャスパーはお内裏様の袖に使用しています。

鉱物からできたこの岩絵の具は、ただ小さく砕かれただけでなく、筆から落ちやすいよう粒は丸く角が取られ、大きさ毎に分けられています。

今では研究が進み、人の手でつくられた新しい岩絵の具も生まれています。

自然の美しさも、探求がもたらした色も、どちらも魅力的です。
粒の重さ、体積、置く順番によっても、絵の表情は様々に変わっていきます。

日本画と聞けばなんだか堅苦しいような気もしますが、まるで色砂遊びのようなものです。

こちらはお内裏様のアップ写真
matsuoikuko_kisetsu_03

お雛様のアップ写真
matsuoikuko_kisetsu_04

まるで地層のように、地面に雪が降りつもるように、鉱物粒が重なっています。

平面的な日本画も、この縦の奥行き、重なりを感じて味わっていただけるとより面白く鑑賞していただけると思います。

これからしばし、日本画を描くことで季節遊びに興じたいと思います。

matsuo ikuko/松尾郁子
京都市立芸術大学大学院美術研究科日本画専攻修了
鉱物の粒をパラパラまぶして筆をクルクル回したらmatsuoikukoの出来上がり!
WEB:https://matsuo.katalok.ooo/ja
instagram:https://www.instagram.com/matsuoikuko/

2020年4月5日 
花の色しりとりWS 景丘の家(恵比寿)にて開催予定
住所:東京都渋谷区恵比寿4-5-15

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