CREATOR クリエイティブなヒト
【WHO’S HOT?】絞り染め作家/ MIONA SHIMIZUさん

アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT?」のコーナー。
今回は、編集部の山北が気になった、絞り染め作家のMIONA SHIMIZUさんをご紹介します。
MIONA SHIMIZUさんの作品






Twitterの投稿で清水さんの作品と出会いました。特に、「空気の粒」「空気のうつわ」シリーズのアクセサリーはどれもかわいらしく魅力的で、「私もいつか身に付けてみたい!」と一気にファンになったのがきっかけです。ぽこぽことした布の膨らみが不思議で、投稿写真を延々とスクロールして見ていました。
また、清水さんの作品は写真がどれも美しいんです…!ふわっとしていて繊細な、絞り染めの質感が伝わってきます。清水さんはTwitterやInstagramで日々の制作を投稿されているのでこちらもぜひチェックしてみてくださいね!(編集部 山北)
●プロフィールを教えてください
大阪府出身。
美術高校で染織を専攻する
2019年広島市立大学 (芸術学部デザイン工芸科 染織造形科) 卒業
現在は東京を活動拠点としている。
●どんな活動・作品づくりされていますか?
わたしは絞り染めを軸に身につけるもの(衣装やアクセサリ全般、バッグなど)の制作と、アート活動の制作も並行して進めています。
技法の話になりますが、絞り染めという技法で制作をしています。絞り染めの中でも布を凸凹で表現する形状記憶技法になります。絞り染め技法は数多くあり表現方法は多種多様です。
●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。
“空気を纏う”をメインコンセプトとしています。平面から立体的な形状への変化で生まれる”シワ”は絞り染めでしか出すことのできない光の陰影と独特な空気を含みます。空気や光という見えないものの実体を形にしていく、想像力を大切にしています。
あとは、”絞り染めが持つ可能性”を重視しています。生地の凹凸から生まれる表面の造形や構造など表現方法は無限なのです。使う布は基本薄い素材(薄い布が1番表現したいことに近しい素材だから)ばかりなので物によっては耐久度や堅牢度などの課題はありますが、そこを何度も何度も試行錯誤して完成した時、自分でも驚くような発見や気付きがあり可能性が広がります。そこに費やす時間を惜しまないことです。
●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。
展示は、8月頃に京都の方で個展を開催予定です。内容はアート作品(インスタレーション)の中で展示販売を行います。
●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
内装やディスプレイなど絞り染めを使用した空間作りに挑戦したいです。
普段1人で制作をしているので、誰かと何かをつくりたい。ふんわりしていますが、1人では見えてこない、人と人とでものづくりをすることで見えてくるものを見てみたいと思います。
清水さん、ありがとうございました!今後の活動も楽しみにしています。
絞り染め作家/MIONA SHIMIZU(清水 美於奈)
Twitter:https://twitter.com/mionashibori
Instagram:https://www.instagram.com/mionashibori/
Store:https://mionashimizuart.stores.jp/
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