アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。
今回は、編集部のcococoが気になった、Keeenueさんをご紹介します。

Keeenueさんの作品

表参道ROCKETで行なっていた展示でKeeenueさんのことを知りました。ビビットなカラーと不思議なビジュアルの世界観に圧倒され、一目で虜に。そのときに購入したトートバッグは今でも愛用しています。原宿のシャッターアートなど、あらゆるところでKeeenueさんのアートを目にするので、今後の作品も楽しみです！
（編集部 cococo）

●プロフィールを教えてください。
神奈川県藤沢市出身。現在は東京を拠点に壁画制作やペインティング作品の発表、オリジナル商品のデザインなど国内外問わず様々な活動を展開。具象でありながら抽象絵画のような鮮やかな世界観は鑑賞者のイマジネーションを誘発しそれぞれの捉え方や気づきを与える。Nike、SHAKE SHACK、Sony Music、ABC-MART、G-SHOCKなど数多くのコラボレーションにも注目が集まる。

●どんな活動・作品づくりをされていますか。
独自の色彩感覚と、奇抜な形が複雑に入り組んだ画面構成。デジタルとアナログを行き来し ながら構築される、具象でありながら抽象絵画のようなトリッキーな世界観。ミューラルや、ペインティング作品、企業とのコラボレーションワークなど様々な表現の可能性を探っています。私が描いているのはファンタジーの世界でありつつ、モチーフには身近な出来事や不安や不満であったり、世界で起きている大きなこと、またその時々の感情などを含んでいます。鑑賞者のイマジネーションを誘発し、それぞれの感じ方や捉え方、気づきを与えたいと思いながら制作をしています。私は当たり前だと思っていたことが覆された時や、今まで自分の中に無かったものと出会う時に視野が広がるのを実感します。世の中自体は変えられなくても、ものの捉え方次第でどうにでもなるのではないか、と思うのです。

●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。
大事にしているのは人の目を引くこと。文脈から入るアートも好きですが、私が作りたいの は第一にビジュアルの面白さ、美しさです。人に見てもらえないのであれば、私には作る意味がありません。面白いものがどんどん溢れる世の中では簡単にスルーされてしまいます。 私がミューラルを描くのも、ただ大きいものが作りたいだけではありません。アートギャラリーに行かないような人にも見てもらえるから。多くの場所で人の目に触れ、まず知っても らえることが私にとっては重要です。 それから、常にまだチャレンジしたことのない表現をするようにしています。同じ方向でも以前と同じものは作らず、自分の中で必ずステップアップしたものをつくるようにすること。飽きっぽいのかもしれません。

●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。
VINYL GALLERY Vol.1
Keeenue solo exhibition
COCOON PLAY

Keeenue作品初の立体化、ソフビ「Be as One」リリース予定
2020.8.3 mon. ～ 8.31 mon.　会期中無休
open: am8:00~pm10:00　※初日8/3(月)は10:00オープン
@VINYL GALLERY JR東京駅構内 グランスタ東京 1F VINYL内
問合せ: info@vinyl-store.jp

ショップVINYLに併設『VINYL GALLRY』展示の第1弾は、現在、数々の企業コラボ等で活躍中の新進気鋭アーティスト、Keeenue(キーニュ)による個展。オリジナル・ペイント作品の他、会期中期間限定グッズの販売、そしてVINYLSブランドからのKeeenue作品初の立体化、ソフビ「Be as One」リリース予定。

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
今は日本での活動が中心ですが、海外でももっと展示をしたり、壁画を描いたりしたいと思っています。またもっと色々なジャンルの人とコラボレーションもしてみたいです。今までにやったことのない新しいことに常にチャレンジしていきたいです。

ありがとうございました！
今後の活動も楽しみにしています。