CREATOR クリエイティブなヒト
岡口房雄「もさもさ模索中」第2回(テーマ:個人的見解)

こんにちは… 岡口房雄と申します…
グラフィックデザインをしている人です。
これは、何かを模索したり何かを作ったりする連載です。
断片的かつ多動的、気楽だったり深刻だったり、主観的で優柔不断な連載かもしれません。
グラフィックデザインっぽい連載だけど、グラフィックデザインの連載ではないです。
インターネットの緊張感…
今回のテーマは「個人的見解」です。
グラフィック的アウトプットとしては、「この連載の内容は個人的見解によるものです」っていうことの念押しのような(?)自己暗示のような(?)作品を作ろうかなと思っています。
(うまく言語化できないのだが…)
今のご時世、ネットのメディアに自分の言葉を載せたりするのってけっこう怖いな…と思っています。購入しないと見れないものと違って誰でもアクセスできちゃうし、メディアのPV率が優秀なほどに自分と馬が合わない人が見るリスクも上がりそうな気がします。
(匿名の誰かに棘のある事を言われると辛いし、または 逆に良い方向に捉えられ過ぎて万能薬のような何かを期待されるのも少し荷が重い…)
自分的には、個人が発する以上、個人的見解なのは補足をせずとも当たり前の認識だとは思うのだが、自分にとっての当たり前が不特定多数の読み手にとっての当たり前であるとは限らないかもしれない。それから、個人の発言が個人以上の何かのように誤解される時に、無用な悲劇が起きやすいのではないかという気もしている。あと、習慣的な悪意はなかなか回避できないが、衝動的な悪意や誤解はなんらかの工夫によって回避できるかもしれないと思っている。
(なんかよくわかんなくなってきたかもしれない…言葉難しい…)
傷つく事やめんどくさい事を回避したい…
いろいろ考えてるうちに「個人的見解」というワードがそもそもちょっと違うか?という気もしてきた。(大きく違ってはいないが最適解ではなさそう…?)
「自分の場合」とか「完成だけど完璧ではない」とか「あらゆる人にとって都合が良いとは限らない」「模範的ではない」とか、そんな感じのことを言いたいかもしれない。
(なんというか…要するに…なるべく…傷つく事やめんどくさい事を回避したい気持ち…)
そんなこんなで、ごちゃごちゃ考えたり、わさわさ手を動かしたりしていきました…
造形的な事以前の部分でもいろいろ悩んだりしました…
そして、悩みつつも手を動かしていったのでした…
なんか疲れたな…完成です…!
そして完成しました。(そもそも完成とは何なのか…と思いつつ)
悩んでよくわからなくなっちゃったりもしつつ、自分的にはそこそこOKなグラフィックにはなった気がします。(そもそもグラフィックって何よ…とも思いつつ)
造形がどうのこうのというよりは、どちらかというと、このテーマで一回分の記事をやること自体をやりたかったような気がしています。
そして、あわよくば、他者への念押しや自分への暗示のようなものとして機能してほしい…
(何を言ってるのかよくわからないかもしれないが…そんな事を思っている…)
それでは…次回もお楽しみに!!!!!
岡口房雄
グラフィックデザイナー。東京都在住のフリーランス。ロゴや展覧会が好き。著書「わくわくロゴワーク」をBNN新社より刊行。
ウェブサイト:https://fusaookaguchi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/fusaof/
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