CREATOR クリエイティブなヒト
忠地七緒の「写真家が一冊の“何か”をつくるまで」vol.4

こんにちは、フォトグラファー/ライターの忠地七緒(ただちなお)です。前回から少し時間があいてしまいましたが、第4回は”一冊の何か”インタビューパートについてお話していきます。
突然ですが、私はフォトグラファーでありながらライターをすることも多々あります。だから“一冊の何か”でもインタビューを入れることは最初から決めていました。
ではなぜフォトグラファーがライターも兼業しているのでしょう?そのきっかけはヘンテコなキャリアにあります。
フォトグラファーが執筆もする理由
私は新卒から4年間、雑誌の編集者として働いていました。小さな出版社だったので編集に加え撮影や執筆を担う場面が多々あり、執筆のセオリーをとことん叩き込まれました。
その後アシスタントを経て独立する時、写真に加え文章も仕事にすることに迷いはありませんでした。執筆経験があること、人の話を聞いて書くのが好きということ、そしてもう一つ大きな理由があります。
それは写真を撮ること・文章を書くことは根本的に同じだと考えているからです。手段やアウトプットは違えど「人の想いを理解して届ける」という本質は同じ。
その上、どちらも担当することで取材対象者と接する時間が増え、人間関係が深まるため、いい写真が撮りやすい・いい話が聴きやすい。また人の空気感を写真と文章で余すことなく届けられるので、撮って書けることをとても大事にしています。
インタビュー対象の方が決まりました!
“一冊の何か”でインタビューをするとしたら、パッと話を聞いて終わりではなくじっくり時間をかけて相手の深い所まで潜って声を届けたい。
そう思った時、どうしても話を聞きたい方がいました。
それは元・オズマガジン編集長の古川誠さんです。編集者として約20年、雑誌『オズマガジン』に携わり「オズマガジンってこういう空気感だよね」という礎を作った方。

なぜ古川さんにお願いしたいと思ったか。それは編集者に加え、それ以外の顔も持っているからです。
文筆家として2冊の小説を出版し、Tシャツブランドを立ち上げていることを、どのくらいの人が知っているでしょう。
会社員として第一線で働きながら、自分でプロジェクトを生み出し、想いを届けていく。
その姿が軽やかで良いなあと思うし、なぜ古川さんほど名の知れた編集者が小説を書いてTシャツを作るのか。とても興味が湧きます。
またお人柄にも惹かれています。取材のご相談をするとお手紙でご快諾いただき、12月上旬にお打ち合わせした時も「まずは公園を散歩して、寒くなったら珈琲でも飲みましょう」と。
お忙しいのにいつも丁寧であたたかい方です。古川さんの人となりについても届けられたら、と勝手ながら思っています。

取材は今週末!土曜日の昼下がりに時間をいただいてゆっくりお話を伺う予定です。ぜひ楽しみにしていてくださいね。
そして“一冊の何か”のタイトルが決定!
最後に大事なお知らせ。“一冊の何か”のタイトルが決まりましたー!タイトルが浮かんだ瞬間、方向性がはっきり見えて。思い浮かんでホッとしています(笑)
そこで、インスタライブでタイトルを初公開します〜!日時は12月29日(火)夜20時。タイトルに込めた理由、どうやって思い浮かんだかなど、普段は話さない思考の裏側をお届けします。
年末ですし、お家でぬくぬくあたたかくして、ゆるゆる観て楽しんでいただけるとうれしいです〜!12月29日(火)夜20時に「@naotadachi」のアカウントでお会いしましょう〜〜!
●プロフィール
忠地七緒 フォトグラファー/ライター
編集者を経て、雑誌・Webを中心にアイドル、暮らし、ローカルなど撮影。インタビュー執筆も行うことで写真・文章両面から立体的に引き出す独自のアプローチが評判。
Instagram:@naotadachi
WEB:https://naotadachi.com/
note:https://note.com/naotadachi
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