アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。
今回は、編集部の山北が気になった、演出家・ラッパーの戸口誉さんさんをご紹介します。

戸口誉さんの作品

ギフトボックスなどに用いる“ラッピング”をもっと自由に空間構成するラッパー（包む）の活動を拝見してたちまち心を掴まれました。“即興ラップ”としてワークショップも行いながら、展示やディスプレイの空間スタイリストとしても活躍されています。どの作品からも戸口さんのユニークで繊細で大胆なバランス感覚が感じられて、記憶に残るものばかりです。（編集部 山北）

●プロフィールを教えてください。
戸口 誉
Homare Toguchi
空間スタイリスト・ラッパー
2017年　武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業
2019年9月から2022年3月まで、馬喰町の古物店「HYST」のディスプレイを担う。

●どんな活動・作品づくりされていますか？
ある感情を思い起こす為の装置として、または
空間に内包される感情を引き出し、知らせるために空間演出を行っています。
店舗のディスプレイディレクターや、展示会の空間スタイリストとして活動しながら、空間について研究中です。
身近な空間を模索する一環として、ラッピングアーティスト”ラッパー”としても活動しています。

●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。
新しい国を作る気持ちを忘れないように心がけています。
懐かしいのに初めて見る、知っているはずなのに知らないような、現在やこことのズレを意識しています。

●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。
4/25(月)代官山ティーンズクリエイティブにて、ラッピングワークショップを開催予定です。
（参加対象：渋谷区在住または在学の小学生から18歳以下で高校生までの方）
また近々、完全予約制・月1回程度のアートサロンを開会予定です。

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
店でもなく、ギャラリーでもない、新しい国を建国したいです。
新しい国、その国のための新しい文化を興すことが野望です。

●お知らせ
GINZA4月号に掲載していただきました。
よかったら覗いてみてください。

戸口さん、ありがとうございました！今後の活動も楽しみにしています。