アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。
今回は、編集部のモリサワが気になった、アーティストの内田ユイさんをご紹介します。

内田ユイさんの作品

この春行われていた、銀座蔦屋書店の開店5周年を記念したインフォメーション前の展示で内田さんの作品に出合いました。透明なアクリル板に描かれた「Frameシリーズ」は、平面のフレームでありながら、なぜか強い生命力を感じる植物たち。引き寄せられるようにそばに行き、作品からたくさんの勇気をもらいました。他にも透明フィルムに描かかれたさまざまなシリーズを制作されているので、今後のアートワークも楽しみです！（編集部：モリサワ）

●プロフィールを教えてください。

内田ユイ
1988年 山梨県生まれ。東京都在住。
2011年 女子美術大学 芸術学部メディアアート学科 卒業。

●どんな活動・作品づくりをされていますか？

アニメーション制作環境のデジタル化によって消えつつあるセル画の技術・構造を引用した、透明な支持体の絵画を制作しています。
自立した透明アクリル板に描いた絵画の「Frameシリーズ」や、近年では細胞分裂(Cell Division)という言葉の”Cell”をセル画の”Cel”へ変換し、物語におけるひとつのまとまった運動(シークエンス)と生命における細胞分裂の関係をかけ合わせ、透明フィルムに描いたシリーズなどを制作しています。

●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。

現代アートは時代・現在との関係性で成り立っていると思います。いつも過去と対話しながら誰も見たことがないものを作りたいと考えています。

●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。

国内外問わず、展覧会やアートフェアなどに参加予定です。

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。

“良い意味”で期待を裏切っていきたいなと思ってます。

内田さん、ありがとうございました！
今後の活動も楽しみにしています。