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【WHO’S HOT?】アーティスト/北林加奈子さん

【WHO’S HOT?】アーティスト/北林加奈子さん

アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT?」のコーナー。
今回は、編集部の山北が気になった、アーティストの北林加奈子さんをご紹介します。

アイキャッチ/撮影:荻原楽太郎

北林加奈子さんの作品

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撮影:荻原楽太郎
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撮影:荻原楽太郎
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撮影:荻原楽太郎
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撮影:荻原楽太郎

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撮影:荻原楽太郎

静かな空間に立体作品が置いてある、というよりも、生き物のようななにかがそこで息をしているような独特な気配を感じるのが不思議です。繊細さと力強さ、生物と無生物、自然と人工などの間を行き来しながら、そのどれにも収まらない新しい何かが生まれている。そんな瞬間を目の当たりにしているような気がします。空間にそれがあるとき、どんな表情を見ることができるのか、実際に拝見できる日が楽しみです。(編集部 山北)



●プロフィールを教えてください。

1990年東京都生まれ。2016年多摩美術大学美術学部工芸科卒業。2018年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。
近年の主な個展に「感応と交信」(MARUEIDO JAPAN、東京、2020年)、「urn:骨壺」(DiEGO表参道、東京、2019年)、「クリテリオム94 北林加奈子」(水戸芸術館 現代美術ギャラリー、茨城、2018年)など。


●どんな活動・作品づくりされていますか?

陶に糸や木などの異素材を組み合わせた立体作品を主に制作しています。
私の制作は皮膚感覚や触覚、神経伝達に対する関心によるものが多いです。
目に見えない気配を感じとろうとしたり、他者との距離感を測ろうとする生き物や、いつかの時代の人が使用していた道具のようなイメージで制作しています。
近年は、年に数回のペースで個展やグループ展で発表しています。


●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。

陶は人工物ですが、半分自然物でもあり、静かに呼吸をしているような生命感をほのかにもつ特有の素材です。
その質感をよりイメージに近づけていくために、組み合わせる素材も、例えば糸でしたらその質感や太さ、長さでも印象が大きく変わるので、納得いくまで注意深く選ぶようにしています。同時に、大胆であることも大切にしています。
最近は、陶のみで素材を組み合わせない作品も増えていますが、形を探る作業も同じように、細部が印象に影響するので注意深く、でも大胆に。と思いながら制作しています。


●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。

現在、これまでの制作を集約した初めての作品集とドローイング集を製作しています。
11月にDiEGO表参道にて発表を記念した個展を開催する予定となっています。
部数限定になると思いますが、ぜひご覧いただきたいです。
展示のお知らせは、ウェブサイトInstagramをご確認ください。


●今後やってみたいことがあれば、教えてください。

好奇心に正直に。陶の質感も探求しながら、新たな素材と表現にも触れていきたいです。


北林さん、ありがとうございました!今後の活動も楽しみにしています。

アーティスト/北林加奈子
HP: https://www.kanakokitabayashi.com/
Instagram: https://www.instagram.com/kanako_kitabayashi/

EXHIBITION

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