CREATOR クリエイティブなヒト
プレゼントに贈りたい!子供も自分も楽しい、人気クリエイターさんが手がける絵本13選

こんにちは、haconiwa編集部 moです。
すっかり街はホリデーシーズン。クリスマスに向けて、大切な人や家族、または自分にプレゼントを考えている人も多いのでは?
今日はそんなみなさんにおすすめしたい、贈り物としてもぴったりな、大人から子供まで楽しめる素敵な絵本13冊をまとめてご紹介したいと思います!
●ルッコラのちいさなさがしものやさん
ひと目見て、やさしい色合いとふんわり愛らしいイラストに思わずキュンとしてしまいそうな『ルッコラのちいさなさがしものやさん』。こちらは、イラストレーターとして多数の書籍装画、商業施設のキャンペーンビジュアルや製品パッケージのイラストを手がける北澤平祐さんの絵本です。
小さな町で探し物屋さんをしている、小さな女の子ルッコラ。今日も町の人からの依頼で、猫のローズマリー、伝書鳩のパクチーと一緒に出かけます。こまかく隅々まで描きこまれた、見応えたっぷりのかわいい、さがし絵の絵本です。
思わず匂いまで溢れてきそうな、甘〜いイラストの数々がたまりません…!大人気のイラストレーターが贈る、カラフルでチャーミングな絵本。ふんわり可愛いもの好きな方におすすめの1冊です。
ルッコラのちいさなさがしものやさん
出版社:白泉社
作:北澤平祐
価格:1,650円(税込)
ISBN:978-4592763116
●おすしが ふくを かいにきた
ジオラマ用の小さな人形と身近な日用品や食品をモチーフに作品作りをする、ミニチュア写真家・見立て作家として大人気の田中達也さん。こちらは、そんな田中さんが手がける写真絵本『おすしが ふくを かいにきた』です。
タイトルの通り、マグロのおすしがお店に買い物にやってきた!?タマゴ、エビとたくさんあるすしネタからどんな服を選ぶのか…次の展開を想像するだけでワクワクする絵本です。
おすしだけでなく、帽子を買いに来たアイスクリーム、車を買いに来たソーセージ、など、とってもリアルな仮想の街で愉快なお買い物を楽しみます。紙面の隅々まで凝ったミニチュアの世界にも注目。田中さんの「みたての世界」が身近なものを使って繰り広げられている、とても楽しい絵本。じっくりゆっくり繰り返し、子どもも大人も一緒に楽しめること間違いなしの1冊です!
おすしが ふくを かいにきた
出版社:白泉社
作:田中達也
価格:1,430円(税込)
ISBN:978-4592763123
●ここは
ポスターなどのイラストレーションのほか、絵本、漫画など、幅広く活動中のイラストレーター・及川賢治さん(100%ORANGE)と、詩人・最果タヒさんがタッグを組んで手がけた絵本『ここは』。
「ここは、おかあさんの ひざのうえです。」ここは、まちのまんなかであり、公園の近くでもあり。空の下でもあり、大地の上でもあります。
「ここにいるぼく」を取り巻く、小さなものから大きなものまで、ありとあらゆる世界が、最果タヒさんの言葉と、及川賢治さんのイラストで優しく描かれた絵本。子どもから大人まで、大切に読みたくなるような1冊です。
ここは
出版社:河出書房新社
文:最果タヒ
絵:及川賢治(100%ORANGE)
価格:1,430円(税込)
ISBN:978-4-309-29085-0
●アチャチャを つかまえろ! ねつの はたらき
大胆な線、ポップな色彩、無意識に語りかけてくるようなモチーフ。一度見たら忘れられない作風で活躍の場を広げる、気鋭のイラストレーターunpisさんがイラストを担当している、かがくのとも2022年7月号『アチャチャを つかまえろ! ねつの はたらき』。
キッチンのどこかに隠れた熱の妖精アチャチャを、熱で起こる現象をヒントにしてハカルくん、サーモと一緒に探しながら読み進める楽しい絵本です。前代未聞!?の、サイエンス×ファンタジー×ミステリ×絵探しの絵本。子どもだけでなく、大人も学びながら楽しめる1冊。unpisさんのイラストと共に、ぜひ楽しんでくださいね。
『アチャチャを つかまえろ! ねつの はたらき』かがくのとも 2022年7月号
出版社:福音館書店
文:森川智喜
絵:unpis
価格:440円(税込)
●くるまのえほん ぶるばびぶーん
グラフィックデザインをはじめ、装丁デザイン、ロゴデザイン、インスタレーション展示まで幅広い活躍をされている、グラフィックデザイナー/アートディレクターの佐々木俊さんが手がける、はじめての絵本『くるまのえほん ぶるばびぶーん』。
おはなしとかたちを楽しんで、さらには思わず「ぶるばびぶーん」と口に出してしまう、鮮やかなグラフィックが創り出す「くるま」がテーマの絵本。
シンプルで色とりどりの〇の形や、車のボディを連想させるユニークな形の数々が、佐々木さんの手にかかると、まるで魔法がかかったよう。嬉しそうだったり、控えめだったり? 楽しそうに見えます。「ぶるばびぶーん」ということばから広がる音の世界と、車の形や、色の美しさをお楽しみください。
くるまのえほん ぶるばびぶーん
出版社:福音館書店
作:ささきしゅん
価格:1,100円(税込)
ISBN:978-4-8340-8684-3
●はかせのふしぎなプール
広告やポスター、CI、パッケージデザイン、ゲーム、おもちゃ、書籍の装丁など幅広く活躍するグラフィックデザイナー・中村至男さんの手がける絵本『はかせのふしぎなプール』。
博士が何でも大きくしてしまうプールを発明しました。水面から出た一部を手がかりに、水中に沈んでいるものの正体を助手にあてさせます。人の認知能力と想像力をユーモアたっぷりに刺激する作品です。一体何がプールの中にあるのか?!中村さんのデザインで、新鮮な驚きと喜びを与えてくれる絵本です。
はかせのふしぎなプール
出版社:福音館書店
作:中村至男
価格:990円(税込)
ISBN:978-4-8340-8557-0
●100
広告、CDジャケット、雑誌、書籍をはじめ、幅広く活躍しているフォトグラファーの井上佐由紀さんが写真を担当した絵本『100』。
どんぐり、貝がら、輪ゴムなど、子どもたちの身のまわりにあるものを100ずつ集めている絵本。積み木が100個あったら、どんなお城ができるかな ?100匹の金魚がおよぐ水槽はどんなだろう? 実際にそれぞれ100個ずつ集めてスタジオで撮影したという、写真による絵本というところもみどころです。「100」をこの1冊でまるごと感じてみてくださいね〜!
100
出版社:福音館書店
作:名久井直子
写真:井上佐由紀
価格:990円(税込)
ISBN:978-4-8340-8528-0
●いま めが あったよね?
2018年第19回1_WALLグラフィックでグランプリを受賞し、2020年にはJAGDA新人賞を受賞、グラフィックデザインを軸に活動していたアーティスト・にしかわ©ともみさんのイラストの絵本『いま めが あったよね?』。
「目が合う」ことが大好きな女の子の、とある一日を描いた絵本。短くキャッチーな文章と、にしかわ©ともみさんならではの、カラフルで大胆な構図のイラストが素敵なんです。子どもの好奇心が広がっていくようすをあたたかく表現しています。これから未知の世界に飛び出す子どもたちの背中をそっと押す、ポジティブな1冊です。
いま めが あったよね?
出版社:ブロンズ新社
文:おおたゆみこ
絵:にしかわ©ともみ
価格:1,100円(税込)
ISBN:978-4-89309-701-9 C8771
●まいにちたのしい
イラストレーションとアニメーションの分野で活躍するアーティスト・オオクボリュウさんの初の書き下ろし絵本『まいにちたのしい』。鎮座DOPENESSと環ROYによるラップユニット・KAKATOとコラボした1冊です。
「ようよう たいよう さんさん おはよう」から、「ぐーぐー ぐっすり ずぅー ずぅー ずぅー」とねむるまで、主人公がかけめぐる世界はリズムそのもので出来ています。 読むだけでリズムが聞こえる文章と、ページをめくるたびに動き出すイラストは、まさに毎日がたのしくなるアイデアでいっぱいです。ラップを口ずさむような軽快な言葉と、その音にぴったりマッチするイラストをぜひ親子で楽しんでくださいね。
まいにちたのしい
出版社:ブロンズ新社
文:KAKATO
絵:オオクボリュウ
価格:1430円(税込)
ISBN:978-4-89309-661-6 C8771
●へいわとせんそう
詩人・谷川俊太郎と、人気イラストレーターNoritakeが取り組んだ、平和と戦争について考えるこの絵本『へいわとせんそう』。
左右のページにはさまざまな人や物や場所の「へいわ」の状況と「せんそう」の状況が並び、見開きごとに比べると違いが見えてくる。シンプルだけど、これ以上ないくらいわかりやすい言葉とイラストで、どの世代にも強いメッセージを訴えかける1冊です。大切な人と、「へいわとせんそう」を考えるきっかけにしてみては?
へいわとせんそう
出版社:ブロンズ新社
文:たにかわしゅんたろう
絵:Noritake
価格:1320円(税込)
ISBN:978-4-89309-657-9 C8771
●おばけちゃんだあれ?
シンプルで洗練された色彩と造形で人気のイラストレーター・umaoの代表作「MY GHOST BEAR」が幼児向け絵本になった1冊『おばけちゃんだあれ?』。umaoの可愛い動物たちが、おばけ(?)になって登場!
シンプルで可愛い、知育とアートが融合した1冊。絞り込まれた色数と、おばけのような白い布から可愛い動物たちが登場するこの絵本は、目の部分に穴が空いた仕様で、小さなお子様には「いないないばあ」のようにして読み聞かせることができます。丈夫な厚紙ボードブック仕様なので、持ち運びも安心。小さなお子さんへのプレゼントにはもちろん、アート好きのみなさんは自分用にもおすすめですよ〜!
おばけちゃんだあれ?
出版社:ケンエレブックス
著者:umao
価格:本体1,650円(税込)
ISBN:978-4-910315-18-8 C8771
●くっつけてみよう
代表作「ミルクマン」や「実家帰れ」など、シニカルでジョークの効いた作風が国内外で人気の現代美術作家・加賀美健さんが、ユーモア溢れる絵と言葉で挑むナンセンス絵本の新境地!『くっつけてみよう』。
リンゴとメガネ、ネコと車、サメと歯ブラシ……、全然ちがうものをくっつけてみたらどうなるかな?と言葉と絵でなんでもくっつけてしまう絵本。子供から大人まで、創作意欲を刺激すること間違いなし! 加賀美健さんワールド全開で、みんなクスッと元気になってしまう、不思議な1冊です。さあ、みんなで「くっつけてみよう」!!
くっつけてみよう
出版社:ケンエレブックス
著者:加賀美健
価格:本体1,650円(税込)
ISBN:978-4-910315-03-4 C8771
●ぼくのかぞく
音楽アーティストのCDジャケットやグッズ、雑誌の挿絵、お菓子のパッケージ等を手がけるイラストレーターのてらおかなつみさんがイラストを担当した絵本『ぼくのかぞく』。
「新しく犬を家族に迎えた日に」「犬のお誕生日に」「犬との思い出を振り返る日に」そんな犬を飼う方なら必ず経験する様々な日を絵本にした1冊。色鉛筆で描かれた、てらおかさんの犬のイラストが可愛らしく、ほっこりするような内容となっています。最後のページに自分の素直な気持ちをプラスして想いを書くことのできるスペースを設けているそうなので、ぜひ犬好きの家族やお友達にプレゼントしてみては?
ぼくのかぞく
メーカー:株式会社ヘッズ
文:しゅうみりな
絵:てらおかなつみ
価格:1,430円(税込)
気になる絵本はありましたか?
どの本も、子供から大人まで楽しめる1冊です。自分用に、あるいは大切な人への贈り物に、気になった絵本をぜひセレクトしてみてくださいね。
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