アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。
今回は、編集部の山北が気になった、アーティストの齋藤碧さんをご紹介します。

齋藤碧さんの作品

空気を含んだ有機的なフォルムに一瞬で虜になった齋藤碧さんの作品。ぽわんとしたやわらかい見た目に反して素材は金属線というのも面白いです。オブジェだけでなくファッションの一部として使用できる作品もあり、既存の枠組みに囚われない姿勢がかっこいいなと思いました。現在はまだ学生さんとのことで、今後の活躍がとても楽しみです！（編集部 山北）

●プロフィールを教えてください。
齋藤碧 / Aoi Saito
岩手出身
東京造形大学大学院　造形研究科
造形専攻2年　在学中

●どんな活動・作品づくりされていますか？
自身の体内に金属が入っている、という身体的特徴を皮切りに、金属線を使用したかぎ針編みのオブジェやアクセサリーの制作、展示を行っています。
現在はインスタグラムでの発信にも力を入れています。@aoi_saito

●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。
金属が持つ輝きや、硬く軟らかいという相反する魅力を活かすことを大切にしているので、曲線、ハリ、透け感、といった要素を作品に多用しています。
編み目の大きさをコントロールしたり、金属線の太さを0.01ミリ単位で変えるなどして、質感の絶妙な変化を楽しめる作品を目指しています。
また、編機などは使用せず、自分の手で編む、という事も大切にしています。

●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。
3/9(木)〜3/13(月)の期間、東京の青山スパイラルにて作品を展示いたします。
東京造形大学でテキスタイルを学ぶ学部生と、大学院生による卒業制作展となっています。
是非お越しください。

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
舞台や、雑誌の撮影で使用されるような衣装を制作したいです。

齋藤さん、ありがとうございました！今後の活動も楽しみにしています。