アートやデザインを中心に、日常の中にあるクリエイティブなモノ・コトを発信しているhaconiwa編集部のメンバーが、それぞれ週替わりで注目のクリエイターを毎週1名ずつご紹介していく「WHO’S HOT？」のコーナー。

今回は、編集部のシオリが気になった、イラストレーターの岡島飛鳥さんをご紹介します。

岡島飛鳥さんの作品

ドイツのライプツィヒを拠点に活動するイラストレーター、岡島さんをご紹介します。ストーリーを感じさせるような、ユーモアのあるイラストが魅力の岡島さんの作品。インスタグラムを覗いてみると、時折アップされるペーパートイが楽しげで目に留まります。リソグラフの作品づくりもしているそうで、紙や印刷の面白さを伝えてくれる作品がこれからどんどん発表されていくのかな？とわくわく。いつか、リアルで作品を拝見してみたいな〜と思いを巡らせています。（シオリ）

●プロフィールを教えてください。
イラストレーター。ドイツ・ライプツィヒ在住。

東京藝術大学彫刻科を卒業後、これまで東京、プラハ、京都、ライプツィヒを拠点に活動してきました。

●どんな活動・作品づくりをされていますか？
印刷物やウェブ媒体にイラストレーションを提供するほか、コミックやプロダクトの制作も行なっています。自宅のスタジオにあるリソグラフを使って、印刷表現の可能性を模索中です。また、出版レーベルSEA SONS PRESSの運営にも携わっています。

●創作活動の作品に対するこだわりを教えてください。
シンプルに伝えることを大切にしています。ユーモアと詩情を織り交ぜ、喜びや哀しみなど、人の普遍的な感情に触れるようなものを目指しています。

●展示やイベントなど、これからの活動予定を教えてください。
3月に1カ月間、ラトビアの首都リガにあるヨーロピアンコミックの出版社kuš!のアーティスト・イン・レジデンスに滞在し、そこでコミックの制作を行います。ほかにも、ヨーロッパ各地のアートブックフェアやフェスティバルに参加する予定です。

●今後やってみたいことがあれば、教えてください。
近年は物語を描くことに夢中で、今は『Auf der Straße ー 路上にて』というタイトルでコミックを制作しています。この作品は、風変わりな街に暮らす人々の小さな物語を集めたアンソロジーで、国籍や文化など、異なる背景を持つ人々が登場します。この作品を通じて、さまざまな人と出会えたらうれしいです。

あと大のビールファンということもあって、ビールラベルのお仕事をしてみたいです。

岡島さん、ありがとうございました。
今後の活動も楽しみにしています。