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絶景の中で生きる、温かいひとたちのいる島。

こんにちは、ミユです。
先日、長崎へ旅してきました。
第一の目的は、五島列島に行くこと!
島ってコンパクトで、その中に社会がぎゅぎゅっと詰まっていて、
じっくりゆったり旅するのに最高なんですよね〜。

今回は、五島列島の中でも様々な取り組みをして注目を集める小値賀島へ行ってきました。
出会う人みんなが気さくに色々教えてくれるので、
数日いただけで島のことにとっても詳しくなるくらい、人との距離が近い島なんです。
151018miyu_03小値賀島へは、佐世保からフェリーで約3時間。
高速船だと約1時間半で到着します。
151101miyu_15見てください、この絶景!!
日本とは思えない景色が広がります。
151101miyu_!2 151101miyu_11正面に見える断崖の草の上の黒い点は、なんと牛。
もうこの光景だけで感動!
151101miyu_13小さな島々を眺めてのんびり。
151018miyu_01「これより先 ぬかるみ注意」
なんて優しい看板なんでしょう!
あちこちで島の人の優しさに触れましたが、ここでも感じることが出来ました。

小値賀島で注目を集めているのは、「暮らすように旅する」というコンセプトに沿った旅行の提案。古民家ステイや、島の方のおうちに泊めていただく民泊の体験をすることができます。151101miyu_14こちらはいくつかある古民家のうちのひとつ「一会庵」です。
素敵ですよね!
151018miyu_10自然の豊かさと、人々の温かさ、それからごはんのおいしさ!
それが小値賀島の魅力なんです。

そんな小値賀島で活版印刷屋さんを継いだ女性に出会いました。
151101miyu_41それが、「晋弘版印刷」の横山桃子さんです。

活版印刷というと、最近再注目されている昔の印刷手法、というイメージですが、
ここ小値賀島では町営の船の切符など、ずーっと現役で使われてきているのだそう。
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桃子さんは、おじいさんの使っていたイラスト版を使い、愛嬌たっぷりのポストカードを作っています。

例えばこんなもの。
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「活版には、色気がある。」
活版印刷って、見惚れるほどの線の美しさがありますよね。
それが色気、なのかな。
色気という言葉を聞くと、ますます文字ひとつひとつが魅力的に感じます。

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「今も昔も 子どもは みんな すってくろ」
”すってくろ” とは小値賀の方言で ”やんちゃ” という意味なのだそう。
レトロな絵と相まって、方言の響きがとっても可愛い!

151018miyu_08「お前の 山は 見えている。」
これは、桃子さんのおじいさんが息子であるお父さんによく言っていた言葉なんだそう。
大きな山というのは、見上げても大きすぎて全体や頂上を見ることは難しい。
だから山が見えているということは、「まだまだお前は小さい!」と言われているということなんですね。
しゃきっと気持ちが引き締まる、そんな言葉です。

「活版印刷を通じて小値賀の魅力を伝えて行きたい」という桃子さん。
自分の好きを大切にまっすぐ進むのって、とっても素敵です!

    晋弘舎 (しんこうしゃ)印刷所
    住所:長崎県北松浦郡小値賀町笛吹郷1738-1
    TEL:0959-56-2011

小値賀島への旅に欠かせないのが、おぢかアイランドツーリズム
先ほどご紹介した古民家ステイや民泊のほか、民宿の紹介もしてもらえるので、
小値賀島が気になるという方は、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。