160630suzukiy_00

D&DEPARTMENT TOYAMAで行われたトークイベントをレポート!

こんにちは!富山在住のSUZUKIです。

現在建設中で2017年に完成予定の富山県美術館
160415 suzukiy_00
詳しくは、以前ご紹介した記事をご覧いただきたいのですが、立山連峰を一望できることや、屋上に楽しい遊具がたくさんできることなどから、富山県だけではなく全国から注目を浴びています。

そして、今回は富山県美術館の設計を担当している内藤廣さんと、デザイナーであり、デザイン活動家でもあるナガオカケンメイさんのトークイベントに行ってきましたので、そのレポートをお届けしたいと思います。

内藤廣さんは、日本を代表する建築家です。箱庭の連載「けんちく目線でみてみよう!」でも「茨城県天心記念五浦美術館」や「とらや工房」をご紹介してきましたが、これまでに数多くの建築を手掛けています。
ナガオカケンメイさんは、47都道府県にデザインの道の駅「D&DEPARTMENT」をつくる取り組み(現在富山店を含めて国内に10店舗、韓国に1店舗)や、デザインの視点で案内するガイドブック『d design travel』を発行し、その土地らしさやロングライフデザインを再発掘する活動をしています。

160630suzukiy_02

そんなお二人のトークイベントが開催されたのは、ナガオカさんが代表取締役会長を務める「D&DEPARTMENT TOYAMA」です。
「D&DEPARTMENT TOYAMA」では、4/14~6/19まで富山美術館設計当時の構想を、メモ書きや模型で見ることが出来る企画展「ボクとアナタのありえない美術館」が開催されていました。そして、その関連イベントとして行われたのが、今回のトークイベント「ボクとアナタのありえない美術館 -富山県美術館の新しい在り方 -」です。
「D&DEPARTMENT TOYAMA」では、定期的に富山から生まれるすべてのものづくりの「富山らしさ」「クオリティ」を高めるための土壌づくりをイメージした公開トーク「dTALK 富山」が開催されていて、今回が8回目。

今回のトークイベントでは、内藤さんが建築の世界に入ったきっかけや設計の手法、そして現在建設中の富山県美術館のコンセプトの解説など、普段なかなか耳にする機会の無いお話をたくさん聞くことができました。
貴重な内藤さんとナガオカさんのお話、お楽しみください。

160630suzukiy_03

ではさっそく、トークスタートです!

160630suzukiy_05

ナガオカ(以下、ナ):今回のゲストは、富山県美術館の設計をされている建築家の内藤廣さんです。まず初めに、内藤さんのこれまでと仕事について、ざっくばらんに普段の感じでお願いします(笑)。

160630suzukiy_08

内藤(以下、内):よろしくお願いします。その前に、ナガオカケンメイさんはボクにとっても謎の人間なので、まずナガオカさんの紹介をぜひ。1960年代の素晴らしい商品たちを掘り起こすプロダクトブランド「60 VISION(ロクマルビジョン)」とか、とってもいいと思ったんです。

ナ:1960年代のプロダクトデザインは良いものが多いんですよね。60年代はものづくりの原点なんじゃないかという意味で、ロングライフデザインを復刻してブランド化したものです。           

内:2007年〜2009年、僕がグッドデザイン賞の審査委員長になったとき、絶望的な気持ちになったんですよ。この国のデザインはもうだめだと思った。例えば携帯電話は、いいものはあるけど全部韓国製で、国内メーカーは全滅。白物家電(冷蔵庫・洗濯機・乾燥機・炊飯器などの家庭用電気機器)のところも同じ状況でした。そんな中で全然違うコーナー(60 VISION)があって、それが光っていたんですよ。僕たちは一体何をやってきたんだろう、と反省を促すことになった60 VISIONは素晴らしいと思ったんです。

160630suzukiy_09

ナ:まさかここで60 VISIONの話になるとは思いませんでした。ありがとうございます。

内:やっぱり60年代はいいんですよね。何が違うんですかね?あの頃と今のデザインは何が違うんでしょう?

ナ:あの時代はマーケティングがあまりなかったんですね。他の競争相手の顔色を伺うことなく、戦後、物が無い時代に生活を豊かにしていこうと真剣に考えたのが60年代。自分たちの作りたいものを将来の日本のために作ったんだと思います。今とは考え方が全く違うと思いますね。

内:ロングライフデザインを展示しようということで、グッドデザイン丸の内という、Gマークを取ったものを並べる場所を作ったんですけど、東芝の電気釜が棚においてあると、圧倒的にいいんだよね。あとはヤクルトの瓶とか。みんな60年代。今の家電はいろんな機能が付いているけど、なんだかデザインに芯がない。ロングライフデザインでいうと、スーパーカブとかって、昔から今まであまり変わらない。デザインが一番力を発揮したのが60年代だと思います。D&DEPARTMENTにはそうゆうものがたくさん置いてありますよね。

ナ:内藤さん、ちょっと話がズレてきていますね〜(笑)。

内:今日はナガオカケンメイをハダカにする会でいいんじゃない(笑)?

160630suzukiy_07

建築は嫌で仕方がなかった。でも続けてもいいかなと思ったのは38歳の時。

ナ:いやいやそんな(笑)。では進めていきます。では、内藤さんのこれまでと仕事。改めて聞く人はあまりいないと思うんですが、この世界に入ったきっかけを面白おかしく、手短かにお願いします(笑)。

内:これは長くなりますよ(笑)。実は建築、嫌で仕方なかったんです。

ナ:それはいつ頃ですか?

内:辞めようかなとずっと考えていて。大学に入ってからも色々やったんだけど、どうも違う。実際独立してみるとクライアントに面倒くさい人がいたり、なんでこの人のために夜中まで設計しなきゃいけないんだと思ったり(笑)。予算もカツカツだし。自分の一生をこれに費やすのは違うのかなって。ところが、38歳のとき…

ナ:だいぶ経ちましたね(笑)。

内:海の博物館の収蔵庫が完成して、家族を連れて行ったんだけど、5歳と3歳の娘がそこを歩いているのを見た瞬間に、あ、続けてもいいかなと思ったんですよ。それまでは毎週辞めようと思ってたんだけど。

ナ:大学から38歳までの間はずいぶん長かったですね。

内:いつ辞めてもおかしくなかったんだけど、そのきっかけを失い続けて今に至っています。

ナ:色々あったけどでも辞めなかったじゃないですか。辞めなかった理由というのは?

内:建築はわりと社会の窓口… 社会の窓じゃないですよ(笑)。やっていくといろんなものが見えるんですよね。例えば構造というとコンクリートや鉄だとかを知らなきゃいけないし、その先には町工場のおやじがいたり、人間模様があったりします。それから、建築は法律でがんじがらめになっているので、法律が見えてくる。もっと言うと、見積書からは経済の仕組みが見える。そして施主を通して人間の心理が見える。建築という窓口から色々なものが見えるというのが面白いと思うようになったんです。

僕にとって一番大事なのは、へんちくりんな形の建物を造ることではなく、場所を造ること。

ナ:なるほど〜。(トークの進め方)いいんじゃないですか。こんなかんじで大丈夫ですか?では、これまでにどんなものや人に影響を受けましたか?

内:何人か居ますけど、一番強い影響を受けたのは生け花作家の中川幸夫さん。

160630suzukiy_11

ナ:この次のスライドは?

内:あ、人じゃなくて、一番影響を受けた場所・状態は陸前高田ですね。これは山の頂上の土を切り崩して、土を運び出す橋なんだけど、その土を使って新しい市街地を作るというもの。3.11の後、200回以上陸前高田以外にも通い続けたんですけど、いちばん影響を受けたのがここですね。もちろん支援で行くんだけど、いろんな意味で、帰りの新幹線の中では色々教わったなと思い帰ってきている。
結構考えてきたつもりんなんですけど、建築とかデザインは、人が生きたり死んだりするのと違う次元で造られてきたんですよね。本当は考えるきっかけがたくさんあったはずなんですけど…阪神大震災、東日本大震災、そして熊本地震。でも我々のデザインや建築の身近には無かった。被災地に通っていると、そうゆうことをひしひしと感じるわけです。そんな中でゼロからの街をどうやって作ろうかとか、つくづく僕は考えてこなかったんだなって思うことがあります。

ナ:やっぱりこれくらいの規模になると、なかなかうまくいかないんですかね。

内:うーん。そうですね。でもこの話をしていくと終わらなくなっちゃうから次に行きましょう。

ナ:わかりました(笑)。では、特に印象に残っている、気に入っている仕事はありますか?

160630suzukiy_12

内:これはさっきも話に出ましたが、海の博物館ですね。これは実はね、ほとんど60 VISION。この写真は船の収蔵庫なんですけど、60年代に漁業が激変します。アメリカから合成繊維が入ってくると、麻からナイロンの漁網に代わり、木からFRPのプラスチックの漁船に代わる。そして使われなくなったものは文化財になります。これらを保存するスペースをどのようにしていったらいいか考えるのが僕の仕事でした。

ナ:もともと存在した倉庫のような懐かしさもあり、建築自体の力強さもありますね。

内:この案件は本当に予算が少なかったんですよ(笑)。賞をいただきましたけど、その賞をとった建築の中で一番安いかも。そういう条件の中で、削り落とせない本当に必要なものは何かというのが見えてくる。はい、では次。

ナ:あ、もう次ですか(笑)。

内:だいたい僕の建物は外側が不親切と言われるんですよ。僕は場所を造りたいんです。こうゆう場所を造りたいというイメージがあって、それに対して建築を組み立てていく。僕にとって一番大事なのは、へんちくりんな形の建物を造ることじゃなくて、場所を造ること。住宅に関してもそう。今日のスライドの画像も、本当は外観無しで中だけで良いんじゃないのって言ったんだけど、スタッフが外観がないとわからないって言うから。安曇野のちひろ美術館、これは建築がきれいなんではなく、山がきれいなんだよね。山を邪魔しないように作りました。
(次のスライド)これは牧野富太郎記念館ですね。この写真はできたばっかりのときですが、今は森が茂って外観があまり見えなくなってます。それでいいんです。

ナ:ここは僕もけっこう行ってますよ。

内:あ、そうなの?言ってくれれば案内したのに。ここは収蔵庫がすごいんですよ。天才です。一度見ていただきたい。
あとは、2005年に島根県芸術文化センターというのができました。コンペでやらせてもらうことになったんですが、県立美術館と県立劇場を合わせたものをやるという企画で、「さすがに人口5万人の町で1500人規模(の収容人数)は大き過ぎませんか?もうちょっと小さくしませんか?」と知事にお話しにいったんです。普通、建築家はそうゆうこと言いませんよね。でも知事が言うには、「この地域は本当に人口減少が進んでいて、なかなか手が打てなかった。(知事を退く前に)最後に文化の砦を築きたい。そうするには、どうしても1500人規模の建物が必要なんです。そうしないと東京から一流のアーティストが来てくれない。」と知事に頭を下げられたんですよ(笑)2015年で10周年を迎えましたけど、人口5万の町で、10年間で来館者350万人。すごいですよね。学芸員の方も一生懸命だし、劇場の方も熱心で。
そうそう、オープニングが小澤征爾さんだったんですが、音響が素晴らしいと褒めていただきました。あとは去年、ミュージシャンのMINMIが日本の劇場の中でここが一番良いと言ってくれて、なんと一昨日、ミスチルの桜井くんがここがいいと言ってくれたそうです。ここは非常にクリアな音なのと、客席が近いのがいいホールだと思います。すみません、自慢話になってしまいました(笑)。

ナ:いえいえ(笑)。富山で設計されたのは、リバーリトリート雅樂倶ですね。何が大変でしたか?

内:散々苦労しました。施主のエネルギーが尋常じゃないんです(笑)。建築はいくつかの手順で組み立てていくんですけど、施主のエネルギーに乗っ取られて常に混乱状態で造りました。今日もお邪魔してきたんですけど、非常にきれいに使ってくれていて、いいかんじですね。10年使っていて落ち着いてきたかなという感じでした。

ナ:60枚のうち22枚のスライドが終わりました!これって、何時まで?

会場スタッフ:トークは8時半までです…

ナ:こんなこと今更なんですが、設計するときに一番大切にしていることはなんですか?

内:特に3.11のあとですね、僕は都市計画にもかかわってますけど、未来の人間のことを考えてデザインしていかなきゃいけないなと。20〜30年後使う人のことを想像しなければいけない。建築家にはそうものを想像できる能力が必要ですね。

企画展「ボクとアナタのありえない美術館」の展示について

ナ:さて、これについて喋らないと怒られます(笑)。富山県美術館を設計するにあたって。これが本題ですね。企画展「ボクとアナタのありえない美術館」の展示内容について教えてください。

160630suzukiy_27160630suzukiy_31

160630suzukiy_32

160630suzukiy_30

内:設計している最中の感じを伝えられればいいなと思って、ただ全部のプロセスは無理なので、考え始めた当初の試行錯誤の模型がいくつか並んでいて、それがすこしずつ最終形になっていくのを見せたいと思った。壁には言葉の羅列がありますが、黒い文字は僕、赤と緑はうちの常駐しているスタッフ2人が言った言葉を一緒に出しちゃえってことで載せています。設計が始まった当初、スケッチを書いて形を考えていくのもなんかなぁ、と思って、スタッフの2人に「彼女と美術館に行くとして、富山駅から始まって美術館の中をどういう順番で歩くかとか、見える景色やイメージを最初から最後まで超具体的に文字にしろ」と言ってみたんです。イメージを言葉で共有して、それを重ね合わせて造っていこうという。だからここに出てる言葉はけっこう大事な言葉だったんです。

ナ:そうでしたか。後ほどみなさんもじっくり見てみてくださいね。では、今回の設計の手法について教えてください。

160630suzukiy_29

内:基本的なコンセプトはこれ(上の画像)で、コンペのときに提案したものです。この美術館が、環水公園(新しい美術館はこの公園の一角に建ちます)に対してどうやって開くか、ということをイメージした放物線を描きました。環水公園は位置性がはっきりしているので、公園に放物線を重ね合わせるとこうなるのではと。それを、立山に面するようにスパッと切り、環水公園を受け止めながら絶景の立山を見られるようガラス張りにした。ここまでは私が考えました。僕はね、「富山の新しい名所をつくりましたね」と知事に申し上げたんです。美術館が完成したら、屋上から立山が見えてすごいですよ!屋上には佐藤卓さんがデザイン監修をした遊具を造るんですけど、真ん中にはふわふわドーム(空気の入った、飛び跳ねて遊べる遊具)が鎮座します。そこで飛び跳ねた子供は、一生忘れないでしょうね。

160630suzukiy_17

ナ:これは現在の現場の様子ですね。だいぶ工事が進んでいます。特にこだわった部分は?

160630suzukiy_18

内:これですね、ちょっとわかりにくいけど、外壁のアルミの壁です。これはね、すごいと思います。

ナ:やっぱり富山だからですか?(富山は金属加工が有名)

内:はい、地元の素材を使うことにしています。アルミと木の建物と言っても良いかもしれません。これは外壁のパーツでL字型をしているんですけど、片面が1mmピッチで波々になっていて、もう片面はツルツル。こんな細かいこだわりは、こうゆう機会でないとなかなか聞けないですよね。美術館が出来上がったら、こっそり友達に自慢してください。この壁は完成したら、夕陽に光ります。尋常じゃなく光るんじゃないかな。夕陽に染まると思います。空の色によって様々な表情を見せてくれます。

ナ:内部でのこだわりは?

内:2階の、柱のない大きい展示空間ですね。これは構造的にダイナミックで実現するのは難しいんです。でも完成したら構造体はほとんど見えなくなります。それが少し残念ですけど。では、次です。

160630suzukiy_19

内:ここはちょっと頑張ろうかなと思ったアルミの鋳物のドア(のサンプル/画面下)。ぽちぽちしてるんですけど、そこにサンダーをかけて鏡面にして、面白い質感になってます。このアルミのドアがエントランスでみなさんをお迎えすることになっています。先日このデザインの意味を聞かれたらどうやって説明するかという話になって、うちのスタッフが「キラキラ光るホタルイカのイメージはどうですか」って。後付けもいいとこだけどね(笑)。

ナ:なるほど。貴重なお話ですね(笑)。

160630suzukiy_20

内:あとは県産材ですね。いろんな案があったんですが、立山杉は癖が強すぎたので、最終的には氷見の杉になりました。非常に目がきれいです。木の使われ方も、実に多様な使い方をしていて、繊細なところもダイナミックなところもある。プロダクトレベルの精度で使っているところもあるので、ぜひ見てほしいですね。

160630suzukiy_21

ナ:なんですかこれ?

会場スタッフ:現場に落ちているものを拾って飾っているという話を聞いたことがあるのですが…(笑)。

内:ああ、それ非公開なんだけどな〜(笑)。建設現場で鉄の破片拾ったりしてるんですよ。最近凝ってるのは、大工さんが木材を切るときにスタイロフォームを下に敷くんですけど、それとか。きっかけは、現場に落ちているものはきれいだなと。意図的に作られたものではないエネルギーを持ったものだと思っていて、それを事務所に持ち帰ってます。よくよく見ると、都会の人間が忘れていたようなモノとしての存在感があるのかな。今日も現場のクズ場を眺めて、スタイロとか釘、拾ってきたんですよ(笑)。

富山県美術館の目指すところ、とは?

160630suzukiy_22

ナ:では、富山県美術館の目指すところ、とは?

内:僕は基本的には、本物を見る場所になるべきだと思います。富山県近代美術館は本物のコレクションをたくさん持っています。これをもっと良い状態でたくさんの人に見てほしいですね。(富山県近代美術館のコレクションは新しい美術館に移ります。)最も県立美術館らしい県立美術館になるんじゃないかな。そしてデザインのフロアが3階にできます。未来に向けてデザインをなんとかするという気持ちが込められています。デザインとファインアートが重なり合う美術館というのは全国には無いですよね。全国に無いものを富山県はやろうとしている。そういう意味では非常に新しい美術館になります。屋上には遊具も設置されて、そこに未来を担う「こども」が乗っかる。こんなものは今までに無いので、みなさん、期待してもらっていいんじゃないかな。

160630suzukiy_23

ナ:そのときのプレゼンで使ったパネルがあるという噂を聞いたのですが。このパネルは普通見られないものですよね?

内:これはコンペのプレゼンテーションのときに作ったものですね。おおまかなプランとしては、1階には大事なものを置かない。何があるかわからないので、大事な美術品は2階以上に置くというプラン。ここではまだ放物線の話は出てないですけど(笑)。

ナ:普段見られないものが見れましたね。ではこれで最後です。富山にはどうなってほしいですか?

「金沢に負けてほしくない!」

160630suzukiy_14

内:これはね、金沢に負けてほしくない!

ナ:今日は金沢から来ている方も多いと思いますが(笑)。

金沢の一人勝ちに歯止めをかけなくてはならないと思います。金沢はプロデュースがうまい。いい切り口、変化球というか。富山はもうちょっとという感じなんだけど、素直な直球しか投げないかんじ。でも思い切り速い球を投げられると思うんです。富山の美術館はそうゆうことができる場所だと思います。未来に対して直球勝負ができるのが富山だと思います。

160630suzukiy_24

ナ:ということで、無事終わりました(笑)!

160630suzukiy_25

トークイベントの後には、D&DEPARTMENT TOYAMA のおいしい軽食をつまみながら、自由にお話できる時間も設けられました。
第一線で活躍している方のお話を聞くとこができ、大変刺激になりました。
そして、富山県美術館の完成がとても楽しみになってきました。今後も完成まで、引き続きレポートしていきたいと思います♪