DESIGN クリエイティブなモノ・コト
じぶんでつくる和紙ピアスキット「Kamikazari」
1000年以上の歴史をもつ因州和紙がおしゃれなDIYアクセサリーに!
こんにちは、くろさわゆうこです。
歴史も古く、書物や書簡など字を書き留めるだけでなく建具や家具、衣服など昔から日本人の生活に馴染みのある和紙。最近では、実用品だけでなくアートやデザイン性の高いインテリア・雑貨などでも和紙を使ったプロダクトが見られますが、今回紹介するアクセサリーもなんと和紙でできているのです!
その名も、じぶんでつくる和紙ピアスキット「Kamikazari」。
繊細でおしゃれなのはもちろん、自分好みの形がつくれるというこの和紙ピアスの魅力をお伝えしますね。
伝統工芸の「因州和紙」でできたピアスが伝える、日本の手仕事とエコ
こちらが、今回紹介する和紙ピアスキット「Kamikazari」です。
素材として因州(いんしゅう)和紙が使われていますが、日本の和紙の産地の一つである鳥取市青谷町と佐治町でつくられており、詳しい起源は定かではないですが、正倉院に保存されていたことから約1000年以上の歴史をもつ古くからある和紙でもあります。
そんな伝統工芸品の因州和紙でDIYアクセサリーという新たなプロダクトをつくったのは、鳥取でゲストハウス兼カフェの運営や地域振興、文化事業の企画・制作、デザイン企画・プロデュースなどを手がける「合同会社 うかぶLLC(エルエルシー)」の三宅航太郎さんと蛇谷りえさん。
見ず知らずの土地・鳥取に住み着きそこで幅広く活動する中で、伝統と手仕事の高い技術で因州和紙がつくられていること、それなのに一部分でも破損や基準に満たないものがあると製品としての価値がなくなることを知り、廃棄される和紙の新たな使い道として自分でつくれるこのピアスキットを企画・商品化したそうです。
デザイン性だけでなく、廃材をリユースするというエコロジカルな姿勢や伝統工芸品の手仕事の良さ技術の高さも、この「Kmikazari」を通して感じることができますね。
繊細でおしゃれ!風合いを生かして自分だけのピアスをつくろう!!
先ほどもお伝えしたように棄てられる因州和紙でつくられたこの「Kamikazari」ですが、さらなる魅力が”自分好みの和紙ピアスをつくれる”という、DIYアクサセリーであること。
「じぶんでつくる和紙ピアスキット」と商品名にもあるように、和紙ならではの風合いを生かして自分だけのピアスをつくってみましょう!
切り抜かれた丸型をそのままつけてもシンプルで素敵!
このように何枚か重ねて、くしゅくしゅっとさせてもOK!
洋紙と違って和紙は繊維が長いため折り目がつきやすく、木工ボンドなど接着剤を使わなくても写真のようにそのままの形状が保たれるそうです。折り方やシワのつき方によって和紙の表情が変わり、繊細でとってもおしゃれですよね。
ちなみにキットは3種類。写真下左より雁皮(がんぴ)、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)で、和紙の原料によって色や風合いの違いを楽しめます。
棄てられる手すき和紙を印刷用プレス機で丸く型抜き。1シート12片で、真鍮でできたピアスフックと丸カンが付いてます。
紙なのでひっかけたりしたら破れてしまいますが、天然の素材を使用し手すきでつくられていることから、和紙は破れにくい丈夫なものとして扱われてきたので、ある程度の強度もあります。
1シート12片ですが、1片を1回だけなく何回か繰り返し使うことができるかもしれませんね。
”昔から書くための「紙」だけでなく、素材として衣服や家具など多様に使われていた、そんな和紙の魅力を知ってもらいたい”という思いからできた、この和紙ピアスキット。一枚一枚自分でつくる楽しみとともに、和紙の手触りや変化する表情、また昔からある手仕事の素晴らしさも感じられますね。
じぶんでつくる和紙ピアスキット「Kamikazari」、いかかでしたか?
和紙という素材の魅力はもちろん、その日の気分やファッションによって自分好みのデザインができるという、DIYの楽しみもありますよね。デイリーではもちろん、今の季節は浴衣にも合いそうですね。
うかぶLLCのオンライン・ショップで購入できるので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね〜。
じぶんでつくる和紙ピアスキット「Kamikazari」
価格:1,200円(税込)
内容:鳥取の手漉きの因州和紙3シート(1シート12片)
ピアスフック、丸カン(ともに素材は真鍮)
※金属アレルギーやお肌の弱い方はご使用をお控えください。
※水に濡らさないように気をつけてください。
◆参照元
・うかぶLLC http://ukabullc.com
・Ukabu Online Shop http://ukabullc.thebase.in/items/489599