mountain collector

「二度は出会えない山の景色を、余すことなく集めたい」そんな思いから始まった、ささやかなプロジェクト。

こんにちは、山好きのSUZUKIです。
9月に入り、急に夜風が涼しくなりましたね。夏の終わりを感じて少し寂しい気持ちです。
夏の間は毎週のように山に登りました。秋の山行計画も徐々に決まりつつあります。
今回は、山に登り、​そこで見た景色を、日記を書くようにハンカチに仕立ててゆく「mountain collector(マウンテンコレクター)」をご紹介します。
私、SUZUKI が手がけるプロジェクトです。

DM

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「私は、山岳収集家。」

今まで、わりとたくさんの山を登ってきた。
​アウトドアメーカーに就職し、最初はなんとなく、人に連れられて。
​初めての「アルプス」は燕岳だった。
​到着が遅くなり、トイレの目の前にテントを張った。漆黒の夜に怯えて少し泣いた。
​いつからか、山バッジを買うようになって、そのうち、景色を写真に収めるようになった。
​同じ景色は二度と見られないかもしれない。
​だから、山で出会ういろいろなものを、余すことなく収集したいと思った。

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マウンテンコレクターは、山に登り、​そこで見た景色を、日記を書くようにハンカチに仕立ててゆくプロジェクト。
​①登山 ②山行記録の更新 ③ハンカチの制作/販売
この3つを繰り返しながら、山の景色を収集していきます。

私が本格的に山登りを始めたのは5年前。アウトドアメーカーに就職したことがきっかけでした。
最初は登るのに必死で、写真を撮ることは二の次。でもあるときから「同じ景色は二度と見られないかもしれない」と思い立ち、重たいフィルムのカメラを持って登るようになりました。
ただ、山岳写真家になりたいわけではないのです。絶妙なタイミングを狙って渾身の一枚を撮るのではなく、あくまでも淡々と、そのとき自分の目の前にある景色をひとつひとつ集める。言葉にするならば「山岳収集家」。

mountain collector

ポストカードでもなくTシャツでもなくハンカチを選んだ理由は、ただの四角い布だったから。
美しい山の景色を乗せるにはこれくらいシンプルなものがいいと思いました。
薄手の生地は光に透けてその色を変え、まるで山の天気のよう。
そして、私がいつか見た山の景色がハンカチに姿を変え、誰かの生活の中で生きていくことが不思議で面白いと感じたからです。

 

39種類のハンカチを携えて、山の日に合わせた展示会を開催

新しい国民の休日「山の日」(8.11)に合わせて、東京/谷中 HAGISO で展示会を開催しました。
今回は、2012年〜2015年の山行で集めた景色で39種類のハンカチを仕立てました。
山の頂上、山小屋のごはん、雪の上に落ちた葉っぱ。様々な山の景色が鮮やかな色彩となって白い空間に並びます。

mountain collector

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mountain collector

mountain collector

mountain collector は、山に登り、そこで見た景色を、日記を書くようにハンカチに仕立ててゆくプロジェクト。
まだまだ撮りためている景色がたくさんあります。随時、山にも入ります。今後の活動を、お楽しみに。

現在、mountain collector のハンカチは WEB SHOP 、もしくはイベント開催時に販売しています。