DESIGN クリエイティブなモノ・コト
本から飛び出す立体文字がすごい!山口友都さんの「OruFun」
今日も元気、おつゆです!
本日は、すべて本で作られた立体作品、山口友都さんの「OruFun」をご紹介します!
OruFun(オルフォン)とは、山口さんが名付けたBookfoldingの作品を総称した名前。本(Book)を折って(folding)作る作品とはどのようなものでしょうか?
こちらがその作品。
本1冊のページをすべて使って浮き出る絵と文字。まるで絵に描いたようなこの再現度です!
拡大すると、綺麗な折りが重なって文字が出来ていることがわかります。
漢字もこの通り!止めやハネの絶妙な曲線もこの表現力の高さです。
複雑さといかに絵柄の輪郭を綺麗に作るかを大切にしている山口さん。他に見られない複雑でクールな作品が多く、その緻密な技術と創造性から作品づくりへの強い意志を感じます。
これらの作品はどのように作られているのでしょうか?
図案の検討
どのような絵や文字にするのか、まずは図案の検討から始まります。数日かかる時もあれば、早い時では30分で出来てしまうそう。独自デザインの文字など、スタイリッシュで美しい見た目はここで決まるのですね!instagramで見られる作品の中には既存のキャラクターやロゴも見られますよ。
設計書を作る
複雑な作品づくりに欠かせないのは綿密な計画。1ページごとに端から何センチの所で折ればいいのかを決めていきます。この設計書をつくるためにかける時間は約3時間。上の動画からはその設計書をチラ見することができちゃいます。すごい細かさですよね!ここで細かく決めることで、何ページの本が何冊必要かが分かります。
印をつけて折る
出来上がった設計書通りに作品を作っていくのですが、折る前にまずは印を付けます。この作業がとても大切!ここがずれると作品の見た目も大きく変わってしまいます。ひとつひとつ定規を使った丁寧な印付けに約3時間かけて、その後約2時間かけて印に合わせて折っていきます。
これで終わり。素晴らしい立体作品の完成です!
素敵な作品まだまだあります!
こちらは代表作品のジャック・オ・ランタン。
飛び出すだけでなく、凹凸をうまく組み合わせた作品。コウモリの凹みも綺麗に出ていますね!
クールな作品の多い山口さんですが、こんなオシャレな作品もあります。
撮影場所にもこだわりの見える作品。まるで本当にテーブルの上にコーヒーが乗っているように見えますね。
こんな小さな本でもできちゃいます。こうやってギフトボックスに詰めたら、バレンタインにも使えちゃうかも?
他にもたくさんinstagramに公開されているので見てみて下さいね。
Webショップで作品を買えちゃう!
山口友都さんの作品は、Etsyのショップから買うこともできます。今だとクリスマスにぴったりの作品も売られていますよ!ひとつひとつ手作りの作品、おひとついかがですか?
山口友都
2013年にインターネットで見たBookfoldingに影響を受け、作品制作を開始。それ以来、独自のスタイルのブックフォールディングを作品を作り続け、作品をオルフォンと名付ける。2016年10月2日、30日にテレビ東京の番組、イチゲンさんでも紹介された。
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