DESIGN クリエイティブなモノ・コト
まるで札幌を観光しているような気分に!景観色カードゲーム「SAPPOLOR-さぽら-」
札幌の色や歴史についてあそびながら楽しくふれるカードゲーム登場。
こんにちは。札幌在住のキュレーターnarico.です。
今回は、2017年1月発売になったばかりの札幌のカードゲーム「SAPPOLOR-さぽら-」をご紹介したいと思います!
SAPPOLORはSAPPOROとCOLORを合わせた造語で、カードに札幌の景観色を使っています。
景観色とは、いろんな街にそれぞれある”観に配慮した景色を壊さず馴染む色”のこと。
札幌の景観色は全部でなんと70色!
2007年に札幌市が策定した札幌の気候風土に合う色なんですよ。SAPPOLORはその中から色のバランスと札幌らしさをセレクトした22色を使ってます。
札幌独特の色の名前と、ゆるくて可愛いイラストがユニーク!
札幌景観色の名前はおもしろいものばかりで、蝦夷リス、札幌玉葱、雪まつり、生チョコなど札幌の特徴が詰まっていてどれも覚えやすく、遊びながら観光気分にもなれそう!色と名前にちなんだイラストは札幌でイラスト雑貨を製作しているネクタイさんが描いています。淡い色合いとゆるくて可愛いイラストがマッチしてて、お部屋にも飾りたくなるような魅力があります。
遊び方は、色あわせゲームやババ抜き等、とっても豊富です!専用の音声読み上げサイトにアクセスすると、かるたとしても遊べてスマホが読み札にもなってくれるんです。子供から大人まで楽しめることはもちろんのこと英字表記もついててグローバルな交流にもぴったり。実際、私も遊んでみましたがゲームで盛り上がっているうちに色をどんどん覚えられちゃいますよ!
クリエイターに嬉しいカラーコード記載。
さらに嬉しいのが「あ、この色いいな」と思った時、モノづくりをしている人が気になるCMYKなどのカラーコードがカードに記載されてるんです!お気に入りの色を見つけたりカラーの勉強にもなったりと、嬉しいポイントですね。
SAPPOLORを通して札幌を知ってもらう。「色」からできるまちづくりを目指して。
SAPPOLORの製作者、北海道カラーデザイン研究室カラーコーディネーター・外崎由香さんにお話を伺ってみたところ、札幌景観色は豊富な色数にユニークな名前なのにも関わらず、存在自体を知らない市民も多かったんだとか。そんななか生まれたSAPPOLORには、札幌の「色」や「歴史」を改めて知って欲しい、そして、昔ながらに大切にしている札幌の魅力を次世代に受け継ぐきっかけになって欲しいという想いが込められているんだそう。「色」からできるまちづくりを考えた製作者の思い、とっても素敵ですね!
SAPPOLORは、札幌市の一部店舗で販売しています。
札幌駅の中の観光客がにぎわうお店、北海道どさんこプラザでも売っていて、お土産としても喜ばれてるんですって~!また、オンラインショップもあり、いろんな地域の人からも最近注目を集めはじめているんだとか。SAPPOLORの取り扱い店とオンラインショップについては北海道カラーデザイン研究室のホームページに載っているのでぜひ、チェックしてみてくださいね。
北海道カラーデザイン研究室
住所:札幌市白石区東札幌5条1丁目1-1 札幌市産業振興センター3階
電話:080-8627-1173 メールアドレス:smile@h-colorlab.com
Web site:http://www.h-colorlab.com/
オンラインショップ:https://colorlab.shop-pro.jp/