DESIGN クリエイティブなモノ・コト
折り紙を折るようにおにぎりが作れるペーパークラフト「オリニギリ」
作る遊びを通して、楽しく日本文化を伝える。
こんにちは、シオリです。
みなさん、おにぎりは好きですか?私はもちろん大好きです。美味しくて、何だか力が湧く食べ物ですよね。
今日は、そんなおにぎりに纏わるものをご紹介したいと思います。
おりがみ × おにぎり = オリニギリ
こちらのカラフルで独特の形をしたアイテムは、その名も「オリニギリ」。
子供から大人までいろんな世代が垣根なく遊ぶことが出来る日本伝統の遊び「おりがみ」と、同じくみんな大好きな日本のソウルフード「おにぎり」が組み合わさって生まれたのがオリニギリです。
おにぎりを作る型紙のようになっているオリニギリ。一度組み立てて形を確認したら、もう一度開いてラップを敷きます。その上に海苔、ごはん、具材を載せ、再度組み立てるようにすれば、あっという間におにぎりの完成!手を汚すことなくおにぎりを作ることが出来るんです。
オリニギリは、向日葵設計が建築や家具の設計をする中で始まったプロジェクト。一枚の紙から作られる形からインスピレーションを得て設計された建築や、一枚シートをカットして作れる家具などを手掛けたことで、一枚の紙で作ることが出来るおにぎり・オリニギリが生まれました。
パッケージを開けると、4種類のシートが入っています。オリニギリの形は、おにぎりと言ってもお馴染みの三角や俵型ではありません。一枚の紙で作られる形を模索して生まれた、意味を持つ形です。
三角錐が向かい合うように繋がった形は“共有”を意味していて、1つを2人でシェア出来るということ。また、三角錐が3つ連なる形は“仲間”という意味を持ち、どこに梅干しが入っているかゲームをして楽しんで欲しいというメッセージが込められています。
その独特の形は、アイデアを加えることでいろんな楽しみ方が出来ます。ごはんの種類を変えたり、おかかをまぶしてみたり、海苔で遊んでみたりすることで、創造性はどんどん広がります。なんともクリエイティブなおにぎりですね!
デザインがかわいらしく、作る楽しさを提供してくれるので、パーティーなどにもぴったり。みんなでわいわい作れば、盛り上がること間違いなしです。
また、持ち運ぶときにも便利。型崩れを気にすることなく運べて、食べた後は平らにしてスペースを取らずに持ち帰ることが出来ます。もう少し温かくなったら、ピクニックに持って行くのにも良さそうですね。
オリニギリを通して子供たちに、海外に、楽しく伝える日本の文化。
綺麗な三角を作るのが難しいお子さんや、おにぎり文化に初めて触れる外国の方でも、オリニギリがあれば楽しく簡単におにぎりを作ることが出来ます。
日本国内にとどまらず、海外でもワークショップを開催。文化を伝えると言うとちょっと難しい気がしてしまいますが、こんな風に楽しめるアイテムがあれば、自然にコミュニケーションが取れそうです。
東日本大震後のボランティア活動から生まれたというオリニギリ。復興イベント「東北風土マラソン」では、2015年は2500個、2016年は4500個を地元の方々と一緒に作ったり、完走賞としてランナーに贈呈したりしたほか、子ども達とのワークショップも実施したんだとか。その活動が認められ、2016年度グッドデザイン賞を受賞しています。
オリニギリは、現在クラウドファンディング・Makuakeで支援を募っています。また、2017年3月1日から発売開始予定とのことです。
おりがみもおにぎりも、とても身近にあるものだけど、こうして組み合わさったことでこんなにもいろんな世界が広がるとは、素敵です!これからの活動にも注目したいですね。
オリニギリ
URL:http://orinigiri.com/index.html
2月27日まで予約販売受付中
価格:1,000円(税込・予約販売価格)
※Makuake「オリニギリ」プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/orinigiri/