デザインが生きる幾何学模様グラフィックス

幾何学模様だけ集めた!秀作デザイン100点

こんにちは、箱庭編集部のmoです。
突然ですが、みなさんはどんな模様がお好きですか?ボーダーや花柄、ギンガムチェックなど、暮らしの中にはさまざまな模様が溢れています。デザインやアートがお好きなみなさんにとって、可愛い柄や模様は気になる存在のはず。
今回はそんな模様の中でも「幾何学模様」に視点をおいた1冊、『デザインが生きる幾何学模様グラフィックス』をご紹介したいと思います。

幾何学とは、そもそもは数学の分野のひとつ。数を視覚化する手段として用いられ、幾何学図形となり、その図形に意味を持たせたりパターン化したりして、デザイン業界でも人気のあるジャンルの模様となりました。
本書では、綿密な構成でクリアなイメージを生み出す幾何学模様をモチーフにしたグラフィック・デザインが勢ぞろい。ロゴ、ショップ・カード、ポスター、パッケージなど、美しさと実用性、機能性を兼ね備えた秀作およそ100点が掲載されています。デザインの参考にしたい素敵なデザインがたくさん!
早速どんな内容なのかチェックしてみましょう〜!

単純なパターンのアイデア

デザインが生きる幾何学模様グラフィックス
こちらはアメリカのラーメン屋さんのビジュアル。シンプルな円形を繰り返すだけでも、もちろん幾何学模様です!中国画のようなイラストの上に幾何学模様を乗せてデザインするアイデアがおもしろいです。

キャンディーまで幾何学模様に!?

デザインが生きる幾何学模様グラフィックス
こちらは、スペインのクリエーターが考案する、大人のためのシュガーフリー・キャンディーのデザイン。パッケージだけでなく、なんとキャンディー自体が幾何学模様になっているんです。フレーバーによって異なる幾何学模様がなんともキュートです。グラフィックだけに留まらず幾何学模様を使うアイデアに驚かされました!

モノクロでもアイデア次第で表現が広がる

デザインが生きる幾何学模様グラフィックス
こちらはモノクロでデザインされた刃物のパッケージ。食材を切った時の感覚を表現したという、幾何学模様がデザインされています。2020年の東京オリンピックのロゴマークもまさに単色の幾何学模様。モノクロでも図形の組み合わせでさまざまな表現ができるところも、幾何学模様のおもしろいところですね。

強弱をつけて、たのしさを表現

デザインが生きる幾何学模様グラフィックス
ソウルにある美術系ギャラリーのパンフレット。もともとビリヤード施設だった事から、ビリヤードの玉のような小さな丸をカラフルな幾何学の上にランダムに組み込んでいるそう。整然とした幾何学図形に強弱をつける事によって、堅苦しい印象からすこし抜けのあるたのしい印象になっています。また、幾何学模様×カラフルな色彩もとっても相性がいいと感じる作品です!

幾何学模様で表現されたキャラクターがユニーク

デザインが生きる幾何学模様グラフィックス
アイスランドのチョコレートのパッケージデザイン。遠くから見ると、連続した変わったパターンに見えますが、よくみるとひとつひとつ幾何学図形を取り入れた動物キャラクターが描かれています!図形を組み合わせるだけでこんな表現も可能なんだ!と、新しい発見に出会えます。

いかがでしたか?幾何学模様だけで、こんなにもいろんな表現があるんだ!と感じる、100点のデザインがぎゅっと詰まった1冊。なかなか日本では目にする事ができない、世界のデザインを楽しむ事ができます!模様好きの方、アイデアのひきだしを増やしたい方におすすめの本です。