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夏の木陰の涼しさを、うちわで表現。

今日も元気、おつゆです!

もうすぐ夏も本番。日本の暑い夏を涼しく過ごすために、うちわは欠かせませんが、せっかくなら素敵なうちわを使ってみませんか?
今日ご紹介するのは、その名も「こもれびうちわ」。なんと、光に透かすだけで「こもれび」が作れちゃうんです。

都市生活の中に日本の風景をお届けします

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こもれびうちわは、アートディレクターのKOTOTKO HIRATAさんが作られたデザインうちわ。一見すると白いうちわですが、光に透かすとあら不思議。浮かび上がる葉のシルエットは、障子に映る木の陰をイメージして作られたそうです。普段の生活の中で日本の風景を体験できる、そんな素敵な作品です。

こもれびとは、木の葉から漏れ差す光のこと。この「こもれび」を英語で何と言うか知っていますか?

答えは「komorebi」。実は日本にしかない言葉なんです。自然を楽しむ日本人の感性が、この言葉を作り出したんですね。

すべて手作り!?職人が生んだ和紙と骨組み

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こもれびうちわの顔となる透かし和紙の正体は越前和紙。日本最古で最大の和紙の産地である越前の歴史は、なんと1500年!現代まで受け継がれる伝統的な技術で、こもれび模様の透かし和紙を1枚1枚手で漉いて仕上げているんです。
この和紙をよく見ると、輪郭がぼやけているのが分かります。このぼやけを作り出すために、なんと無地→柄→柄と3層を重ねているんですって。このこだわりのひと手間が、優しいこもれびを作り出しているんですね。

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そうやってこもれび模様の透かし和紙が出来ると、次は「京うちわ」の骨組みを作っていきます。放射状に並ぶ骨組みが京うちわの特徴。心地よいうちわの感触を作るために、こちらも職人の手で丁寧に並べられていきます。

つまりすべて手作り!細かいところまでこだわり抜かれた作品なのですね。

夏の贈り物に、こもれびうちわはいかが?

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日本の風景を体験できるこもれびうちわは、夏の贈り物にぴったり!
涼しさと一緒に、ゆったりとした時間や癒しをプレゼント出来そうですね。外国の方へのお土産にも喜ばれそう!日本の夏を感じられるこもれびうちわを、誰かにプレゼントしてはいかが?