“チェキ”instax mini 90

二重露光で、もっとチェキが楽しくなる!

こんにちは、箱庭編集部です。
気軽にその場でプリントするのが楽しいインスタントカメラ。中でも富士フイルムの「チェキ<instax>」は、愛用しているという方も多いはず。そんなチェキシリーズには、いろんな機種がありますが、今日は二重露光が出来てしまうという写真好きのみなさんに人気の機種を使った遊び方をご紹介したいと思います。

二重露光とは?

“チェキ”instax mini 90
1枚のフィルムに2度シャッターを切り、像を重ねる写真の手法です。2枚が重なるため、どのように重ねるかを工夫することで、面白い写真が撮れるんです!

今回使用するカメラはこちら!

“チェキ”instax mini 90
二重露光を手軽に楽しめるのは、「NEO CLASSIC」をコンセプトに開発された「“チェキ”instax mini 90」です。スタイリッシュでカッコ良いボディに、二重露光や長時間露光などが可能で機能も優秀。写真をアートとして楽しむのにもってこいの機種なんです!

チェキで二重露光にトライしよう。

“チェキ”instax mini 90
instax mini 90で二重露光を楽しむには、「MODE」と書かれたボタンを押して、四角が二つ重なったようなアイコンを選びます。二重露光で撮りたい時は、このモードに変えることを忘れずに!

準備が出来たら、いよいよ撮影に挑戦してみましょう。今日は、二重露光で出来る4つの撮影パターンをご紹介。どれもそんなに難しくないので、手順に沿ってチャレンジしてみて下さい。

パターン1:手のシルエットに“何か”を重ねる

“チェキ”instax mini 90
まずは、4つの中でも比較的簡単に楽しめる方法からご紹介。手のシルエットの中に、何かが映し出されたような写真です。こちらの作例では鮮やかなお花が写っていますが、なんだか幻想的で素敵ですよね!

“チェキ”instax mini 90
撮影方法は、至って簡単。太陽などの光源に向かって自分の手をかざして、逆光の状態で1枚目を撮影します。そこに、2枚目として重ねたいカットを撮影するだけ。先ほどの写真のように、2枚目で赤や黄色の鮮やかなものを撮ると、より印象的な写真になりますよ。

パターン2:街並みを上下に重ねる

“チェキ”instax mini 90
次は、ちょっと高度な方法も教えちゃいます…!こちらをご覧ください。同じ風景が写真の上下に配置されていて、まるで街が鏡に映ったような不思議な写真です。

“チェキ”instax mini 90
このような写真を撮るには、光を通さない黒のテープを使います。今回は、こちらのパーマセルテープを使用しました。写真用品として売られているもので、家電量販店や写真専門店などで購入できますよ。または、黒画用紙をマスキングテープで貼ることで代用も可能です。

“チェキ”instax mini 90
まずは、レンズの上半分を黒テープで覆い、撮りたい景色が下半分に映ることを意識して、1枚目を撮影します。ここでのポイントは、テープで測光の穴をふさがないようにすること。ふさいでしまうと、暗い写真になってしまいます。

“チェキ”instax mini 90
1枚目を撮影し終わったら、今度は黒テープを反対側のレンズ下半分を覆うように張り替えます。そして、カメラを上下逆に持ち替え、自分から見て下半分に景色が映るように撮影します。

そうすると、先ほどのような上下に同じ景色が映った写真が撮れるんです。今回は上下に配置してみましたが、斜めに写すことも出来ますよ。テープの貼る位置にはちょっとコツが必要ですが、慣れば簡単。想像通りの構図で撮れなかった!という写真も、意外と良い感じになるのがチェキの良いところなので、楽しみながら撮影してみてください。

パターン3:人物を分身させる

“チェキ”instax mini 90
先ほどと同じように、黒いテープを使用すると出来るのが、人物が分身したような写真。2人写っている写真は、よく見ると同じ人!そして、4人写っている写真も同じ人が前後入れ替わって写っている?!というトリックのような面白い写真が撮れるんです。

“チェキ”instax mini 90
撮り方は、最初にレンズの左半分を黒テープで隠し、一枚目を撮影。

“チェキ”instax mini 90
そして、2枚目にレンズの右半分を隠した写真を撮影します。この時、被写体となった人物は、ちょっとポーズを変えてみると動きのある写真になるのでオススメです!

そのように撮影すると、左右の絵が合体して一つの写真になることで、1人の人物が分身したような写真が撮れるというわけです。白い壁など背景に家具や模様が無い場所であれば、カメラは手持ちのままでもOKですが、三脚をお持ちの方は使ってみるときれいに撮れます。

パターン4:二つの写真を重ねる

“チェキ”instax mini 90
最後は、単純に2枚の写真を重ねるように撮影する方法。意図的に重ねても良いですし、何気なく目に留まった2枚を撮ってみると、思いもよらない写真が撮れることがあって面白いですよ。1枚目の暗い部分に2枚目の写真が写り込むので、そのバランスを考えながら撮ってみてくださいね。

“チェキ”instax mini 90
以上、4つの二重露光モードを使った撮影パターンをお教えしてきました。みなさんもやってみたくなりましたか?ぜひ、カメラを手に入れてチャレンジしてみて下さいね。

そして最後に、箱庭がみなさんと一緒にチェキを楽しむために開催するイベントのお知らせをしたいと思います!

「箱庭×チェキカメラ部」が発足しました。

今回ご紹介したように、チェキは、旅先の記念として友達と共有したり、結婚式二次会のお祝いコメントに使ったり…という定番の使い方以外にも、もっともっと無限大の楽しさがあるカメラです!その楽しさを、たくさんの人とシェアしようと立ち上げたのが【箱庭×チェキカメラ部】です。2018年3月まで毎月チェキをあらゆる角度から楽しむ部活動のようなイベントを開催し、チェキを楽しむ輪を広げたいと思っています。

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実は、今回ご紹介した二重露光の方法は、「箱庭×チェキカメラ部」の第一回ワークショップで実践したもの。ご紹介した作品も、参加者のみなさんが撮ったものなんです!当日は、チェキを良く使う方も初めての方も一緒になって撮影し、改めて写真の楽しさを実感する一日でした。(最後の記念撮影は「instax SQUARE SQ10」で撮影して、思い出に。)

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次回の開催は、12月9日(土)です。箱庭編集部が集めた、植物や木の実、石などの自然素材で作った数字を「スマホdeチェキ」を使ってチェキフィルムでプリントアウト。自分だけのカレンダーづくりを行います。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。みなさんのご参加を心よりお待ちしています!

◆協賛:富士フイルム イメージングシステムズ株式会社