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週末読みたい本『2色デザイン デュオトーンのミニマムカラー・リファレンス』

週末読みたい本『2色デザイン デュオトーンのミニマムカラー・リファレンス』

150を超える作例から、2色デザインの可能性を探る!

こんにちは、haconiwa編集部 moです。
今回の週末読みたい本は、クリエイターやデザイナーのみなさんにとって、アイデアのヒントになる1冊『2色デザイン デュオトーンのミニマムカラー・リファレンス』です。

本書は、そのタイトル通り2色でデザインされた作品を収録したデザイン実例集です。
“2色デザイン”は、コストを削減し、可読性を高め、目にも優しく、最小限のデザインで最大限の効果を得るためのデザインメソッド。ロゴ、パンフレット、ポスター、パッケージ、書籍装幀、企業PR関連など、さまざまな事例から、グラフィックデザインにおける2色の可能性と、その活用について探る内容となっています。

「カラーマッチング」、「デュオトーン」、「グラデーション」の3章構成となっており、150以上の作例が紹介されている読み応えのある1冊なので、今日はいくつかピックアップして内容をご紹介したいと思います。

2色カラーデザイン
こちらはセンター・ドゥ・テアトル・ドゥジョエルドゥイ2017/18シーズンのキャンペーン画像のデザイン。登場人物の俳優たちを漫画風のアイコンとしてビジュアル化したものだそう。
2色しか使ってないですがインパクトが強く、人物の描写も細かく表現されていて、逆に細部まで引き込まれます…!

2色カラーデザイン
こちらはアート・プロモーション・オフィスが企画した「アートトラベラーズ展覧会シリーズI:異国の解説」のためのビジュアル・アイデンティティ。香港で、地元の女性アーティスト2人を取り上げたこの展覧会では、2人の旅の様々な体験や印象を結びつけるエキゾチックな目印を提示しています。万華鏡のようなグラフィックはアーティストたちが発見したエキゾチックなアイコンを見つけるためののぞき窓として描かれているそう。

同じ2色を使ったデザインでも先ほどの作品と全く印象が異なり、色の組み合わせによってこんなにも雰囲気や表現が異なることに驚きです!

2色カラーデザイン
レンヌにあるミュージック・ルーム「ルタジウ」のグラフィック・アイデンティティは2年かけて開発されたものだそう。各季節を経たコレクションのビジュアルは、ベースのデザインが同じでありながら文字の上に重ねられた素材や色の違い印象が異なる作品に仕上がっています。同じデザインでカラーだけ変えて表現する方法もおもしろいですね!

2色カラーデザイン
こちらはイタリアの自主制作雑誌『ペロ』。21人のイラストレーターが共同で設立した出版だそうで、紙面の中も様々なイラストでデザインされています。
それぞれのイラストレーターが同色のデュオトーンをうまく使いながら、どのページにも個性があり2色だけとは思えないほど様々な表現がされています。色の重ね方や余白、2色の割合などを変えてここまで表現できるなんて驚きです!

2色カラーデザイン
最後にご紹介するこちらの作品は、コロンビアのボガダ市にある遺跡をアートによる解釈を通じて再現しようとするプロジェクト「相互主義者の空間」の冊子です。デュオトーン技法を用いて24種類ものカバーが制作されたそうですが、同じようなものは1つもありません。
模様のデザインに加え、グラデーションの表現も加えることでこんなにも様々なデザインが作り出せるんだと勉強になりました。

2色でデザインするとなると、とても制限されたもののように思いますが、アイデアや色の組み合わせ次第で2色デザインの可能性は無限大で、様々なデザインが可能であると本書を通して改めて気付かされました。
きっとクリエイターやデザイナーのみなさんの今後の制作のヒントにもなるのではないでしょうか。気になった方は是非チェックしてみてくださいね〜。

2色デザイン デュオトーンのミニマムカラー・リファレンス

出版社: グラフィック社
発売日:2019年5月刊行
仕様:B5変型 、 総240頁
定価:本体3,900円(税別)
ISBN:978-4-7661-3254-0
URL http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=39071

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