こんにちは、haconiwa編集部の山北です。
本日は、注目のクリエイター陣を特集する、紙と印刷にこだわった素敵なフリーペーパー「D-LAND PAPER」がクラウドファンディングを開始されたようなのでご紹介いたします！

全国の美大・美術系専門学校で配布。印刷にこだわったフリーペーパー“D-LAND PAPER”

紙や印刷にこだわったフリーペーパー“D-LAND PAPER”。 2018年から今までに全5冊を発行し、全国の美大や美術系専門学校で配布しています。

そんなD-LAND PAPERは、美大生によるアイデアをもとに美大生コミュニティを運営する“D-LAND”と印刷会社の“藤原印刷”、紙の専門商社である“竹尾”の3社共同で制作されているそう。
ハイクオリティな印刷物を実際に手に取って紙や印刷表現の可能性を知ることは、「美大生たちの創造性を温めることにつながる」と考え、時には特殊印刷を組み合わせながら型破りな印刷技術にチャレンジするなど、日本で一番印刷にこだわったフリーペーパーを目指しているんだとか。

実は私山北は３ヶ月前まで美大生だったので、このメッセージがとても素敵だな〜と強く思いました。なかなか自分の制作に追われていると、新しい作品や情報をキャッチするのがむずかしいのですが、D-LAND PAPERのように校内でサッと手に取れて、こだわりの印刷物を眺められるのはありがたい…！無料で持ち帰ることができるのも学生にとってうれしいですね。

毎号豪華なクリエイター陣を特集！裏面はポスターにもなるオリジナル作品を掲載。

これまでに5回発行しているD-LAND PAPERは、毎号注目のクリエイターをひとりずつ特集しています。初回のvol.01はグラフィックデザイナーの髙田唯さん、vol.02では写真家の石田真澄さん、vol.03ではペインターの西雄大さん、vol.04ではアーティストのとんだ林蘭さん、vol.05ではグラフィックデザイナーの小林一毅さんをインタビュー。どのクリエイターさんも今最前線で活躍されている方々ばかりです。

特集ページの裏側を開くと、毎号アーティストの方々がD-LAND PAPERのためにオリジナルで制作したA2サイズのポスターが印刷されています。文章からそのクリエイターさんの思想を覗けるだけでなく、実際の作品を見て感覚的な美しさを感じるができるなんて１度で2度おいしい充実のフリーペーパーですね。

毎号ビジュアルはさまざまで、印刷は手間暇かかったこだわりのものばかり。中には、6色のインキをそれぞれ2度刷りし、全部で12色分を刷った作品や、アナログ画の立体感を出すために油性オフセット印刷とUVオフセット印刷を組み合わせて作られたポスターなど、印刷好きにはたまらない工夫が施されています。

手にとってじっくり紙やインキの重なりを観察するのも楽しそうですし、実際に部屋に飾って毎日眺めるのも刺激になって良いですね。

美大生じゃなくてもD-LAND PAPERが手に入る！制作費のクラウドファンディングを開始。

ふだん美大や美術系専門学校で配布を行なってきたD-LAND PAPERですが、今回2020年の制作費を募るためクラウドファンディングを開始しました。美大や美術系専門学校の生徒でない方でも、リターンとしてD-LAND PAPERを受け取ることができますよ！

プロジェクトページでは、バックナンバー1冊から、折り目のない額装済みポスターまで、選べる様々なリターンが用意されています。フリーペーパとは思えない飾りたくなる魅力的なビジュアルは、インテリアとしても活躍しそうです。

D-LAND PAPERを楽しめるだけでなく、今後学生に無料で配布するための支援にもつながります。この機会にサポートを検討してみてはいかがでしょうか？