DESIGN クリエイティブなモノ・コト
週末読みたい本『事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開』

世界19か国に43拠点を持つブランディング会社、ランドーアソシエイツのデザイン戦略を解き明かす!
こんにちは。haconiwa編集部 moです。
本日は、デザイナーやクリエイター、ブランディングの必要性を感じている企業や組織の担当者の皆さんにオススメの1冊『事例で学ぶブランディング』をご紹介します。
1941年に米国サンフランシスコで創業し、世界19か国に43拠点を持つブランディング会社、ランドーアソシエイツ。本書は、オリンピックのエンブレムや世界的に知られる有名企業の仕事を手がけてきたランドーのブランディングの手法を徹底解説した1冊。数ある事例の中から、東京オフィスで手がけた国内企業の事例を中心に、国内外の実例を紹介した内容となっています。
まず冒頭で紹介されているのが、ランドーが手がけたブランドマークの一覧です。ランドーの名前を知らなかった人でも、これらのブランドマークを見れば、いかに様々なブランディングを手掛けてきた会社か分かるのではないでしょうか?
これだけのブランディングを手掛けてきたランドーの、これまで公開されていなかった手法と戦略が知れるなんて、どんな内容なのかとても気になりますよね!
まず1章では、ランドーの手法(開発プロセス:基礎調査、ブランドコンセプト開発、ネーミング開発、VI開発、ブランドアクティベーション、ブランドエンゲージメント)を紹介。
開発プロセスを紹介するにあたり、架空企業のリブランディング事例からつくり出されたアウトプットを通じて各開発プロセスを紹介しているため、とてもイメージしやすく、図解や写真も多いので理解しやすいです!
2章では、ランドーの事例と共に、ブランドコンセプト、ネーミング、ブランドマーク、スローガン、スタートアップブランディング、エリアブランディングなどがいかに開発されるのかを学ぶことができます。
ただ事例結果を並べるだけでなく、課題や問題解決の方法まで記されており、これからのブランディングに携わるみなさんの参考になりそうなことばかり!
プロセスから知った後に、成果物の事例を見ると、なるほど〜!と思わず納得してしまいます。
また各事例の中に、プロジェクトのハイライトページや「ここがPoint!」ページによって要点をわかりやく解説してくれているのも嬉しいです。
3章では、これまでにランドーが手がけた事例を紹介。「プリンスホテル」や「ボルヴィック」など、私たちも知っているブランドの再構築の裏側を知ることができ、とても興味深い内容でした!¬
いかがでしたか?今日ご紹介したのは、たくさんある事例の中のほんの一部です。
今まで多くの企業や組織を成功に導いてきた、世界最大級のブランディング会社、ランドー。これまで公開されていなかった、その手法と戦略がぎっしり詰まった本書は、ブランディングを手がけるデザイナーやコンサルタントはもちろん、ブランディングの必要性を感じている企業や組織の担当者に必須の一冊ではないでしょうか。気になった方は是非チェックしてみてくださいね!
事例で学ぶブランディング ランドーのデザイン戦略大公開
出版社: ビー・エヌ・エヌ新社 (2020/4/20)
著者:ランドーアソシエイツ
デザイン:ランドーアソシエイツ
定価:本体2,800円+税
仕様:B5判/192ページ
ISBN:978-4-8025-1144-5
NEWS 最新記事
PICK UP
注目記事
EXHIBITION
いまオススメの展示・イベント