こんにちは、haconiwaキュレーターのカナコです。
以前ご紹介した「ふろしき百花店」や「UMA / design farm」の展示が行われていた銀座のクリエイションギャラリーG8。訪れたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか？
先日、クリエイションギャラリーG8が入っているリクルートGINZA8ビルの1Fロビーがリニューアルし、新たにカフェもオープンしたそうです。

多様な使い方を促す、多目的な空間へ

ロビーの改修設計は、Snoopy Museum Tokyoの設計や「空気の器」を手がけるトラフ建築設計事務所が担当しています。
カフェを中心にベンチが点在する構成となっており、普段は、待合スペースや打ち合わせ、カフェの飲食スペースとしての役割を果たし、ギャラリーのオープニングパーティーやレクチャ―が行われる際には、ベンチを移動させて容易にレイアウトが変更できるという、自由度の高い空間へとリニューアルしました。

空間全体は、石貼りの床や、鏡面を使用した天井など、クールな印象の素材が使われています。その中で、壁面と柱を素材感のある木毛セメント板で覆い、白く塗装することで、ギャラリーとの一体感が生まれ、空間全体に統一感が感じられるようになっています。

門型のベンチは、コーヒーを置いて座れるようにと、座面が広くとられているそう。クールな空間に対して、丸みを帯びた木製のベンチが、空間に温かみをプラスしてくれているようですね！

サイン計画はOsaka Metroのロゴを手がけた株式会社日本デザインセンター 色部デザイン研究所が担当。細かいところまで見逃さず、じっくり空間を体感してみてくださいね〜。

定期的に入れ替わるカフェに注目！

ロビー内には、新たにカフェ「CAFE G8」が誕生。カフェ運営は、谷中のHAGISOなどを運営するHAGI STUDIOが行なっています。カフェ外装のデザインやロゴ、環境音楽などは、クリエイターとのコラボにより、定期的に入れ替わるそう！素敵なデザインが今しか見られない、と思うと何度でも足を運んでみたくなりますよね〜。

初回となる今回は、カフェのロゴやラベル、外装などのグラフィックは、アートディレクターの川上恵莉子さん、環境音楽は音楽家の蓮沼執太さん、カフェBOXのデザインは、まちづくりから建築、インスタレーションまで幅広く手がけるNO ARCHITECTSが手がけています。

カフェでは、オリジナルのブレンドコーヒーや、季節のドリンク、クッキーやマフィンといったスイーツなど充実したメニューが楽しめます。どれもパッケージデザインがかわいい上に美味しそう！毎週火曜日にはお弁当の販売もあるそう！テイクアウトできるものが多いのは嬉しいですよね。

クリエイションギャラリーG8では、9月2日（水）まで「第22回亀倉雄策賞受賞記念展 菊地敦己2020」の展示を開催中。ぜひ、展示と一緒にカフェにも足を運んでみてはいかがでしょうか？