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本物のチョコレートみたい!備えの大切さをさりげなく伝えるおしゃれな時計「もしもクロック/チョコレート」

本物のチョコレートみたい!備えの大切さをさりげなく伝えるおしゃれな時計「もしもクロック/チョコレート」

こんにちは。haconiwaキュレーター、くろさわゆうこです。

東日本大震災や熊本地震をはじめとする震災のみならず、近年では台風や集中豪雨など日本各地で自然災害に見舞われ、心痛めるニュースをしばしば目にする昨今。
さらに「withコロナ」の時代も迎え、今まで以上に災害時に対する備えや心構えが大切かもしれません。

そんな「万が一の備え」に役立つ、実用的でデザインに優れたプロダクトを今回はご紹介!

その名も「もしもクロック/チョコレート」。

一見してユニークで素敵なデザインはもちろん、プロダクトに込めた想いなどその魅力をお伝えします。

“小さな工場の大きな技術” 将棋の町の木材加工スペシャリスト「佐藤工芸」

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今回紹介する「もしもクロック/チョコレート」は、木材加工を得意とし、30年以上にわたって様々な木工製品をつくってきた山形の「佐藤工芸」が手がけました。
社屋を構える天童市は「将棋の駒」の生産地としても有名で、佐藤工芸もこの駒づくりからはじまり、今では将棋の駒のほか家具やその部材など、一つひとつ丁寧なものづくりを行っています(ちなみにロゴマークも「将棋の駒」と、得意技術である「NC加工機」の刃を組み合わせてできたものだとか!)。

さらに、“小さな工場がもつ大きな技術”を活かし、木工小物など日々の暮らしが豊かになる自社オリジナルのプロダクトづくりにも取り組む佐藤工芸。
「もしもクロック/チョコレート」も、そのラインナップの一つです。



本物そっくり!実用と備えへのアイデアあふれるスイーツな時計

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お待たせしました!こちらが実用的でアイデアにも富んだ「もしもクロック/チョコレート」です。


なんと言ってもまず目を引くのが、このデザイン!
時計でありながらも、商品名にもあるように、本物のチョコレート(板チョコ)にそっくりですよね!!


その形には理由があり、それは日に何度か目をやる時計の中に非常食を忍ばせておくことで、「いつも」の時は忘れがちになる、「もしも」の時の備えの大切さを日頃から思い出させるために考えられたものでした。
そして、この形と同じ板チョコを、災害時の非常食として時計の中に収納できるのですー。


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時計の後ろには、非常食にもぴったりな板チョコ一枚を収納することができます(ちなみにチョコレートは同梱されていませんので、ご注意を)。
チョコ以外にアメなども良さそうで、食べ物だけでなく、災害時に必要なもの・持ち出したい大切なものなどを保管するのにも良さそうですね。

また、時計は日常的に見るものなので、場所も覚えやすく忘れにくいという利点も!
まさにその名の通り、「いつも」はもちろん、「もしも」のときにも役立つ時計です。

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実用としてはもちろん、インテリアとしても素敵な「もしもクロック/チョコレート」。
使用木材の違いによって種類は2つあり!ミルクチョコレートのようなこちらの材質はウォールナットで、天然木材ならではの二つとない節や木目も個性として魅力的です。


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一方、メイプルでできたこちらも、本物のホワイトチョコレートのよう!木材の種類によって、雰囲気もまた変わりますね。

奥行きもあるので壁に掛けたり置いたりと、使い方もいろいろ楽しめます。

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ちなみに付属品には、万が一の時に備えて「大切な人たちの連絡先」カードも付いています。

災害時にすぐ連絡が取れるよう書き留め、チョコレートと一緒に保管しておきたいですね。

「いつも」と「もしも」を考える、木材ならではのスマートデザイン


このように、“常時”ではつい忘れてしまいがちな“非常時”への備えや心構えを、日々の暮らしに溶け込むデザインに落とし込み、気負うことなく気づかせる「もしもクロック/チョコレート」。

実用性だけではないアイデアあふれるこのプロダクトは、地元・山形県工業技術センターが行った「スマートデザイン研究会」にて、佐藤工芸をはじめ参加企業と一緒に開発したことが、そのはじまりでした。

近年の安い海外製品があふれる市場においても“強み“を生かしたものづくりの糸口を見つけるべく、“自分たちで課題を発見し、解決策の導きと提案”を目標に、2014年度から2年間、この研究会で取り組んだのは「スマートデザイン」製品の開発。
「スマートデザイン」とは、“日々の暮らし”と“万が一”をつなぐ新しいデザインで、専門誌『日経デザイン』が東日本大震災での経験を基に提案したデザインコンセプトです。

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さらに、そのプロセスでは、デザインシンキング(「人」を中心に据え発想する思考法)を実践。

「非常食の賞味期限を忘れないようにしたい」というニーズを発見し、そこから「賞味期限をメモできるボックス」へとアイデア展開。
試作と検証を経て、「備蓄されているモノや備蓄している意識を忘れないように促すもの」へとアイデアの抽象化と再結晶の作業を行い、ブラッシュアップを重ねて、木材加工を得意とする佐藤工芸ならではの「いつも」と「もしも」を考えるプロダクトが誕生しました。

備えの大切さをさりげなく伝えるおしゃれな時計「もしもクロック/チョコレート」、いかがでしたか?

災害時に役立つのはもちろん、日常に溶け込みちょっとしたユーモアも感じられる素敵なデザインで、また日々の暮らしに欠かせない日用品なことから、自分や家族用として、さらに遠方にいる大切な祖父母や親戚、友人・知人用の贈り物としても喜ばれそうですね。

一つひとつ丁寧に仕上げているためすべて【受注生産】となりますが、佐藤工芸の「ONLINE SHOP」よりお買い求めできるので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいーー。

もしもクロック/チョコレート

・ウォールナット(茶) 価格:11,500円+税

・メイプル(白) 価格:10,500円+税
・サイズ:各横210mm × 高さ105mm × 奥行55mm
・ウレタン塗装仕上げ
・天然材の為、商品によって木目が異なります。
https://satokogei.jimdofree.com/オリジナル商品-kokochi-kigi/もしもクロック/


佐藤工芸
https://satokogei.jimdofree.com

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