こんにちは、haconiwa編集部のcococoです。今回は、「俳句」に関する道具ブランドをご紹介します！

句と暮らすための道具ブランド「句具」

「句具（くぐ）」は、俳句と日常をもう少しだけ近くする、「句と暮らす」ための道具ブランド。俳句をつくる。書く。読む。鑑賞する。過ぎゆく季節を惜しみながら、新しい季節の兆しを愛でることを意識した俳句を、身近に感じられるプロダクトを展開しています。

俳句に寄り添う句具のアイテムは、全部で4つ。句具のノートは2種類、俳句をつくるための「作句ノート」と、大切な句を書き綴るための「選句ノート」。さらに、とっておきの句を飾る「装句カンバス」、四季でめくる「節気カレンダー」。道具をきっかけに、俳句を楽しむ暮らしを提案しています。

俳句をつくるときに使ってほしい、作句ノート

「作句ノート」は、線と点によるガイドラインが一本引いてあるだけの、シンプルで自由度の高いノート。罫線がなくても日付や兼題をメモしたり、俳句を等間隔に並べたり、完成した句にチェックできたり。薄くて軽い持ち運びやすいサイズ感、書きやすさにこだわった紙、四季を意識した表紙カラーと、俳句のために仕立てたノートなんです。

こちらは、実際の使用例。罫線やグリットに邪魔されず、創造力を自由に膨らませることを重視し、線と点の組み合わせによるガイドラインを一本のみ上部に入っています。基本的には、点ではなく線の部分を「俳句を書くところ（＝定位置）」として定義されていて、自分の好きなように俳句と向き合えるノートです。

カラーは季節に沿ったラインナップで、全部で５色。表紙は、外で手に持っても書けるように少し厚みのある紙質です。中身の紙は、老舗手帳メーカー「菁文堂」が、自社で独自開発したという「薄くて書きやすくて、裏抜けしにくい紙」を使っていて、とことん使い心地にこだわっています。丁寧なミシン綴じもかわいい…！

お気に入りの句を書き留めて残しておく、選句ノート

こちらは、お気に入りの句を選び、句集のように書き留めて残しておくことを考えてつくられた「選句ノート」。コットン&リネンの布貼りの表紙に、箔押しのロゴをあしらい、しっかりとした背開き上製本です。とっておきの句を丁寧に書き綴りたくなる、上質な装丁にこだわりが詰まっています。

一見真っ白に見えるノートにはガイドラインが小さく記してあり、程よい余白を保ちながら、1ページに3句ずつ書き留めていくことができます。誰でも綺麗に書ける目印があるのは嬉しいですよね。

全204ページ、ページ数、奥付も印字されているので、自分だけの句集ができますよ。収納時に便利なケースも付属していて、高級感のあるノートです。

お気に入りの句を絵画のように飾る、「装句カンバス」

十七音の向こうがわに壮大なストーリーや美しい景色が広がってゆく俳句を、絵画のように額装して、鑑賞したい！という考えから生まれた「装句カンバス」。とっておきの俳句を絵画のように飾ることができる、完全オーダーメイドのカンバスなんです。

俳句の文字は、文字データから版を作るのではなく、活版印刷職人が明朝体の活字を一文字ずつ拾い、昔ながらの道具を使って版を組んだのち、手動の活版印刷機で一枚ずつ手刷りされています。活版印刷ならではの凹凸のあるあたたかさが、一層俳句を引き立てます。お部屋に句を飾る、俳句の新しい楽しみ方です。

月単位ではなく「二十四節気」の単位で、季節の兆しを感じ取れるカレンダー

「節季カレンダー」は、「春」「夏」「秋」「冬」の四季に、表紙を兼ねた「新年」を合わせた、五枚綴りのカレンダー。12ヶ月の単位ではなく「二十四節気」の単位で編集しているめずらしい構成で、カレンダーの概念を再定義しているんです。朔日ではなく、四立（立春、立秋など）にめくることで、季節の始まりを敏感に感じるきっかけになり、いつもとは違った気持ちで過ごせます。

山をメインモチーフにしたイラストに、季節の風物詩が繊細な線で描かれていて、シンプルだけどあたたかさのあるデザイン。影の形も季節ごとに違い、細かいところにまで四季を感じられます。

版画のような質感が、近くで見ても美しい…！特色３色で印刷されていて、こだわり抜かれたカラーが一層季節を感じさせてくれます。丁寧に作られたカレンダーは、自分用にはもちろん、ギフトにもぴったりです。

句具のアイテムは、こちらのオンラインショップで購入できます。気になった方はぜひチェックしてみてください〜！