DESIGN クリエイティブなモノ・コト
清らかな音色に癒される。現代の生活空間にマッチした、スタイリッシュな置き風鈴「かざりん」

こんにちは、haconiwa編集部のcococoです。リモートワークなどで、おうちで過ごす時間が長くなり、インテリアを新しくしている方も多いのではないでしょうか。本日は、より爽やかにおうち時間を過ごせそうなアイテム、癒される音色のスタイリッシュな風鈴をご紹介します。
おりんの響きが心地良い、伝統工芸高岡銅器の置き風りん
2021年2月、富山県高岡市で110余年、神仏具、美術銅器の制作卸を営んでいる株式会社山口久乗が、屋内用の置き風りん「かざりん」を発売しました。「かざりん」は、透明感のある涼やかな音が邪気をはらい、その空間が清められる心地がする置き風りんです。
最近では、軒先に風りんを吊るすのも、地域によってはさしひかえられるようになってきているところもあります。「かざりん」は、お部屋のしつらえとしての置き風りんなので、ご近所を気にせず、季節にかかわらず、その清らかな音色を楽しむことができるんです。「富山県推奨とやまブランド」に認定された「久乗おりん」の最新作で、2020年度全国伝統的工芸品公募展にも入選していますよ。鈴の部分である“おりん”の音色やデザインにもこだわった、現代の生活にマッチする風りんです。
古来よりおりんや鐘の音は邪気をはらうと信じられてきました。仏教伝来により、日本に佛の音(鳴りがね、梵音と呼ばれるもの)も伝わり、当時の日本では、強い風は邪気や流行り病などの災いを運んでくると考えられていました。そこで、鳴りがねの音が聞こえる範囲は聖域空間となり邪気や災いを遠ざけてくれる音として、風鐸(ふうたく)がお寺の本堂や五重塔や、神社の社殿などの軒の四隅に吊るされるようになったのだとか。
平安時代には、小型にした風鐸を貴族が魔除けとして軒先に吊るしていたそうで、「風りん」という呼び名は、この頃から使われるようになったとされています。
現代の生活空間にマッチした、洗練されたデザイン
スタイリッシュな中に柔らかさを感じさせるフレームは真鍮製。真鍮の素材の神々しさをストレートに表した「黄銅」と、伝統的着色技術で爽やかなブルーを表現した「青銅」の2色のカラーバリエーションがあり、どちらも違った印象がありかっこいいですよ。
小さなおりんの可憐な音を表現した乳白パール色の短冊が、風の揺れによってかすかに煌めく姿はとても美しいです。「かざりん」のプロダクトデザインは磯野梨影さん、短冊・パッケージデザインは、スワミヤさんが行なっています。
高級感のある真鍮をストレートに使用した「黄銅」。おりんとフレームは同系色ですが、質感の差をより感じられます。どんなお部屋にもマッチしやすく、さりげなく風りんを楽しめるカラーです。
「青銅」は、伝統的着色技術を使った少し深みのあるブルー。おりんや、繊細な短冊とのコントラストも素敵ですね。シンプルな空間にさし色としても映える、涼しげな音色にぴったりな爽やかなカラーです。
「かざりん」の音の特徴は、佛の音由来のおりんの響き。風鐸と同じ銅合金製で、鳴りを良くする配合で「鳴りがね」と言われています。リモートワークなどでおうちにいる時間が長い今だからこそ、お部屋の中で心地よく響く清らかな音で癒されてみてはいかがでしょうか。
「かざりん」はこちらのオンラインショップで購入できます。気になった方はぜひ見てみてください〜!
かざりん
カラー:黄銅・青銅
価格:黄銅21,000円(税別)
青銅25,000円(税別)
サイズ:幅80mm× 奥行50mm× 高さ255mm
材質:銅合金(おりん)、真鍮(フレーム・ベース)
販売店:全国の百貨店・仏具店、公式ネットショップ
久乗おりん
WEB:https://www.kyujo-orin.com
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