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週末読みたい本『ファッション イン ジャパン 1945-2020−流行と社会』

週末読みたい本『ファッション イン ジャパン 1945-2020−流行と社会』

こんにちは。haconiwa編集部のさんどです。
本日は『ファッション イン ジャパン 1945-2020−流行と社会』をご紹介します。戦後日本のファッション史を、社会情勢や流行から紐解く一冊。ファッションだけでなくカルチャー全般に関心がある方にもおすすめです。

収録作品およそ700点!戦後から現代までの日本のファッション文化の歩みを、社会と流行から振りかえる

今年3月〜5月に島根県で開催され、6月からは東京の国立新美術館でも開催予定の「ファッション イン ジャパン 1945-2020 −流行と社会」展。この展覧会では戦中戦後の「もんぺ」から、80年代の竹の子族やボディコン、現代のサステナブルファッションまで、戦後からの75年間の日本のファッション文化の変遷を概括しています。

本書はその公式図録で、展示内容が一冊にギュッと詰めこまれています。資料や展示作品を細部まで見られて、解説もたっぷり収録された読み応え抜群の一冊です!

ファッションインジャパン

年代ごとの章立てになっていて、それぞれの時代に流行したスタイルやデザイナーの作品を、当時の社会情勢を照らしながら振り返ります。

ファッションインジャパン

作品のページはオールカラー!服だけではなくて、当時の暮らしや装いにまつわる資料が多数掲載されているのも見どころです。

ファッションインジャパン

雑誌や映画を切り口にその時代のファッションを紐解くページも。暮しの手帖の初代編集長として知られる花森安治の『スタイルブック』や文化服装学院の『装苑』、『an・an』など、現代につながる雑誌文化をつくってきた雑誌の数々が紹介されています。

ファッションインジャパン
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60〜70年代は東京オリンピック、大阪万博と続けて世界規模のイベントが開催された時代。東京オリンピックの赤いユニフォームは、「赤は女性の色」と考えられていた当時としては革新的なデザインだったのだとか。一つのイベントが、新しいスタイルが生まれるきっかけにもなるのだなと驚かされます。

ファッションインジャパン

こちらは当時の人々の着こなしや街の様子がわかるスナップ写真。コギャルやガングロなど、見るだけで懐かしいと感じる方もいるのではないでしょうか。現代の装いも、数十年後にはこのように過去のファッションとして語られていくと思うと面白い!

ファッションインジャパン
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また大衆のファッションだけでなく、森英恵やコシノジュンコ、三宅一生など世界で活躍してきたデザイナーの作品も紹介されています。読み進めていくと、それぞれの時代で当時の既成概念を壊すような革新的なスタイルが提案され、新しい時代がつくられてきたという歴史が見えてきて興味深いです。

ファッションインジャパン

カバーをはずすと、各時代を象徴する言葉やファッションにまつわる流行語が現れるたのしい仕掛けも!フォントがかわいくて、つい一つ一つじっくりと見てしまいます。

ファッションインジャパン

いかがでしたか?作品やスナップ写真、解説など日本のファッション史を様々な視点から見ることができる、大充実の一冊です!
東京の国立新美術館での展示は6月9日から始まるので、ぜひ会場にも足を運んでみてくださいね〜。

ファッションインジャパン 1945-2020−流行と社会
発行元:青幻舎(2021/3/20)
定価:本体3,500円+税
ISBN:978-4-86152-781-4 C0070

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