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国立科学博物館の動物標本コレクションが全国へ。巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」

国立科学博物館の動物標本コレクションが全国へ。巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」

こんにちは。haconiwa編集部のさんどです。本日ご紹介するのは、美術館や博物館めぐりが好きな方にご紹介したい話題。展覧会情報もあるので、最後まで見てくださいね〜!

国立科学博物館のコレクションを活用。全国の美術館や商業施設で展覧会ができる巡回展キット

WHO ARE WE 観察と発見の生物学

これまでも積極的に全国の博物館へ巡回展キットの貸し出しを行ってきた国立科学博物館が、収蔵庫で保管されている標本を活用した新たな巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」を発表しました。

巡回展キットとは、完成されている展示キットを貸し出すことで、全国のさまざまな施設で展示ができるもの。今回の展示キットは、日本デザインセンター三澤デザイン研究室が企画編集・デザインを手がけています。

WHO ARE WE 観察と発見の生物学

国立科学博物館は約480万点もの標本を所蔵していますが、その多くが収蔵庫に保管され、普段は公開されていません。その収蔵庫の中から、世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に選りすぐりの標本を紹介。哺乳類をはじめとする貴重で珍しい剥製や資料を見ることができます。

あえて解説を置かず、鑑賞者の観察眼を養う展示に注目

WHO ARE WE 観察と発見の生物学

「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」では「観察の目、発見の芽」をテーマに掲げています。通常の博物館では展示品の横に解説を置くのが一般的ですが、剥製の周りにあえて情報を置かず、解説ではなく観察するための「視点」を提示。まっさらな状態で観察することで自分なりの発見や驚きを得るという体験へ導き、「見つめる眼(観察)と見つける眼(発見)」を育んでくれます。

鑑賞者の積極的な観察や発見を通して、私たちと動物・自然・世界とのつながりをより主体的に感じてもらうのが狙いなのだそう。

WHO ARE WE 観察と発見の生物学

巡回展キットは、科学系博物館はもちろん、美術館、学校などの教育施設、百貨店などの商業施設への貸し出しを行います。

第一回目の巡回展として、7月22(木・祝)〜9月12日(日)に大分県立美術館で展覧会が開催される予定とのこと。九州の方はぜひ足を運んでみてくださいね。

巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」
国立科学博物館HP:https://www.kahaku.go.jp/

WHO ARE WE 観察と発見の生物学
国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類

開催日:2021年7月22日(木・祝)〜9月12日(日)
開催時間:10:00〜19:00
※金曜日・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
開催場所・会場:大分県立美術館3階 コレクション展示室
入場料:一般300円、小・中・高校生 200円
URL:https://www.opam.jp/exhibitions/detail/725

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