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週末読みたい本『憩うためのパッケージ・デザイン コーヒーとお茶』

週末読みたい本『憩うためのパッケージ・デザイン コーヒーとお茶』

こんにちは。haconiwa編集部 モリサワです。
本日は、商品開発に携わる方やデザイナーのみなさん必読の『憩うためのパッケージ・デザイン コーヒーとお茶』をご紹介します。パッケージデザインを眺めるだけで幸せ!という方にもオススメの1冊です。

世界のコーヒー・お茶のパッケージデザインをオールカラーで紹介!

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ふとした憩いの時間に欠かせない、美味しいコーヒーやお茶。いつもの日常に欠かせないものだからこそ、袋のデザインやブランディングなどが気になる方は多いのではないでしょうか?
本書は、そんなコーヒーとお茶に特化したパッケージデザインをオールカラーで紹介する1冊。世界各国から65点をセレクトして、美しい写真とともにデザイナーさんがパッケージについて語った言葉などをたっぷりと収録しています。

本編は、前半部分はコーヒー、後半部分はお茶とセクションがわかれていて見やすいのも特徴。今回はその中で特に気になったデザインをピックアップしてご紹介します。

●コーヒー

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まず1つ目は、以前haconiwaでもご紹介した名作文学をコーヒーの味わいで楽しむ「飲める文庫」。
NECさんのAI技術と、やなか珈琲のコラボレーションで誕生したコーヒーで、デザインを手がけられたのは、アートディレクター・グラフィックデザイナーの田中せりさん。まるで文庫本のようなパッケージは、飲んだあともお部屋に飾っておきたくなる魅力的なデザインです。

写真の左右にはスペシャルクレジット、デザイン、クライアントなどの情報も書かれていますよ~。

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本書は、このように写真を大きく掲載したビジュアルブックのような形でバリエーション豊かなコーヒーとお茶を紹介しています。デザイン制作の参考として見るのはもちろん、眺めているだけで癒される美しい作品が目白押しです。

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SOFEE AND THE GANG(ソフィー・アンド・ギャング)

普段なかなか見られない海外の素敵な事例も多数掲載しています。
こちらは、チェコ共和国のSOFEE AND THE GANGのコーヒーボトルのデザイン。 アプリなどで遊び心のあるアプローチを採用しているチェコのグラフィックデザイン・スタジオが担当されたのだそう。

大胆なデザインが目をひき、つい手に取ってみたくなるパッケージですね~。

●TEA

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十間茶屋 Shi Jian Tea

続いてお茶のページ。シンプルなパッケージがステキな台湾の十間茶屋 Shi Jian Teaのお茶は、デザインのエレガントさが際立ち、見ているだけで気分が和みます。

この本では写真だけではなく、このようにパッケージ制作についてデザイナーさんの言葉も紹介されているので、デザインするときの意図を読み取ることもできますよ~。パラパラとめくるだけで、制作のアイデアやヒントがもらえるかもしれませんね。
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こちらは立体がキュートでかわいいオーストラリアメルボルンの紅茶の専門店T2 TEAのミニフルーツパッケージ。果実のかたちををそのままパッケージにすることで、中身のフレーバーが一目瞭然なデザイン!プレゼントにもらったらうれしくなるようなパッケージですよね~。

掲載デザインのインデックスもチェック。

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本編でデザイン事例を堪能したあとは、実際にパッケージデザインを手がけられたデザイナーさんや、デザイン事務所などの特徴がバイオグラフィーとして丁寧に紹介されています。気になったデザインをみつけて照らし合わせて読むと、個性的なパッケージデザインの世界をより深く味わうことができますよ。
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さまざまなコーヒーとお茶のパッケージデザインが楽しむだけでなく、デザインのインスピレーションが得られそうな「憩うためのパッケージ・デザイン コーヒーとお茶」。

週末は、世界中の魅力的なデザインを眺めながら、コーヒーとお茶を片手にゆっくりと憩いの時間を過ごしてみてはいかかでしょうか。

憩うためのパッケージ・デザイン コーヒーとお茶

発行元:グラフィック社
編集:ヴィクショナリー
翻訳:和田 侑子
カバーデザイン/組版:石岡 真一
仕様:A5変形/256ページ
定価:3,080円(税込)
ISBN:978-4-7661-3495-7

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