DESIGN クリエイティブなモノ・コト
週末読みたい本『要点で学ぶ、ロゴの法則150』

こんにちは。haconiwa編集部のさんどです。
本日は、『要点で学ぶ、ロゴの法則150』をご紹介します。ロゴに関する様々な知識が「法則」としてわかりやすくまとめられていて、読むだけでも面白く、実用的にも使える一冊です!
ロングセラーシリーズの最新刊!基本から実践まで、ロゴにまつわる法則150項目を紹介
本書は、2015年の発売以来のロングセラーとなっている『要点で学ぶ、デザインの法則150』シリーズの最新刊。毎日のように目にしているロゴについて、ロゴの定義から歴史、近年のトレンド、制作プロセス、法律まであらゆる側面から解説しています。
基礎知識から重要なポイントをおさえて紹介してくれているので、ロゴをデザインする方だけでなく依頼する側が読んでもとても参考になる内容になっていますよ!
全150項目の法則のうち、前半[ロゴの基礎知識]では、ロゴを見るとき・使うときに知っておきたい基本的な法則80項目が紹介されています。
一般的に「ロゴ」と呼ばれるものは、商品やブランドを象徴するモチーフなどを表す「シンボルマーク」と、ブランド名などの「ロゴタイプ」の組み合わせでできているそう。
このように、ロゴの定義から「なんのためにロゴを作るのか?」というロゴの機能、ロゴを制作する上で踏まなければいけないプロセスなどを、図とともにわかりやすく解説してくれています。箇条書きで、要点だけに絞って説明されているのでデザインの知識がない方でも理解できそうです!
ロゴ制作時に注意したい「ロゴの商標登録」「類似商標による権利侵害」など、複雑な法律の問題なども図解によってすっきりと整理してくれています。
わかりやすいデザインになっているかどうか検討するチェック項目もあり、客観的にデザインの完成度をチェックできるのが便利!
後半は実践編。ロゴを制作する時に役立つ知識や事例が満載!
後半の[ロゴのデザイン]では、ロゴを作る時に知っておきたい法則70項が記載されています。
特に私が面白いな〜と思ったのは、89〜101項目の色に関する法則。
配色の考え方やロゴによく使われる色、ロゴに向かない色などが論理的に説明されているのはもちろんのこと、「色彩心理に基づいて基調色を決める」「競合の色は避ける」など実実際に企業がロゴを制作するときに役立つ情報を知ることができます。
また、後半は形や装飾といったロゴの表現のアイデアとして様々なロゴの事例が紹介されているので、デザイナーはロゴを制作する時のヒントに、企業側はデザイナーに依頼する際できあがりのイメージを提示するのに使えそうです。
ロゴの見る・つくるために知っておきたい法則をまとめた『要点で学ぶ、ロゴの法則150』。専門知識がなくても理解できるよう図解でわかりやすく整理されているので、デザインを依頼する方にもおすすめできる一冊でした。気になる方はぜひお手に取ってみてくださいね。
発行元:ビー・エヌ・エヌ(2021/12/15)
編者:生田信一、板谷成雄、大森裕二、酒井さより、シオザワヒロユキ、宮後優子
表紙デザイン: 半澤雅仁(POWER GRAPHIXX inc.)
定価:本体2,000円+税
ISBN:978-4-8025-1203-9 C3070
NEWS 最新記事
PICK UP
注目記事
EXHIBITION
いまオススメの展示・イベント