DESIGN クリエイティブなモノ・コト
週末読みたい本『シーンごとにマネして作るだけ!見やすい資料のデザイン図鑑』

こんにちは。haconiw編集部の山北です。
今回は、会社での資料作りなどPowerPointを使う際の参考になる一冊『シーンごとにマネして作るだけ!見やすい資料のデザイン図鑑』をご紹介します。デザインを今まで学んだことがないけど、きれいでわかりやすい資料を作りたい!と言う方に必見の内容です。
マネするだけでスッキリ資料に大変身!
会社でのプレゼンや社内共有用の資料など、お仕事の中でたびたび必要になる資料作り。なるべくわかりやすいデザインを心がけたいけど、具体的にデザインの指導やノウハウを学んだことはない…という方も多いのではないでしょうか?本書は、そんな疑問に答える“資料作りのデザイン”に特化した解説本です。
デザイナーとして未経験で会社に入り、先輩も後輩もいない孤立状態からお仕事をスタートさせた筆者の森重湧太さん。森重さんは「はじめに」で、「デザインにおいてセンスは必要ない」「マネをし続けることでコツはつかめる」と話しています。
そのため、本書の資料デザインは徹底的にマネしてOK!森重さんが手がけたデザイン作例とそのポイントを丁寧に解説しています。
さっそくページを開いてみると「こんな資料を作っていませんか?」と、なにやらドキッとする内容が。文字を並べるだけで単なる説明になってしまっているページや内容が頭に入りにくい図解など、改めて考えると伝わりにくい表現になってしまっているレイアウトってありますよね。
そんなデザインもちょっとの工夫を加えるだけで一気にわかりやすくなる方法を全4章で紹介。「Chapter1 見やすい資料を効率よく作る7つの道具」「Chapter2 見やすい資料のシーン別デザイン図鑑」「Chapter3 ワンランク上の資料にするデザインテクニック」「作業効率が劇的アップ!便利なチートテクニック」と、段階ごとにステップアップできる構成になっていますよ。
Chapter1のはじめのトピック「スライドマスターを開こう」では、新規作成したらそのまま作らず、フォントの種類やフォントサイズなど基本的なルールを最初に決めることの大切さから説明しています。スライド全体の型は後で変更しようとすると余計に時間がかかってしまう部分なので、こういった基本から教えてくれるのは助かります…!
ベースとなる考えを理解した後は、「予算と実績は色の濃淡で選ぶ」など具体的なアドバイスも参考にしてみましょう。全ての項目において左ページにbefore、右ページにafterの図を掲載しているので見比べやすいのもうれしいですね。
パワポ資料以外のビジュアル作りについて解説しているのも本書の特徴。「SNS用の投稿画像を作る」等、お仕事する上で痒いところに手が届く知識が掲載されています。
基礎知識からすぐに生かせる細かなアドバイスまでたっぷり239ページあるので、この一冊をマスターするだけで見違える資料が完成しそう!会社やデスクに一冊置いておきたい内容です◎
各章の間に載っているコラムも必見。PowerPointの隠れた機能やおすすめツールなど「早く知りたかった〜!」と思うヒントが満載です。
豊富なアイデアだけでなく、制作時に便利な配色早見表も掲載しています。さらにQRコードから、この配色早見表とアレンジして使える「作例パワポデータ」、ショートカットキーがすぐわかる「ショートカットキーチートシート」がダウンロード可能!実際の資料制作にすぐに役立つサポートも充実ですね。
資料作りの最強のお助け本と言っても過言ではない『見やすい資料のデザイン図鑑』。春からの新年度に向けて、この本でスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか?
価格:2,310円(税込)
ページ数:240
サイズ:B5変形判
著者:森重 湧太
デザイン:細山田 光宣、鈴木 あづさ(細山田デザイン事務所)
DTP:高 八重子
イラスト:金安 亮
編集:ヴュー企画(山本 大輔、大野 花子)
企画・編集:和田 奈保子
ISBN:9784295012856
発行所:株式会社インプレス
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