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因州和紙を使った和のトランプ「閏札/URUUFUDA」

因州和紙を使った和のトランプ「閏札/URUUFUDA」

こんにちは、haconiwa編集部のシオリです。
今日は、見ているだけでうっとりしてしまう、美しい和のトランプをご紹介します。

日本でトランプが独自の進化を遂げていたら?から始まった、これまでにない和のトランプ。

閏札
「閏札(うるうふだ)」は、トランプの構造に四季の和歌をテーマにした和のデザインを取り入れ、和紙を素材にした新しい和のトランプ。トランプといえば、「♠♦♣♥」のマークですが、閏札にそれらは見当たりません。

閏札が誕生したのは、開発者の川口尊男さんがある時、「なぜ、トランプのスート(マーク)は『♠♦♣♥』ばかりなのだろう?」と、ふと疑問に思ったことがきっかけだったそう。それから川口さんは、トランプや日本の歴史・文化と向き合い、既存のトランプのカードの役割や由来などを再解釈。それを、閏札独自のマークや絵札、ジョーカーなどに落とし込んでいったのだとか。

ネーミングも印象的な、閏札。「閏(うるう)」の文字には、正統ではないものという意味があるそう。その意味を逆説的に捉え、「こんなトランプが世の中にあっても良いのではないか?」という意味を込めて、名付けられたそうです。

四季の和歌がテーマ。12人の歌人が絵札のモチーフに。

閏札
まず目に留まるのは、カードのデザインです。手掛けたのは、デザイナーの福澤卓馬さん。マークは四季、絵札は歌人、ジョーカーは月がモチーフの独自のデザインで表現しています。

閏札
冬は雪。

閏札
春は桜。

閏札
夏は雫。

閏札
秋は紅葉。

トーンは伝統の和に寄りすぎず、シンプルなデザインに。また、武士のような無骨な印象ではなく、公家のようなどことなく柔らかさを感じるような印象になるよう、デザインされたそうです。

閏札
一般的なトランプのジャック・クイーン・キングにあたる12枚の絵札に描かれているのは、マークの四季の和歌を読んでいる歌人。川口さんが、万葉集や勅撰和歌集など約4万首の和歌を読み、選定した12人なのだそう……!例えば、「桜の十一(Jack)」は在原業平(825年〜880年)が描かれていますが、このような和歌がもとになっているんだとか。

世の中に たえて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし
(古今和歌集 五三)

この世に桜というものが無かったなら、
春の人の心はのどかであったろうに。

これと同様に、他の11人の絵札も、各カードに配した理由の和歌があるんです。詳細はWEBサイトで説明されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

閏札
ちなみに、カードの裏面はシルバーと黒のコントラストが映えるデザインになっていますが、自分たちからは見えない面ということで、月の裏側がイメージされているそう。

何とも風流なデザインですよね!これなら、思わず白熱してしまいがちなゲームでも、心穏やかにプレイできそうです。

因州和紙のカードが納められるのは、国産檜を使った特注の枡箱。

閏札
そんなデザインを表現するために使用されているのが、鳥取県の因州和紙。普段私たちがよく使うトランプは、ツルッとしたものが多いですが、閏札は和紙ならではの、心地よい手触りが感じられます。

制作していく中で、和紙にすることで摩擦や透けが出てしまうというデメリットがあったそうですが、裏面のシルク印刷とニスで対応することで、デザインと機能性を両立しているんだとか。

閏札
箱は、岐阜県にある木枡専門メーカー・大橋量器の国産檜(ひのき)を使った特注の枡箱。木箱とはまた違った枡の佇まいが、閏札の世界観をさらに引き立ててくれます。

閏札
このように、カードがぴったり収まるサイズ。檜の香りが心地よく、嗅覚でも楽しめるのもポイントです。

楽しみ方は、いろいろ!

閏札
ここまでご紹介してきた閏札。トランプといっても、楽しみ方はいろいろ。まず一つは、トランプとして遊ぶ使い方。並べることでカードのデザイン性が映える七並べやポーカーなどは、和の雰囲気を味わいながら楽しめます。

その他にも、四季や絵札が歌人というポイントを生かした、ローカルルールのような独自の遊び方もできるそう。歴史の年号や、人物の組み合わせで独自の組み合わせを作ってみてはいかがでしょうか?

閏札
カードゲームというカテゴリに囚われず、デザイン性を生かしてインテリアとして額に入れて壁に飾るなど、アートや工芸品のようにデザインや佇まいを楽しむのも素敵です。

閏札は、2022年6月29日まで、応援購入サイトMakuakeにて先行販売実施中。プロジェクトページでは、より詳しい閏札の魅力が説明されているので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

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