DESIGN クリエイティブなモノ・コト

週末読みたい本『来るべきデザイナー 現代グラフィックデザインの方法と態度』

週末読みたい本『来るべきデザイナー 現代グラフィックデザインの方法と態度』

こんにちは、haconiwa編集部 mo です。
今週ご紹介する本は、『来るべきデザイナー 現代グラフィックデザインの方法と態度』です。現代デザインのリアリティを探る1冊。デザインに携わるみなさん、必見です!

若手グラフィックデザイナー約40組の活動を、豊富な図版と詳細解説で紹介。

220603mo_01
デザイン領域が多様な広がりを見せ、全体を一望することが不可能になった現代。本書は、独自の活動で注目され、現代の文化生産にかかわる約40組の若手グラフィックデザイナーに取材し、その基本的な姿勢やプロジェクトへの取り組みを紹介する1冊です。

220603mo_02
ただデザイナーや作品を紹介するだけでなく、談話、豊富な図版、詳細な解説で構成された読み応え抜群の内容となっています。監修の室賀清徳氏によれば「デザインに託されていた大きな物語が失われて久しい現在、自分の持ち場で活動を続けるグラフィックデザイナーたちの思考とビジョンに迫る報告書」とのこと。一体どんな内容なのか、ますます気になりますね〜!

現在のデザインにつながるバックグラウンドにまで迫る充実のインタビュー。

220603mo_03
本書を読んで私が特におもしろいと感じたのは、デザイナー1人1人に対する、インタビューです。作品に対するインタビューや解説などを掲載している書籍はよく見ますが、本書では、その人がデザインに興味を持った経緯や、学生時代はどんなことをしていたかなど、現在のデザインにつながるバックグラウンドまでわかるような取材内容となっています。

220603mo_04
自分の好きなデザイナーが、どんな人生でどんな思考を経て、現在このようなデザインをしているのか。読んでいると、なるほど〜!と感じることばかり。これからデザイナーを志す学生のみなさんにも是非読んでいただきたいです。

人物への取材だけでなく、実際に開催された展示会についての考察や、座談会のコンテンツもあり、とにかく読み応え抜群です!

220603mo_05

220603mo_06
もちろん、パラパラと作品を見るだけでも楽しめますよ!
どんな若手デザイナーがいて、どんなデザインをしているのか?この1冊を読めば、現代のリアルなデザイン事情を知ることができるのではないでしょうか。

220603mo_07
いかがでしたか?デザインに携わるみなさんや、デザイナーを志しているみなさんに読んでいただきたい1冊です。気になる方は、是非実際に手に取ってみてくださいね〜!

来るべきデザイナー 現代グラフィックデザインの方法と態度

発行元:グラフィック社
監修:室賀清徳
編集:西山萌、グラフィック社編集部
発売日:2022年5月
仕様:B5変形 / 総224ページ
定価:2,970円(税込)
ISBN:978-4-7661-3653-1
http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=47483

◆掲載デザイナー
〈第I章〉平野正子、八木幣二郎、岡﨑真理子、石塚俊、小池アイ子、村松佳樹、米山菜津子、大田拓未、脇田あすか、小酒井祥悟(Siun)、福岡南央子、「power/point」展
〈第II章〉ボールデザイン、相島大地、山本浩貴+h、桜井雄一郎、コバヤシタケシ、森敬太、中山望、宮﨑希沙、今垣知沙子、三上悠里、宮越里子、阿部航太、木原共、真崎嶺、座談会:平山みな美×惣田紗希×岡あゆみ
〈第III章〉大澤悠大、藤田裕美、高良真剣、浦川彰太、牧寿次郎、美山有、鈴木哲生、加納大輔、牧野正幸、へきち、村尾雄太、対談:加瀬透×佐々木俊

EXHIBITION

いまオススメの展示・イベント

//*---- ▼ ここからSNS ----*// WEAR_ロゴ OMIYAGE CLIP H A C O N I W R E T S