DESIGN クリエイティブなモノ・コト
印刷体験ができる!東京のシルクスクリーン&リソグラフ工房とキットまとめ

こんにちは、haconiwa編集部 mo です。
本日は、自分でオリジナル印刷が体験できる、東京のシルクスクリーン&リソグラフ工房とキットを、まとめてご紹介したいと思います!
シルクスクリーンとリソグラフって?
工房とキットをご紹介する前に、シルクスクリーンとリソグラフについて簡単にご説明しましょう。
・シルクスクリーン
孔版印刷の一種。メッシュ状の版に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷するとてもシンプルな印刷方法です。インクや素材を変えるだけで、いろんなものに印刷ができます。
・リソグラフ
デジタル孔版印刷という印刷技法で、インクの乗った感じが版画で刷ったような雰囲気を生むのが特徴の印刷です。
どちらも、味のある印刷が魅力的ですよ。それでは、どんな工房でどんな印刷が出来るか紹介していきます〜!
RISO ART STUDIO
食品や飲料、化粧品など様々な商品ブランディングを手がけるondoが手がける、ブランディング商品の展示・販売&アート印刷体験の2つの顔を持つ新しいスタイルのストア「onten」が今年6月、蔵前にオープン。そのストア内にあるのが、アート印刷を誰もが気軽に楽しめる空間「RISO ART STUDIO」です。
RISO ARTはリソグラフを使ったアート印刷のことで、掠れや色の重なりなど味のある表現でポスターやZINE、ポストカードなど、アート作品に仕上がると近年世界中に広がりつつあります。RISO ART STUDIOは、より多くの人にアートの素晴らしさ、楽しさを身近に感じていただけるようアート印刷ができるスペースとなっています。
RISO ART STUDIO では10色以上のカラーと多種多様な用紙が用意されているそう。プロのイラストレーターはもちろん、美大生や親子など、どなたでも参加できます。今後、ワークショップなどのイベントも開催予定だそうなので、気になる方はWEBサイトをチェックしてみてくださいね。
RISO ART STUDIO
住所:東京都台東区 蔵前2丁目14-5 ontenストア内
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜日
URL:https://www.onten.jp
Instagram:https://www.instagram.com/onten.jp/
問い合わせ:risoart@onten.jp
NOT GUTTER
ローカルメディア「⽥町新聞」がオープンした、スクリーン印刷を体験できる場「NOT GUTTER(ノット・ガター)」。なんと東京ポートボウルの⼀画にあるんです…!
NOT GUTTERではシルクスクリーンとリソグラフの両方を体験できます。
シルクスクリーン印刷は、組み⽴てて使うシルクスクリーン印刷キット「SURIMACCA」を使用。⾃分で描いた絵や⽂字でTシャツやトートバッグ、ポストカードなど、さまざまな素材に印刷できます。また、デジタル孔版印刷機「リソグラフ」も設置しているので、ZINEやフライヤー、オリジナルのイラスト作品など、リソグラフならではの味のある表現で印刷を楽しめますよ。
何より、昭和レトロな雰囲気が残るボウリング場の一画で、BGMはボウリングの音、という他にはないロケーションがおもしろいです!また、飲食の持ち込みはできないけれど、併設のカフェやダイニングバーでの注文はOK。食事やお酒を楽しみながら印刷が出来ちゃうんです。仕事帰りにお酒を飲みながら刷る、なんて粋な使い方はいかが?
NOT GUTTER
住所:東京都港区芝浦1-13-10 7F 東京ポートボウル内
営業時間:10:00〜19:00 ※事前予約制
定休日:土・日曜日
URL:https://notgutter.com/
Instagram:https://www.instagram.com/not_gutter/
SIGHT SITE STUDIO
昨年10月、シェアオフィス「MIDORI.so」の3つ目の拠点として馬喰横山にオープンした「MIDORI.so Bakuroyokoyama」。その1階にあるのが、クラフトスタジオ「SIGHT SITE STUDIO(サイト・サイト・スタジオ)」です。
刺繍ミシンやリソグラフプリンター、シルクスクリーンを導入してMIDORI.soのメンバーだけでなく、誰でもものづくりをできるような場所となっています。
「POP-IN」、「1DAY」、「MONTHLY」と3種から選べるメンバーシッププランに加入することで利用が可能です。
また、8月20日にはオープンスタジオも予定しているそうなので、こちらもお見逃しなく。是非、自分の作りたいものに合わせて利用してみてくださいね。
SIGHT SITE STUDIO
住所:東京都中央区日本橋横山町5-13 1F MIDORI.so Bakuroyokoyama内
営業時間:10:00~18:00 ※プランによって異なるため、WEBサイトをご確認ください。
オープンスタジオ:https://peatix.com/event/3277840
URL:https://midori.so/archives/4838
Instagram:https://www.instagram.com/sightsite_studio/
SURUTOCO
早稲田に工房を構える「SURUTOCO」は、孔版印刷に特化した大阪の印刷会社「JAM」が運営するシルクスクリーンの遊び場です。
データもしくは紙原稿からシルクスクリーンの版を作成してくれます。来店してからその場で原稿を描いてもOKだそう。お店でオリジナルのデザインを製版し、紙や布にその場で印刷することができます。
SURUTOCOで注目したいのがこちらのインク。はじめての方でも使いやすいシルクスクリーンインクをコンセプトに、ターナー色彩株式会社とインクを共同開発したそう。少しずつ色を作って、現在全28色あるそうですよ。綿や麻などの天然繊維以外にポリエステルにも対応。もちろん布以外に紙にも印刷できます。是非色々な作品作りに活用してみては?
SURUTOCO
住所:東京都豊島区高田1-16-11
営業時間:10:30〜18:30
定休日:水曜日
URL:https://www.surutoco.jam-p.com/
Instagram:https://www.instagram.com/surutoco/
HANDo
吉祥寺にお店を構える「HANDo」。haconiwaでもこれまで「ART BOOK TRIAL」というイベントについてご紹介してきましたが、HANDoはシルクスクリーンと製本機がある“ものつくり”コミュニティスペースです。
HANDoでは「Tシャツくん」というアイテムを用いて版を作り、紙や布製品へのシルクスクリーンプリントが体験できます。作業に必要な道具類はすべて揃っているので、どなたでも気軽に印刷体験ができます。(プリントだけをしたい人には版づくりをお願いするサービスもあります。)
シルクスクリーンの作品例がこちら。シルクスクリーン印刷の知識などなくても、簡単にオリジナル印刷が出来るのが嬉しいです!
また、シルクスクリーンのほかに、製本機や断裁機の用意があり、本やZINE作りも出来るそうなので、興味がある方はそちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
HANDo
住所:東京都武蔵野市御殿山1-6-4
営業時間:10:00~16:00(受付は15:00まで)
定休日:第一・第三土曜日、日祭日
URL:https://www.hando-horizon.com/
Instagram:https://www.instagram.com/hando__gallery
Hand Saw Press
リソグラフの印刷機と木工の工具(のこぎり)がある西小山のスタジオ「Hand Saw Press」。haconiwaでも以前詳しくご紹介したことがありますが、リソグラフ印刷を体験できるスタジオです。
Hand Saw Pressのスタジオは週5日程度オープンしています。オープン日には、予約印刷で誰でも印刷を体験することができるので、WEBサイトのカレンダーを確認して、足を運んでみてください。
西小山のスタジオは、建築、料理、インテリア、イラストとユニークな分野のメンバーで共同運営しています。リソグラフを使った本やZINEの出版、イベントやワークショップの企画、建築やデザイン、料理まで、スタジオと道具を街に開き、いろいろな人と共創し、活動しているスタジオです。
またHand Saw Pressと、吉祥寺のHANDoがコラボした、手作りで本を作るオープンアトリエ型ワークショップ「Hand Saw Press × HANDo ART BOOK TRIAL 2022」が今年も8月末頃〜開催予定だそうなので、興味のある方はこちらも是非チェックしてくださいね。
Hand Saw Press
住所:東京都品川区荏原6丁目1-4-1F
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休(カレンダーをご確認ください。)
URL:https://handsawpresstokyo.com/index.html
Instagram:https://www.instagram.com/handsawpress/
アサヒヤ
三軒茶屋に工房を構える「アサヒヤ」はシルクスクリーン印刷や刺しゅうなどでオリジナルのTシャツ・トートバッグなどのモノづくりができる体験型のお店です。
アサヒヤの「D.I.Y シルクスクリーン印刷」では、TシャツやロンTに印刷をすることが可能。店内で製版してくれるので、その日に自身でシルクスクリーンプリントを行い、当日中に持ち帰ることができます。
シルクスクリーン印刷の他にも、刺繍、タフティング、パッド印刷、リソプリントなど様々なものづくり体験が出来るスタジオです。また、随時アーティスト/作家/クリエイターの作品を展示販売もしており、アーティストが制作したシルクスクリーンを使って、お好きなTシャツに印刷することも出来るんだとか…!
WEBから予約可能なものと、お店で直接問い合わせが必要なものがあるので、気になる方は公式サイトをご確認くださいね。
アサヒヤ
住所:東京都 世田谷区 太子堂 5丁目-16-8村野ビル1F
営業時間:12:00~20:30
定休日:月曜日
URL:https://www.asahiya.press/
Instagram:https://www.instagram.com/asahiya.press/
おうちでも簡単にシルクスクリーン印刷が出来るキット
ここまで、東京都内の印刷工房をご紹介してきましたが、おうちでも簡単にシルクスクリーン印刷が出来ちゃうキットがあるんです!なかなかお出かけするのは難しい〜という方や、好きなだけ自分でシルクスクリーン印刷をしたいという方におすすめですよ。
SURIMACCA
ブロックのようにつなぎ合わせて使う、新しいシルクスクリーンフレームのキット「SURIMACCA(スリマッカ)」。誰でも簡単にシルクスクリーンができる、大阪の印刷会社「JAM」オリジナルのシルクスクリーンキットです。
SURIMACCAセットひとつで、ワンポイントの印刷から、Tシャツやトートバッグなど少し面積の大きな印刷まで、さまざまなサイズのフレームが作れます(JAMの製版サービスでXS~Lサイズまで対応)。最低限の道具と設備で始められるので、ご自宅でのオリジナルグッズの制作にもおすすめです。
こんな感じのオリジナルグッズが作れるそうですよ!自分でできるか不安…。と感じた方も大丈夫です!初心者でもわかりやすい使い方の動画が公開されているので、これを見ながら是非おうちでシルクスクリーン印刷をしてみては?
SURIMACCA
価格:SURIMACCAセット 4,840円(税込)〜
URL:https://jam-p.com/?pid=99694151
Tシャツくん
1988年発売の超ロングセラー商品「Tシャツくん」。プロの印刷手法とされていたシルクスクリーンを、個人でもビジネスや趣味に活用できるように設計されたキットです。
副業・小商い時代を背景に2022年7月に34年目で初の大幅なリニューアルモデルが発売されたそう。
スクリーンやインクなどスクリーン版作成とプリントに必要なものがすべて入っているので、届いたその日から直ぐにシルクスクリーンプリントが楽しめます。好きな場所で、必要な時に、必要な分だけ印刷できる、だから無駄もでないエコフレンドリーなアイテムです。
独自開発の専用フレームは誰でも簡単にスクリーン張りができ、プリントをきれいに仕上げる工夫がされています。エントリーモデルの「Tシャツくんミドル」、プリント面積が大きいビジネス向けの「Tシャツくんワイド」、ワンポイント、ポストカードの印刷に最適なライトモデルの「Tシャツくんジュニア」があるので、作りたいものに合わせてチョイスしてみてくださいね。
Tシャツくん
価格:
Tシャツくんミドル 39,600 円(税込)
Tシャツくんジュニア 15,180円(税込)
Tシャツくんワイド 74,580円(税込)
URL:https://www.webshop.hando-horizon.com/SHOP/330200/list.html
いかがでしたか?
東京でシルクスクリーン&リソグラフが体験できる工房と、おうちで簡単にシルクスクリーン印刷が体験できるキットをご紹介しました。夏休みシーズン、家族や友達、子供と一緒にオリジナルグッズを作ってみるのもいいですね!是非気になった工房をチェックしてくださいね〜!
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