DESIGN クリエイティブなモノ・コト
一度は泊まってみたい!旅の目的地になる、アートな宿・ホテル16選

こんにちは。haconiwa編集部 モリサワです。
旅に出るからには、ステキな宿泊先に泊まってみたいと思いませんか?今回は、haconiwaがステキだと思う日本全国の「アートな宿泊先」を集めてみました。アートが館内や客室で楽しめるホテルから、ホテル自体がアートな宿、ホテルがある敷地内でアートが楽しめる場所まで、盛りだくさんにご紹介します!
BnA_WALL(東京)
東京・日本橋にある「BnA_WALL」は、「Play」「Work」「Life」「Creation」と幅のある活動全体を通して、再開発が進む日本橋の新たなカルチャーのハブとなる場所を目指した、オルタナティブホテル。
かつて西陣織の商社の東京本社ビルとして使用されていた建築を生かし、YOSHIROTTENやカワムラユキら日本を代表する気鋭のアーティスト、アートディレクター23組と共に宿泊型アート作品として26部屋が制作されました。
客室となるアートルームは、それぞれのアーティストごとに全く異なる空間作品を展開。単に完成した客室に作品を展示するのではなく、空間そのものを1からアーティストと制作するアプローチを実現しています。床・壁・天井の形や素材、色を選ぶところから始まり、展示する作品、家具やカーテン、小物など、細部までアーティストと共に世界観を作り上げていくため、設計開始から完成まで2年を要する壮大なアートプロジェクトが展開されたのだそう。
ホテル内には、宿泊者以外も利用可能なバー・スペースを併設したロビーラウンジも。定期的に塗り替えられる大型壁画「WALL」や、地下にはアーティストが工房として活用できる「Factory」もあるので、普段では覗くことができないアートが生まれる瞬間に立ち会うことも!?
バー・スペースでは、不定期でイベントも開催中。イベント情報は、随時BnA_WALLの公式InstagramなどのSNSで更新されるので、気になった方はチェックしてみてね~。
HP:https://bnawall.com/
Instagram:https://www.instagram.com/bna_wall/
客室数:26室
所在地:東京都中央区日本橋大伝馬町1-1
アクセス:東京駅から電車で15分、車で5分
KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS(東京)

東京・浅草エリアにある「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」は、コンテンポラリーアートを公開保管するアートストレージ(収蔵庫)を併設するリノベーションホテル。2020 年7月に築56年(1966年築)の地下1階・地上6階建ての倉庫ビルを再生し開業した、アートとホテルが融合したコンテンポラリーアートの新拠点になっています。

ホテル内には、アートストレージを身近に感じられるスペースとして、宿泊者以外でも利用できるバーラウンジや宿泊者専用ラウンジも併設。
8区画あるアート作品を公開保管する収蔵庫では、日本を代表するアートギャラリーの絵画や彫刻、工芸などの作品をアートストレージとして展示しています。また、こちらのホテルで2年に1度開催されている、才能あるアーティストを発掘することを目的とした「KAIKA TOKYO AWARD」で選ばれた作品も鑑賞することができます。

ゲストルームの種類は11タイプ。さまざまな旅のスタイルに合わせた、定員2~6名までの客室が、なんと、73室もあります。こちらは、ツインベッドとシングルのソファベッド2台が設置されている「SUPERIOR 4」。シンプルでかっこいいですよね~。ゆったりとした空間は、長期滞在の方にもおすすめ。ぜひ、ホテル内でのんびりとアートを体感してみてはいかがでしょうか。
HP:https://www.thesharehotels.com/kaika/
Instagram:https://www.instagram.com/kaika.thesharehotels/
客室数:73室
所在地:東京都墨田区本所2-16-5
アクセス:都営浅草線「浅草駅」徒歩8分 「本所吾妻橋駅」徒歩9分、都営大江戸線「蔵前駅」徒歩9分
白井屋ホテル/SHIROIYA HOTEL(群馬)

「白井屋ホテル/SHIROIYA HOTEL」は、群馬県前橋市に古くからあるホテルをリノベーションして作られた、「建築」「アート」「食文化」を楽しむホテル。「前橋のまちなかを活性化したい」という思いに建築家の藤本壮介氏をはじめ、国内外のクリエイターが集結。かつて絹産業でイノベーションを興し日本近代化の先駆けとなった前橋で、300年以上の歴史ある「白井屋旅館」の跡地に、暮らす人と訪れる人が集い、交流するリビングルームのような新たな発信の場として、2020年12月にオープンしました。
敷地には、旧白井屋の建物を大胆にリノベーションしたヘリテージタワーと、地元を流れる利根川の旧河川の土手をイメージして新築されたグリーンタワーの2棟が建っていて、段差を取り入れたランドスケープが印象的!新館にある丘のアイデアは、計画中に藤本壮介氏が手がけた前橋市内の広瀬川沿いに移設された岡本太郎の太陽の鐘がきっかけとなって生まれたのだとか。

ヘリテージタワーの4階までの吹き抜けには、金沢21世紀美術館の常設作品や森美術館の展覧会などでも話題のレアンドロ・エルリッヒによる幻想的な光を用いた「Lighting Pipes(ライティング・パイプ)」をはじめ、さまざまなアート作品が点在しています。
なんと、建物の中には旧白井屋の最後の女将さんが愛用した緑色の壁の茶室「春月(しゅんげつ)」を移築した空間もあるのだそう。隣には「真茶亭」という新素材研究所が設計した週末だけ営業のバーも。敷地内には3つの異なるタイプのサウナもあり、おすすめなんだとか。アート好きの方はもちろん建築好きの人も、こうして建物内をいろいろと探検してみるだけでもワクワク感がありますよね。

各客室には、それぞれ異なるアート作品が展示されています。気に入った部屋に繰り返し泊まるのもおすすめですが、毎回異なる空間に泊まることもできるので思わずリピートしてしまいそう。
もちろん、食においても、上州の食材を使ったメインダイニングとオールデイダイニングやラウンジ、ベーカリー、パティスリー、カフェなど充実しているので、1人旅からご家族での滞在まで幅広くホテルライフが楽しめそうです。
HP:https://www.shiroiya.com/
Instagram:https://www.instagram.com/shiroiyahotel/
客室数:25室(ヘリテージタワー:17室、グリーンタワー:8室)
所在地:群馬県前橋市本町2-2-15
アクセス: JR両毛線 前橋駅より徒歩で約15分 / タクシーで約5分
板室温泉 大黒屋(栃木)
栃木県那須塩原市で創業471年を誇る老舗温泉旅館「板室温泉 大黒屋」は、保養とアートの宿。広大な敷地の中には、美術館や温泉、庭園喫茶、器の展示室、図書館などの施設があります。
中でも保養としてかかせないお風呂は、古くから下野の薬湯として親しまれてきた板室の温泉で、ゆっくり浸かれる40℃前後のやさしいぬるめのお湯になっています。館内では、那珂川のせせらぎを聞きながら入る「露天の湯」、太陽光をいっぱいに浴びながら入る「たいようの湯」、やわらかい桧の香りをいっぱいに感じられる「ひのきの湯」と、源泉掛け流しの温泉が楽しめるのだそう。ついつい長湯してしまいそうですね。

こちらのお宿では、さまざまな場所でアートを堪能することができるのも魅力のひとつ。館内で定期的にアート作品を入れ替えている「大黒屋サロン」の他、広い敷地の中には「しえんギャラリー」やアーティスト・菅 木志雄氏の作品を展示した「菅 木志雄 倉庫美術館」も併設されています。
菅 木志雄 倉庫美術館の鑑賞は予約制ですが、毎朝10時から菅氏が制作した5つの庭のインスタレーションも含めた鑑賞ツアーもあるのだそう。
また客室は、すべて南向き。食事は季節の料理をお部屋のテーブルでいただけ、床暖房まで完備されていて至れり尽くせり!自然の温もりを感じるようなステキなお部屋で、のんびりと過ごせそうですよね~。お部屋の種類も豊富なのでぜひWEBページでチェックしてみてくださいね。
HP:http://www.itamuro-daikokuya.com/
Instagram:https://www.instagram.com/daikokuya_itamuro_onsen/
客室数:31室
所在地:栃木県那須塩原市板室856
アクセス:http://www.itamuro-daikokuya.com/access/
JR「那須塩原駅」バス50分・送迎タクシー30分、JR「黒磯駅」バス35分
東北道黒磯板室I.C. より約17km
アートビオトープ那須(栃木)
栃木県那須郡にある「アートビオトープ 那須」は、自然と融合するリゾートという「二期倶楽部」(1986年~2017年)の思想を受け継ぎ、二期倶楽部創業者である北山ひとみ氏のプロデュースにより、2007年に誕生したカルチャーリゾート。アートをテーマに人々が集い、交感し合いコロニーを形成していく苗床となることを願って「アートビオトープ」と名付けられました。
長期滞在にも適したシンプルな客室と本格的な設備を備えたガラスと陶芸スタジオ、ギャラリー&カフからなるレジデンス棟エリアと、文庫本を集めたライブラリーラウンジや日本を代表する工芸家のアート作品が展示されているスイートヴィラエリアがあります。
こちらは、レジデンスエリアに隣接する、絶景スポットとして人気の「水庭」。世界的に有名な建築家・石上純也氏が手掛けたボタニカルガーデンです。綿密な設計により318本の樹木、160個の池がモザイクのように配置、再構成されています。せせらぎの音を聞きながら、大小さまざまな石を進みながら散策するだけで気持ちよさそうですよね。
樹木がシーズンごとに色や表情を変えるので、リピーターも多いのだそう。宿泊者は水庭を自由に見学ができ、スイートヴィラの客室内にはガイドブックも完備。また説明を聞きたい方のために、、スイートヴィラ宿泊者には無料で参加できる水庭ツアーも(要予約)ありますよ。ガイドが15分、自由散策約40分と、思う存分満喫できる機会が用意されているのはうれしいですね。
アートビオトープ那須では水庭の他にも、アーティストの作品がいたるところに飾られていて、なかでもレストランμ前に設置された彫刻家・故、掛井五郎氏のブロンズ作品やライブラリーラウンジの入り口に設置された現代美術家・陶芸家の近藤高弘氏が手掛けた陶壁も見どころです。
長期滞在にも適したレジデンスは、白を基調としたゲストルーム。シンプルで落ち着いた空間がステキですね。窓の外には豊かな那須の自然が広がっているので、森の中のゆったりとした時間を感じながら過ごせます。なんと、ベッドはシモンズ社製!上質なベッドでゆっくりとくつろげるのも魅力的ですね。
もっとお部屋時間を満喫したいという方には、奥行3メートルの大きなテラスを持つ完全独立型の14棟15室のスイートヴィラもおすすめですよ~。自然とアートを満喫しに思い切って那須まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
HP:https://www.artbiotop.jp/
客室数:レジデンス15室、スイートヴィラ15室
所在地:栃木県那須郡那須町高久乙道上2294-3
アクセス:那須塩原駅より車で30分(無料シャトルバスあり)
東北自動車道那須ICより車で20分
ホテルキーフォレスト北杜(山梨)
「ホテルキーフォレスト北杜」は、斬新で前衛的な建築と、アートを軸に様々なアクティビティが楽しめるプレミアムデザインホテル。アートを中心に、八ヶ岳の雄大な自然の中でのリラクゼーションやスポーツ、グルメが楽しめる「小淵沢アートアンドウエルネス」内にあります。ホテル内には、豊かな森を感じながらくつろげるバーや山々を眺められる屋上テラスもありリラックスした時間を過ごすことができます。

宿泊者は滞在期間中、併設の「中村キース・ヘリング美術館」に無料で入館ができ、ホテル館内で実施されている、シーズンごとにテーマの異なる企画展も楽しめます。ミュージアムコレクションやさまざまなアーティストの作品をゆっくり鑑賞できるのもいいですね。
お部屋は、自然素材の温もりと外からの光が入る解放感がステキ!八ヶ岳南麓が縄文時代の中心地だったという説があるそうで、6室ある客室は、ウヲセ(光)やカセ(空)など、縄文の言語だったと言われている「ヲシテ文献」に書かれた自然を表す言葉から名付けらています。それぞれのテーマをかみしめながらお部屋での時間を楽しむのも◎
朝食は、ホテルキーフォレスト北杜 1階のカフェバー「中村ウィスキーサルーン」でとることができる他、敷地内では、宿泊者が利用できる貸切露天風呂、「カントリーレストラン キースプリング」にて、ホテルゲスト限定のコース料理などを堪能することもできますよ。自然を満喫しながらのさまざまなアクティビティは、日ごろの疲れが吹き飛びそうです。気になった方はWEBページをチェックしてみてくださいね。
HP:https://www.kob-art.com/hotel/
Instagram:https://www.instagram.com/keyforesthotel/
客室数:6室
所在地:山梨県北杜市小淵沢町10248-16
アクセス: 小淵沢インターから車で約5分、JR小淵沢駅からバスで6分
光の館(新潟)
新潟県十日町市にある「光の館 – House of Light」は、光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品として2000年に開催された、第1回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」で生まれた実験的な作品。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃(いんえいらいさん)」の中からインスピレーションし、伝統的な日本家屋における親密な光に、自らが制作してきた光の作品を融合させることに着想。滞在する中で体験できる、瞑想のためのゲストハウスとして構想されたのだそう。
こちらは、光ファイバーによる照明が印象的な浴室。夜には光ファイバーにより水中には光が満たされ、湯船に身体を浸すことで“光”にさわることが出来るのだそう。朝は、ガラス戸の向こうに木々が見え、戸を開け放てば森の中での入浴気分も味わえます。昼と夜で印象がかわる浴室はぜひ体験してみたいですよね!
2階は、12.5畳のアウトサイドイン。屋根がスライドし、開かれた天井から“空”を見ることが出来るそう。広々とした回廊からは信濃川から越後三山や遠くの山々が見渡せ、四季の移り変わりを間近に感じることが出来ます。 6畳和室、キッチンもついていますよ。
また「光の館 – House of Light」宿泊でのご利用だけでなく、日中のみ会議利用予約も可能。 個性的な建物の中で感じる「昼と夜」、「東洋と西洋」、「伝統と近代」を五感を使って楽しんでみてはいかがでしょうか。
HP:https://hikarinoyakata.com/
客室数:3室
所在地:新潟県十日町市上野甲2891
アクセス:ほくほく線十日町駅から車で15分
香林居(石川)
「香林居(こうりんきょ)」は、石川県金沢市の中心市街地、香林坊(こうりんぼう)にある蒸溜所併設のブティックホテル。九谷焼をはじめ、古くから世界の工芸品を扱うギャラリー「眞美堂」のビルを改装し、フルリノベーション。もとの建築にある特徴的なアーチをモチーフにした内装と空間演出が、アートな感性を刺激してくれます。
“香林坊”という地名が還俗し薬商を営んだ僧侶の名に由来していることから、ホテルのコンセプトは、「新しい金沢時間を処方する」。東洋世界における美の在り方の処方を試みる空間として、宿泊、飲食、処方体験ができる場を提供しています。
ホテルに入ると1Fエントランスには、蒸溜設備が!蒸溜設備では、白山の水と森林素材を使用した精油の精製をしているのだそう。蒸溜で精製された芳香蒸溜水は、10Fにあるルーフトップサウナ&バスで熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるロウリュにも活用されているのだとか。
また、ホテル内には、光や音が遮断された空間で浮遊する深い瞑想状態を体験することの出来る「アイソレーションタンク」も導入されていて、施設を利用するだけで、心身ともにリラックスした時間が過ごせそう~。
お部屋は、このようにアーチのモチーフがポイントとなったハイセンスなインテリアでありながら、色味を抑えたシンプルで落ち着く空間に。こちらのハイフロアスイートにはサウナも完備されているので、プライベートな時間が満喫できそうですね。また「mitosaya 薬草園蒸留所」と開発した、石川県・白山のクロモジを原材料に使用した香林居オリジナルのオー・ド・ビィー「IROMOJI」を1Fのショップにて販売。爽やかで透明感のある香りを楽しめますよ。
ホテルの半地下空間では、宿泊者が利用できる東洋医学思想をベースとした朝餐(チョウサン)がいたただけるタイワニーズ・キュイジーヌ「karch(カーチ)」も。金沢観光の際には、香林居の「宿泊、飲食、処方体験」をしてみてはいかがでしょうか。
HP:https://www.korinkyo.com/
Instagram:https://www.instagram.com/korinkyo_kanazawa/
客室数:18室
所在地:石川県金沢市片町1-1-31
アクセス:JR金沢駅から車で約10分
香林坊バス停から徒歩約3分
エースホテル京都(京都)

エースホテル京都は、旅行者やコミュニティと結びついた、これまでになかった形式のアートや西洋と東洋のカルチャーが融合したライフスタイルホテル。海外では、1999年米国シアトルで若いクリエイター集団によってスタートして以来、アメリカに7店、カナダに1店、そしてオーストラリアに1店舗を展開。エースホテル京都は、2020年6月にアジア初出店として、京都の「新風館」内にオープンしました。
ホテルのコンセプトは「East Meets West」。建築家・隈研吾氏やコミューンデザインとのコラボレーションで誕生した空間は、アートや音楽を軸に、日本とアメリカ西海岸のアーティストや職人によるクラフト、自然、地域の素材、カスタムアートなど、アイデアと伝統がバランスよく融合されています。

こちらは、広く開かれたロビースペース。椅子とテーブルが並び、Wi-Fiや電源が自由に使えます。建築や内装デザインがステキなので、館内を周りながら思わずカメラのシャッターを押したくなってしまいそうです。
また、ロビーフロア1階には月替わりのギャラリーも。2022年9月末までは、日本画の確かな技術を活かし、色鮮やかなカメレオンの点描画などが魅力の樋口新さんの作品が楽しめるそうですよ。

全客室には、今年の10月で100歳を迎え現在もなお活躍する日本を代表する染色アーティスト・柚木沙弥郎氏による作品が飾られ、ペンドルトン社のオリジナル・ベッドブランケットなど、エースホテルならではのインテリアで構成されています。気軽に音楽も楽しめるよう、全室にTivoli社製ラジオが置かれているのだとか。
何げない場所にもアートがあふれているエースホテル京都。レストランやバー、カフェも併設されていて利便性も抜群。京都を訪れる予定のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね~。
HP:https://jp.acehotel.com/kyoto/
Instagram:https://www.instagram.com/acehotel/
公式LINE : https://lin.ee/t2Y6HcB
客室数:213室
所在地:京都府京都市中京区車屋町245-2
アクセス:地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅南改札口直結
京都駅よりホテルまで、車で約10分
node hotel(京都)
京都の中心地、四条西洞院にある「アートコレクターの住まい」をコンセプトにしたホテル「node hotel(ノードホテル)」。非日常の贅沢ではなく、理想の暮らしを体験する場所として、シンプルな佇まいの中に、存在感のあるアートや家具、装飾品が調和する洗練された空間を演出しています。
ホテルの名前にもある“node”とは、結節点。国内外から訪れる旅行者、地域の方々との交流を図るコミュニティや「人と人」、「文化と文化」が触れ合う機会を創り出し、地域とともに、その街の資産となる場を目指しているのだそう。
こちらはホテルの玄関ともいえる個性的な佇まいのレセプション。1Fパブリックスペースでは、アートやデザイン、ファッション、音楽をテーマに、定期的に展示会やイベントを実施。積極的にカルチャーを発信しているのだそう。
ちなみに、現在は1階ロビー(レストラン)にてフランスの建築家・デザイナーであるジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé, 1901–1984)の家具・資料を7月17日から10月16日まで展示中ですよ。
そして気になる客室は、グレーを基調とした落ち着いたトーン。現代アートも展示されていて、クラシカルな中にもモダンな雰囲気のあるスペースになっています。重厚感のあるオリジナル家具は、木材はじめ大理石やアイアンなどひとつひとつ素材の質感にこだわり、海外の現地職人によるハンドメイド。こちらのジュニアスイートタイプは、まるで絵画のよう。かっこいいですよね!
また客室には、快適性を兼ね備えたファブリック、アメニティ、ルームウェアも用意されています。10m2のシングルタイプから、50m2超のジュニアスイートタイプまで、さまざまなシチュエーションに合わせたニーズに対応しているので、京都で心地よい異空間を体験したい方には、ぜひおすすめの宿です!
HP:https://nodehotel.com/
Instagram:https://www.instagram.com/nodehotel.kyoto/
客室数:25室
所在地:京都市中京区四条西洞院上ル蟷螂山町461
アクセス:阪急京都線「烏丸」駅 24 番出口より徒歩約6分
京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅 2 番出口より徒歩約6分
KAGANHOTEL-河岸ホテル-(京都)
「KAGANHOTEL-河岸ホテル-」は、京都中央卸売市場にある青果卸女子寮を改装して作られたアートホテル。アーティストが住み、制作活動の拠点にできる宿泊施設です。もちろんアーティストだけではなく、職業問わずさまざまな方がホテル・ホステルとしての宿泊もできるので、アートコレクターになった気分で、非日常が味わえるような宿泊体験ができます。
地下1Fには気軽に作品を鑑賞できるギャラリーもあり、入居作家による作品をはじめ、ホテルがセレクトした作品が展示されています。実際に作家さんと会えることもあるそうですよ。ホテル内には他にもカフェギャラリーや収録スタジオ、室内で楽しめるワークショップボックスもあるので、泊まるだけでたくさんの刺激がもらえそう~。
KAGANHOTEL-河岸ホテル-では、ユニークな宿泊プラン「アートを選べる宿泊プラン」も登場!5室限定のゲストが、ホテルフロントのギャラリーにある作品の中から好きなものを選び、客室内に設けられた展示空間に飾ることで一晩じっくりとアート鑑賞を楽しむことができるんだとか。ご家族やお友だちと、身近にアートを楽しめるのもこの施設ならでは。選んだ作品と過ごす時間はきっと心に残りますよね。
客室は、自然光が入る広々をしたスタイリッシュな空間。ベットカバーもかわいいですね。ベットはツインとトリプルから選べるのでカップルやファミリー、お友だちと、幅広く利用することができそう。
また、ホテル内にはアーティストやクリエーターが滞在するシングルベットと机だけのミニマルデザイン(トイレやシャワー、キッチンは共用)のフロアもあるので、一人で集中したい時などに利用してみるのもおすすめ。現在では、長期滞在にうれしい「20日以上宿泊で半額になるマンスリープラン」もあり、この秋からは「定額(15万円/2年)で平日泊まり放題プラン」も開始される予定なのだそう。
他にもさまざまなプランやオプションが目白押しなので、アーティストやクリエーターさんも必見です!詳しくはWEBページを隅々までチェックしてみてくださいね。
HP:https://kaganhotel.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kaganhotel/
客室数:14室
所在地:京都府京都市下京区朱雀宝蔵町99
アクセス:JR 山陰線 梅小路京都西駅より徒歩5分、丹波口駅より徒歩10分
京都市バス 梅小路公園・京都鉄道博物館前バス停より徒歩7分
京都市バス 七条千本バス停より徒歩4分
HOTEL VISON(三重)
「HOTEL VISON」は、「すべては、いのちを喜ばせるために。」をテーマに、日本が誇る食や文化が集結する日本最大級の商業リゾート施設「VISON」の一部にある宿泊施設。 “身体と自然をつなぐ宿泊施設”をコンセプトに、建物には地元である三重県産木材を可能な限り使用した、資源の循環を意識した「木」のホテルです。プライベートな1棟独立型のヴィラ6棟、大きなテラスを持つ客室など5タイプ全155室のホテル棟からなる「HOTEL VISON」、1棟ごとに異なるコンセプトの4棟40室からなる「旅籠(はたご)ヴィソン」があります。
商業リゾート施設内には、くるみの木やミナ ペルホネン、陶芸家・内田鋼一によるミュージアムとギャラリーなど70店以上のさまざまな飲食店や温浴施設などもあり、施設内だけでも旅を満喫できます。また、近隣には伊勢神宮や熊野古道など日本有数の観光地があり、三重県観光の拠点としても便利なんです。
また、宿泊施設内にはHOTEL VISONのためだけに作られたアート作品を数多く展示。棟ごとに異なるアーティストの作品が楽しめます。ホテル内に展示されているアートは、至るところに点在しているのでWEBページを参考にゆっくり巡ってみるのもいいですね。
ゲストルームやパブリックスペースのモダンアート作品は、気に入ったら購入できるものもあるそうですよ~!
こちらは、プライベートテラスでプチグランピングも楽しめる、露天風呂付テラスツインルーム。周囲の自然と一体となった客室がシンプルでステキ!
木の温もり、山々の眺め、心地よいテラス……その上、アートも堪能できるなんて、のんびりと連泊したくなりますね。施設に関しての詳しい情報はぜひ、WEBページで確認してみてくださいね~。
HP:https://vison-hotels.com/
Instagram:https://www.instagram.com/vison_hotels/
客室数:ホテル棟 155室、ヴィラ棟 6棟、旅籠棟40室
所在地:三重県多気郡多気町ヴィソン672-1
アクセス:名古屋駅から約1.5時間・大阪難波駅から約2時間
中部国際空港から約2時間・関西国際空港から約3時間
A&Aリアムフジ(岡山)

「A&A」は、岡山市内の歴史文化ゾーンとその周辺に、世界的に活躍する現代美術アーティストと日本人建築家がタッグを組んで宿泊施設を作っていくプロジェクト。建物はすべて1棟建てのプライベートタイプとなっており、今後も増えていく予定なのだそう。
その中でも注目したいのは、「A&Aリアムフジ」。ニューヨークをベースに制作活動を行っているアーティスト、リアム・ギリックと、日本の建築設計事務所、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOによって誕生しました。

建物内は、岡山産の巨大なヒノキ集成材CLTを田の字に組んだフレームを建築の主要なマテリアルに起用した、シンプルながら立体的で複雑な空間となっていて、特別な時間を楽しむことができます。空もみえて気持ちが良さそう~。

木を基調とした個性のある空間を行き来することで、建物を思う存分体感することができますよ。建築好きの方はもちろん、インテリアやアート好きな方にもおすすめ。岡山からも、アクセスが便利なのがうれしいですよね。
HP:https://a-and-a.org/liam-fuji/
宿泊者数:最大2名
所在地:岡山市北区天神町9-2-1
アクセス:岡山駅から車(タクシー)で5分。
岡山駅から徒歩15分。
ウミトタ(香川)
「ウミトタ」は、自分のリズムやスタイルで、香川県にある豊島の素朴な自然を感じながら島に滞在できる、1棟貸しの宿。ディレクションはミナ ペルホネンの皆川明氏、設計はSIMPLICITYの緒方慎一郎氏が担当されています。
豊島は、古くから湧き水が豊富なことから稲作や農業が盛んな土地。「ウミトタ」という宿の名前は、目の前には瀬戸内海、南側には棚田があり、建物が海と棚田の間に位置することから名付けられたのだそう。
施設内には、南側の棚田や北側の瀬戸内海を結ぶテラス、海を眺める浴室、小さなライブラリーなど、季節や天候、目的に合わせて、1つの民家の中に居るような自分にとって心地よい場所を発見できるようになっていて、時期に応じて田植えや稲刈り、野菜の収穫などを体験したり、広いキッチンで調理を楽しんだりと、よりアクティブな滞在ができるのも魅力のひとつです。
こちらは見ているだけで気持ちが落ち着くような寝室。「暮らすように泊まる」というコンセプトが所々に散りばめられている宿の内装は、「ミナ ペルホネン」のファブリックが施され、選び抜かれたインテリアが特別な時間を演出しています。
そして夕食は、歩いてすぐの「海のレストラン」でイタリア料理の技法を活かした旬のコースがいただけますよ。瀬戸内海の魚介や自家菜園の野菜など、その日の旬の食材を堪能できます。朝は、「海のレストラン」からウミトタへ届けられます。スタッフと顔を合わせずに、朝食専用の扉から朝食を受け取ることができる心遣いがありがたいですね。
また、瀬戸内国際芸術祭でも知られる、豊島に点在するアート施設へ出かける際は、宿でご用意している自転車もあるので、ゆっくりと島を散策することもできますよ。次の旅はこちらの施設を拠点に、豊島のアートと島の空気を思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか~。
ウミトタ(香川)
HP:https://umitota.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/umitota.jp/
客室数:1棟貸し
所在地:香川県小豆郡土庄町豊島家浦423-2
アクセス:豊島 家浦港より徒歩15分
LOG(広島)
こちらは、広島県の尾道に昭和38年に集合住宅として建てられたアパート「新道アパート」を、インドの設計事務所「スタジオ・ムンバイ」が再構築した複合施設「LOG」。
LOGは、スタジオ・ムンバイがインド国外で初めて取り組んだプロジェクトで、自然素材や伝統的な技術を重視し、熟練の職人さんと手仕事で進める建築が特徴。“手の力”によるエネルギーを大切に手漉きの和紙など自然の素材を取り入れ、尾道の歴史や文化、自然・景観と調和のとれた温もりのある空間を作り出しました。
こちらは宿泊者のみが利用可能な尾道水道を望むライブラリー。スタジオ・ムンバイを主宰するビジョイ・ジェイン氏の書斎をイメージした空間になっていて、壁の色はイギリスのカラーアーティストのムイルネ・ケイト・ディニーン氏が制作したカラーレシピの中から、島の山々と繋がりがあるグリーンが選ばれたのだそう。ステキな色合いですよね~。施設内には他にもダイニングやカフェ&バー、ショップ、ギャラリー、ガーデンなど、さまざまな空間が楽しめます。
こちらは建物の3階部分に位置する客室。2タイプ6つの客室にはすべて縁側が設けられ、寝室の床、壁、天井には和紙が貼られています。壁は漆喰を採用。以前の敷地内にあった土壁や瓦なども施設の中で上手に再利用されているのだとか。どんな感触なのか、ついつい確かめてみたくなりそうですね。
また、スタジオ・ムンバイのオリジナル家具がカフェやダイニング、ライブラリーなどに配置されている。尾道の空気と建物に入る柔らかな光を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか~。
HP:https://l-og.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/log_onomichi/
客室数:6室
所在地:広島県尾道市東土堂町11-12
アクセス:JR尾道駅よりタクシーで5分、徒歩で15分
JR新尾道駅(新幹線 新尾道駅)よりタクシーで15分
COMICO ART HOUSE YUFUIN(大分)

2022 年7月1日に展示エリアを増築しグランドオープンした大分にある現代美術館「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」。2017 年の開館からちょうど今年で5 周年を迎えます。草間彌生さんや名和晃平さん、奈良美智さんなど7人の名だたるアーティストの作品46点が展示されています。
建築を手がけたのは、建築家の隈研吾さん。由布院の町並みに溶け込むように設計された本館と多面的で洗練されたイメージを形にした新館で構成され、光、水、風を感じられるような建築になっています。
その美術館の横にある1 棟貸しで1日1組限定の宿「COMICO ART HOUSE YUFUIN」。こちらも美術館同様に、由布院の風景に馴染む建物を隈研吾さんが手がけています。客室は全部で2棟。定員4名の2階建ての「土」と、定員2名の平屋には、「竹」という名前がつけられ、内湯と露天風呂、専用庭を備えています。

平屋の「竹」にある和室の天井は、薄い板を交互にくぐらせた、和風建築の伝統的な仕上げの「網代(あじろ)張り天井」を採用。音が主役の「聴竹(ちょうちく)の庭」を眺めることができます。竹の葉鳴りや大分川のせせらぎ、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させる、水琴窟(すいきんくつ)の繊細な水音を堪能できるのだそう。

「土」2階の寝室は、横長の大開口が魅力的。コーナーの柱(入隅構造柱)を細くすることで、由布岳から連なる山々の眺望を満喫できます。
COMICO ART HOUSE YUFUINでの滞在中は、無料で美術館へ入館することができます。アートや建築、温泉、そして湯布院の自然が一同に味わえるので、ぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
HP:https://camy.oita.jp/cahy/
Instagram:https://www.instagram.com/comicoarthouse1022/
宿泊:1 棟貸し1 日1組限定
所在地:大分県由布市湯布院町川上 2995-1
アクセス:JR 久大本線 由布院駅 徒歩約 15 分
気になる宿泊施設は見つかりましたか~?
ここでしか味わえないレアなアートとの出会いを求めて、出かけてみてはいかがでしょうか。
OTHER SERIES POST この連載のその他記事
NEWS 最新記事
PICK UP
注目記事
EXHIBITION
いまオススメの展示・イベント